おおらかで、女性としても魅力的なAZUさんとの3回目のインタビュー。今回はAZUさんの大親友 日之内エミさんが書き下ろした 6月22日リリースの「トモダチ☆★」が出来上がるいきさつや、「異性との友達関係は成立するか」について本音トークをしてもらいました。また、AtoZでのAZUさん徹底解析もしちゃいました。
—— 6月22日リリースの「トモダチ☆★」はAZUさんの親友の日之内エミが、傷心のAZUさんの為に書き下ろしたナンバーなんですよね。
はい。この時、色々な別れが重なってしまったんです。
失恋したり、仕事関係でずっと信頼していたスタッフの移動があったり、デビューの時からずっと一緒にやっていた人がいなくなったり。そういう出来事が1日で重なっちゃったんです!
—— 1日で?!
そう!超キツかったです。その日、エミと一緒にご飯を食べに行った後、芸人さんや他のアーティストさんと深夜2時位までずっと飲んでいたんですね。それでその時に好きだった人からメールが来て、会いに行ったんだけど、結局フラレてしまって。それから朝、スタッフさんの移動とかを聞かされて、エミに「もう無理…。」みたいな感じで相談したら「そんなこともあるけど、大丈夫やから!」って、すごい励ましてくれたんです。でも、自分の中で気持ちがしっくりおさまらなくて。そしたら次の日、エミからメールが届いていて、見たらこの「トモダチ☆★」がほぼ完成に近い位の状態で送られてきていたんです。もう号泣でした!この曲をもらった時に、励まされたとか元気が出たというよりメッチャ気持ちがあたたかくなったんですよ。みんないなくなっても、自分の傍にいてくれる人はこんなにも愛情を持って近くにいてくれるんや!っていうのが分かりました。勿論移動というのは仕事だし、しようがないことなんだけど私的には独りぼっちにされたという気持ちになっちゃって。でもこうやって傍にいてくれる人達がいるんだから、そういう人達に応えて行かないとと思ったし、離れていってしまった人達にも頑張っている姿をみせていかないって考えて、次に目を向けることができました。
—— それでこれを作品としてリリースしようと思ったんですね。
たまたま音楽の仕事をしているというだけで、 私もエミも普通の女の子なんですよね。きっとそういうのは、他の誰にでも起こりうることだろうって思ったんです。他の女の子達にも共感してもらえるって。絶対同じようなことで悩んで泣いている子もいるし、それに対して何を言ってどう励ましてあげたらいいのか悩んでいる友達もいると思うんです。それならこの曲を聴いてもらいたいと思い、リリースすることにしました。
—— リアルっぽいではなく、リアルそのものですもんね。
そうなんですよね。本当にエミが言っていた言葉や想っていてくれる言葉が入っています。
—— リアルソングということで、レコーディングの時は泣けたりしませんでしたか?
終始泣いていました(笑)。まず、アレンジが出来た段階で泣いて、ラフミックスで泣いて。でもレコーディング中は案外和やかな感じでしたよ。冗談とか言い合って。エミをはじめとして、編曲のMANABOONやエンジニア、バイオリンをいれてくれた門脇さんもみんな同世代だったんですよ。たまたまだったんですけど、そんな同世代で出来上がりました。
でも、曲が仕上がった時はエミと一緒に泣きましたね。私が始め、泣いていたんですが「書いてくれてありがとう」って言ったらエミも号泣していました。
—— いやぁ、その話聞いて私までうるうるしちゃいましたよ!
でしょ!!
—— 歌詞でもっともAZUさんが胸に沁みた部分はどこですか?
しょっぱなの「同じ女の子」 っていうところがら号泣したんですよね、私(笑)。でも「彼氏のかわりにはなってあげられないけど」っていうところとか「人生はいつだって辛いことだらけで大人になればなるほどうまくいかない」っていうところとか鳥肌立ちました。これって女の子からじゃないと書けない歌詞だと思います。
—— 確かに女友達じゃないと成立しませんね。
そうそう。成立しない。
——「AZyoU」では「Candy Boy feat.日之内エミ 」ということで普段の「“大人”の女子トーク全開」なお二人をみせてくれましたが、ある意味、その曲も今回の曲も自分の本質的な部分を、さらけだしているわけじゃないですか。これって、本当に仲がよくないとうまれないですよね。
本当にそうだと思います。