今年5月にリリースしたメジャー2ndシングル『拝啓、ツラツストラ』がテレビアニメ「ドラゴンボール改」4月クールエンディングに起用されたことで、更にファン層が広まったグッドモーニングアメリカ。 10月22日にリリースの2ndアルバム『inトーキョーシティ』は疾走感と心地よさ、少しの切なさと新たな挑戦が、様々な風景を色濃く切り取る作品となり揃った。そんなアルバム作品のことを金廣真悟(Vo,G)に語ってもらった。
ー メジャー2ndアルバム『inトーキョーシティ』ですが、ストーリー性を感じたというか、ショートムービーのような映像が浮かぶ感じでした!
ありがとうございます!
ー 今回はタイトルからも汲み取れる通り、東京がテーマ?
いや、結果としてそうなった感じなんです。
ー あ、そうなんだ。
実は アルバム自体にコンセプトがなかったんです。 実際、“inトーキョーシティ”の歌詞は一番最後に出来たし。
ー それは思っていたのと違いました。
あ、本当でうか?
ー ええ。だって、先に言ってしまうと、 “inトーキョーシティ”で始まり、“スクランブル交差点”で終わる流れは、ひとつのコンセプトを感じるほどしっくり来ていたので。
嬉しいです。でも実際は違ってて(笑)。アルバムタイトルを何にしようかなと思っている中、色々な曲の歌詞を読み返していたら東京のことというか、自分が住んでる「東京」という街で起こったことや感じたことを歌っているなと感じたんです。その時点では “inトーキョーシティ”の歌詞も出来ていたので、当然「トーキョーシティ」という言葉も入っていて。そしたら自分の中で何か腑に落ちたんです。勿論他の案も色々出たんですが、一度自分の中で腑に落ちちゃっているし、勿論もっと良いものがあれば検討したかもしれないけど、やはり『inトーキョーシティ』以外考えられなくなっちゃって。しかも、言われたように “inトーキョーシティ”で始まって“スクランブル交差点”で終わる流れで一貫性も出るし、アルバムとして良いものになると思ったので、最終的にはやはり『inトーキョーシティ』にしました。
ー 東京タワーがCDジャケットやMVにも登場していますね。
最初のデモを作っている時、デモ1、2、3…くらいまでかな、東京タワーをロゴにしたようなものを当てはめていたんです。それで今回『inトーキョーシティー』というタイトルになったので、ビジュアル的にはやはり東京タワーを入れたいなと思いました。
ー 楽曲についてもいくつか伺いたいのですが、タイトルトラックの“in トーキョーシティ”の歌詞世界は、まさに金廣くんが得意とする表裏一体というか、物事を色々な側面から捉える面白さを描いていますね。
人間には3つ4つ5つと、色々な面があると思うんです。それも捉え方次第ではあるんですが、見る角度次第では何者にでもなれますよね。
ー ええ。
でも実は同じ人間。そういう矛盾ありきの中でどういう風に見られたいか…というより、どう在りたいか。最終的にはそこを歌えたらなと思ったんです。だから、自分がどう在りたいかとか、そこに向かって迷いながら生きていきましょうということを書きました。
ー ひとりの人間としてでもミュージシャンとしてでもよいんだけど、金廣くん自身としてはどう在りたい?
うーん…どう在りたいかとかを考えない自分になりたいです(笑)。
ー それは自然体でいたいということ?
そう。でもどうすればそう在れるのか分からない。ただ自然体でいられれば良いですね。それはミュージシャンとしても、ひとりの人間「金廣真悟」としても。
ー 前作『拝啓、ツラツストラ』のMVも問題定義するような作品でしたが、今回も結構…。
そうですね(笑)。
ー 個人的にはラーメン屋さんでのたなしんくんのシーンがかなりホラー的に怖かったです!
あのサングラスのシーンですよね。
ー そうそう!
あれは良く撮れていますよね!今回、演技が初だったのでその部分は少し大変だったかな。
ー なるほど。でもみんな演技派でした。
ありがとうございます(笑)。