ー そうなんですか!
お祭りの最後に花火が打上ったんですが、その花火が一番見え易い場所が本当に「道端」で(笑)。みんなで地べたに座って他愛のないことを話しながら、ずっと花火を観ていました。その花火が大きく開いて、でもすぐ消えちゃって。花火が終わればまたみんな別れてそれぞれの家に帰る。この時間もすぐに終わっちゃうんだろうなぁと思った時に、それでもこの繋がりはこれからもずっとこうありたいという想いが強く湧き出てきて、その気持ちをストレートに書きました。
ー 例えば実際、「大人になっても、みんな友だちでいようね。」みたいなことを、友だち同士で話したりはするの?
あまりそういうことは話したりしていないかも。普段は本当に他愛ないことばかりで、それこそ昨日の出来事だったり、くだらないことばかりで(笑)。
ー この曲は、一緒に花火を観に行った友だちに聴かせたりした?
全然していないです!密かに思っていたことなので。でもリリースしてどこかで聴いてくれたら嬉しいな。
ー それと今回、“好きなのに”みたいな、切ないラブソングもすごく新鮮に感じました。
確かにここまで恋愛に関して書いた歌詞は、今迄になかったかも。
ー ちょっと大人の雰囲気で。
そう(笑)。実はこの曲、元々デビュー前に制作をしていたんですが、今回このアルバムは誰かに想いを伝えたいというテーマでもあるので、この曲がぴったりだと思い、収録することにしました。
ー なるほど。
この曲の歌詞は、最初から設定を作って書いたんです。
ー じゃあ “Dear friend”みたいにリアルなことではなく、ひとつのストーリーとして書いたんですね。
そうです。自分の好きな漫画のワンシーンのシチュエーションを、自分なりに解釈して書きました。あと、「いつの間にか メールだけで繋がってるつもりになって」という歌詞は友だちの恋愛事情を少し参考に…(笑)。
ー おぉ!
でも結局、この歌に登場する女の子は私とすごく似ていると、書いていて感じてきたんです。