「じゃぁ次、オケやろう」
「カイコのサビんとこもう一回」
「あのウジって曲、良いよねぇ」
「サナギです…」
そんな微笑ましいやり取りが何度もあったことは置いといて、
無事完成しました新曲「蛹 -サナギ- 」について書きます。
サナギと聞いて思い浮かべる姿…
夏休みの自由研究とかでモンシロチョウやらアゲハチョウを卵から、
もしくは幼虫から成虫まで見事飼育できた人なら容易に想像出来るかと思います。
“耐え忍んでいる”とか、“熟成している”と捉えれば良いのですが、
“じっと閉じこもっている”と捉えてしまうと、
我々人間にしてみればあまり良い印象は持てないかと思います。
僕自身、何度も身に覚えがあります。
思い描く未来を目指して進んでいたはずが、
大失敗したり、
ショッキングな事が起こったり、
理想と現実のギャップに唖然としてしまったり、
不意に足止めをくらって周りが見えなくなって、
気付けば部屋に閉じこもりがちになったり、
精神的にも心が閉じてしまう、といった感じです。
悩みに悩んで考えに考えてもやっぱり出口が見えなくて、
自分に自信が持てなくなってきたり、
他人のささやかな気遣いさえ煩わしく思えたり、
「頑張れ」という言葉に妙な違和感や憤りを感じてしまったり…
そもそも、今の社会そのものが閉鎖的になってしまっていて、
やる気さえも起きない、なんて事も実際あると思います。
けれど結局、そこから抜け出すには、
考えているだけでは駄目なんですよね。
蝶がサナギから羽化する時、
サナギの殻が勝手にポロポロと剥がれ落ちるわけではありません。
サナギの中の本体が動いて、自らの力で抜け出すのです。
僕らの場合も同じく、自分自身の行動力が必要不可欠です。
どんなに手助けがあろうとも、
最後は自分の力で殻をぶち破れなければ、
きっと納得出来ない結果になると思います。
だからと言って孤軍奮闘が良いというわけでもなく…
自分の事は自分が一番よく分かっているといっても、
自分一人の力では及ばない事、気付けない事は沢山あります。
先述した通り、閉じこもっている時は、
他人のささやかな気遣いさえ煩わしく思えたりもしますが、
その人は、自分の“死角”が見える位置にいる人でもあるんですよね、実は。
「おい!」
「なんだ?!」
「背中にミシン目が!」
「え、ウソ?!」
…みたいな(笑)
ん〜、まだリリースしてもいないのにやたらじっくり書いてしまった(笑)
まぁ、こんな気持ちを込めた曲ですってことでf(^_^;)