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リリィ、さよなら。インタビュー


2月25日に1stアルバム『リリィ、さよなら。』をリリースした“リリィ、さよなら。”部屋の匂いや感情の揺れ動きまでリアルに感じる歌詞と、キャッチーでありながらも繊細さを持つメロディは自然発生的にファンの輪を広げていった。現在23歳のヒロキが描く世界はどういうところからくるのか。今アルバムのワンマンライヴも終わった4月某日、対バンライヴ当日のリハーサル終わりに東京・渋谷のカフェにてアルバムのことや、 “リリィ、さよなら。(ヒロキ)”の人物像について色々な話を訊いてみた。


ー 2月に1stミニアルバム『リリィ、さよなら。』をリリースされましたが、ファンの方の反応やご自身の手応えはいかがですか?

リリースをしてもTwitterのフォロアーさんとかはそんなに増えないだろうと思っていたんです。でもフラゲ日くらいから徐々に増え始めて、結局600人近く増えたんです。本当に有り難いですね。その後、リリース週の週末に初めてタワーレコードでインストアライヴを開催したんですが、タワーレコードのオレンジ色の袋って持っているだけでテンション上がるじゃないですか。


ー 分かります!

僕、あの袋には魔法がかかっていると思ってる位に好きなんです。だからサイン会の時にあの袋からみんなが僕のCDを取り出すのを観て、マネージャーに「許可が出たら泣くんですけど。」って言いました(笑)。


ー そしたら?

「駄目です!」って(笑)。


ー アハハ!ヒロキくんは結構涙もろい方?

そうですね。「もののけ姫」とか観ちゃうと命について考えすぎて、熱出して寝込んじゃうんですよ!


ー それもすごいね(笑)。

いつもみんなから、「考え過ぎだよ。」って言われているんです。まぁ結局それをこじらせすぎて曲を書いているんですが(笑)。


ー その強い感受性から生まれた楽曲に、涙したり胸弾ませている人たちが急増していますからね。

確かにワンマンライヴで初めて多くのファンの人たちを目の前にした時に、「うわぁ、僕の音楽はちゃんと届いているんだ。夢を与えている!」って、すごく思えました。


ー 私も3月21日に渋谷gee-ge.で開催されたワンマンライブを観させていただきました。すごい盛り上がりでしたよね!

ありがとうございます!ワンマンライヴというものが初めてだったので不安で、 すごいナーバスになって体調を崩しちゃったくらいだったんです。でも本当に沢山の人が来てくれたので、ホッとしました。熊本でも次の週(3月29日)にワンマンをしたんですが、地元は特に暖かいですね。すごく盛り上がりました。


ー 熊本では1stミニアルバムが品切れ続出だとか。

そうなんです!先日大学の卒業式があって、僕の相棒のベーシストが先に卒業して春から銀行員になるということで、卒業式のパーティーの夜にCDにサインを書いて渡そうと思っていたんです。そしたら全部売り切れてて!タワレコとか3店舗くらい回ったんですけど、さすがに自分のCDを自分で注文するのも変な話なので(笑)、ポメリィ(リリィ、さよなら。のキャラクター)のキーホルダーの裏にメッセージを書いて渡しました。


ー そもそも、ヒロキくんが歌を歌おうと思ったきっかけは?

中学三年生の頃に、十年以上続けてきたバイオリンが嫌になったからです。僕、小さい頃は真面目だったんです。この間も母親から「あんたは年齢を重ねる毎に精神年齢が退行していっている。」と言われました(笑)。


ー アハハ!でも元々音楽が大好きだったの?

家庭環境のせいというか、お陰というか。実はうち、母子家庭の時期が長かったんです。今は母も再婚して幸せなんですが、子どもの頃は毎晩家族が喧嘩する声が二階の僕の部屋まで聞こえてきて。僕はそれが嫌で、CDを買ってはボリュームを最大に上げてヘッドホンでずっと聴いていたんです。


ー あぁ、それはキツいね。

そんな状態だったので思春期の楽しみといえば、音楽を聴くこと位しかなかったし、お小遣いをコツコツ貯めていつもCDを買っていました。だから僕のCDだけで200枚位ありますもん。 僕が王道的に好きなMr.ChildrenやBUMP OF CHICKENは勿論ですが、洋楽だとジャニス・ジョップリンやエアロ・スミス、ビートルズ。女性シンガーソングライターだと鬼束ちひろさん、椎名林檎さん、宇多田ヒカルさん、矢井田瞳さん。その他色々聴きました。


 


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