今年バービーボーイズとして全国ツアー「Bcc:from BARBEE BOYS AD2010」で全国4ヶ所5公演を行い21年ぶりの日本武道館を大成功におさめた、そんな杏子のソロアルバム「Just」が7月21日にリリース。楽曲やレコーディング秘話、アートワークの話を中心に、福耳の話も伺いました。
album「Just」
—— 「Just」は、どういうところからこのタイトルをつけたのですか?
タイトルを決めなきゃいけない日に、何でかふっと「Just」って思いついたんです。でもあまりに突然思いついたのでスタッフとのミーティングで恐る恐る言ったら、結構みんなの反応もよろしくて…(笑)。まぁソロになってオリジナルアルバムがちょうど10枚目だったり、Justっていう響きも綺麗だしっていうのもありました。
—— 今迄杏子さんのCDジャケットって、色や動きを抑えたものが多かったですけど、今回は華やかなイメージですね。これはレスリー・キーさんが撮影されたんですよね。 撮影は いかがでしたか。
そう、レスリーに撮ってもらって。前作もレスリーだったので2年ぶりですね。
前作の「ENAMEL」の時は踊ったり歌ったり動きを出しながら撮ったんですけど、今回はある程度ポージングを決めたらそこでステイして、そこに風を送ってっていう感じで。色んな形のポージングとステイの繰り返しだったので結構筋肉痛になりました。
—— 動いているのかと思いました!
いや、これがキメで撮ったんですよー。ジャケットを女性のモード誌っぽく撮ろうっていうコンセプトがあって。そうなるとレスリーの思考がギアチェンジするというか、彼のイメージの中にある構図の中でポージング決めて。2年前の撮影の時はあんまりああして、こうしてって言わない人だったんですけど、今回はもうちょっとこの角度で。っていうこだわりがあったみたいなので何パターンも撮りましたね。
—— あと色も綺麗ですね。
そう!色、綺麗でしょ。この原色の色づかいは私にしては珍しいし。でもそういう部分をそうやって楽しんでもらえると嬉しい。
—— 作品の方はどんな仕上がりになっていますか。
カラフルというか、バリエーションに富んでいますね。
まずスタートしたポイントとしては、アルバム全体をどういう色にするかっていうよりは「私が好きな男性ミュージシャンに曲をオーダーするのであ〜る!」みたいなね(笑)。
それを決めて、どうかえってくるのかなぁって思ったら、本当にそれぞれの個性が立っていて、奇しくもジャケットがカラフルであるのと同じ位に中身も色々な音楽がカラフルに共存していますね。