2001年東京八王子にて“for better,for worse”という名で結成されたバンドは、ライヴ活動休止やメンバーチェンジを経て、名前も“グッドモーニングアメリカ”として生まれ変わった。その後、様々なイベントへの出演や、グッドモーニングアメリカ主催のライヴやV.A.リリースなど勢力的な活動で邁進する中、今年5月8日に1stフルアルバム『未来へのスパイラル』でメジャーデビュー! 破竹の勢いを持つグッドモーニングアメリカに、1stフルアルバムの仕上がりやソングライターである金廣真悟の理想とする音についてなど語ってもらった。
ー mFound初登場ということで、よろしくお願いします!
メンバー:よろしくお願いします!!
ー 実は残念ながらまだグッドモーニングアメリカのライヴを観ることが出来ていないのですが、あちこちのライヴハウスでポスターをよく見かけていてずっと気になっていました。
メンバー:嬉しいです。ありがとうございます!!
ー 自主企画フェスをはじめ、勢力的にライヴ活動をされていますよね。
金廣:やはりライヴは楽しいですし、お客さんも楽しんでくれている感じがするので、更に更にライヴをやりたくなってくるんですよ。
ー たなしんさんは、毎回ライヴのオープニングで何かをやっていると伺ったのですが。
たなしん:毎回やらせていただいています。小咄を(笑)。
メンバー:(笑)
たなしん:本当はSEです(笑)。自分で曲を歌っています。
ー 動画サイトで花嫁姿のたなしんさんを観ました(笑)。
ペギ:あーあれね(笑)
たなしん:やりましたね、花嫁(笑)。
ー 何故ああいうことをしようかと思ったのですか?
たなしん:対バン系のライヴの場合、自分達のお目当のバンドがライヴを終えると大抵ドリンクカウンターに行ってしまうじゃないですか。 特に自主イベントを始めた頃はお客さんの数自体も少なかったし。だからドリンク待ちしている人達にも「これからグッドモーニングアメリカのライヴが始まりますので観て下さい!観て下さい!」って、呼び込みをするのがきっかけで、それがどんどんエスカレートしていった感じです。
ー 今や恒例となっていますが、お客さんの反応は?
たなしん:最初は、「頭おかしい人がいる」みたいな反応だったけど(笑)、グッドモーニングアメリカでそういうことをやっているのを知ってくれている人達は「今回は何をやるんだろう?」って楽しみにしてくれているように感じています。
ー ペギさんは2008年から加入されていますが、金廣さんと渡邊さんとたなしんさんは高校の同級生なんですよね。
金廣:はい。ペギはグッドモーニングアメリカの前身バンドの時に、お互い違うバンドとして知り合いました。
ー for better, for worseですね。
金廣:そうです。音楽的には最初、英詞でパンクっぽいことをやっていたんですが最終的には日本語にしました。
ペギ:それと同時に僕は服を着ました(笑)
たなしん:僕以外ね(笑)
渡邊:そうそう(笑)
ー 何故グッドモーニングアメリカという名前にしようと?
金廣:“for better, for worse”というバンド名は覚えにくくて、よく綴りを間違われていたんです。サウンド面のことも含め一旦活動を休止していたんですが、再開する際にバンド名も、もっと覚え易く変えようということになって。で、バンド名を変える1週間位前に友達のバンドマンがサイドプロジェクトで“ザ・グッドモーニングアメリカ”というバンドを組もうと思っているという話を聞いて、その名前が何故かそれからずっと忘れられなかったんです。頭から離れないというか。それでその友達に名前をもらいました。
ー そして今回1stフルアルバム『未来へのスパイラル』でコロムビアジャパンよりメジャーデビュー! おめでとうございます!!!
メンバー全員:ありがとうございます!!
ー メジャーデビューするにあたり、気持ちの上で変化などありますか?
金廣:責任感は違います。メジャーになって関わる人がすごく多くなってきたし、僕たちが大きくなるための先行投資をしてくれているので、きちんと形として返したいです。
渡邊:バンドの目的は、自分達の音楽をより多くの人達へ届けることなのでインディーズとメジャーの違いで言えば、単純にメジャーの方が多くの人に聴いてもらうチャンスもあると思うんです。それにメジャーというフィールドは立ちたいと思っても誰もが立てるものではないので、僕たちの音楽が評価されたことによって、それがメジャーデビューに繋がったのはすごく嬉しいことです。
ペギ: 僕はあまり変わらないようにしたいと思っています。ただ感覚的にも「観られている」ということを意識するべきかなということは最近よく考えます。
ー というと?
ペギ:今迄は自分がやりたければやったし、言いたければ言った。まだどこかでそういう気持ちは持ちつつも、大人になるというか考慮することも大切だと感じていて。自分の言動への責任かもしれません。だから服、着ようってね(笑)。
たなしん:僕は逆に、より露出を増やしていきたいです。短パンの丈をもっと短くして…。
渡邊:それ以上短く出来ないでしょ!!
<一同爆笑>