2005年に結成、エモ、ロック、メタルの要素を詰め込んだサウンドでアグレッシブなライブパフォーマンスを見せてきた彼らは 今年1月、「“残響リファレンス”TOUR~YOKOHAMA ARENA SPECIAL FINAL~」で、横浜アリーナ2DAYSを即日SOLD OUTさせた! 5月30日にその横浜アリーナを収録したLIVE DVD&Blu-rayがリリースされ、前週の23日には過去タイトルがiTunesにて配信スタートする。今回、このツアーのこと、そしてライブというものに対しての考え、『残響リファレンス』を含む、過去作品への想いなどをヴォーカルのTakaと、ギターのToruに聞いてみた。
ー 5月30日に、今年1月に横浜アリーナで行われたライブを収録したLIVE DVD&Blu-ray「“残響リファレンス”TOUR in YOKOHAMA ARENA」を発売しますが、観させていただきました。やばいです!! カッコいいですね!
Taka「ほんとですか、嬉しいです。」
Toru「ありがとうございます。」
ー 横浜アリーナ2DAYS、即日SOLDOUTで、24,000人動員というのは、すごいですね。
Taka「ありがたいです。」
ー あの2DAYSというのはどうでしたか?
Taka「やっぱり緊張しました。あれだけの人達が俺たちだけを観に来てくれるということ自体、驚きでしたし、その状況に少し圧倒はされました。実際、普通のライヴハウスとも規模が違いますし戸惑いもありましたが、でもいざ始まってみると楽しく出来ました。」
ー どういう部分が一番戸惑いましたか?
Taka「やっぱりデカさだよね。」
Toru「そうだね。」
Taka「あと、いいところを見せたいという空回り感もありました。それはどうしても出ちゃうというか。」
ー 例えば音の面で、ライブハウスとの違いというのは感じましたか?
Toru「それは感じました。でもそんなにメチャクチャやりづらいということはなかったです。」
ー 2DAYS終わって、メンバーと色々なことを話したりしましたか?
Taka「案外さっぱりしてたよね(笑)」
ー え、そうなんですか?(笑)
Taka「個人個人それぞれに考えることはあったと思います。僕も「あぁ、ここもっとこうしておけばよかった。」という後悔は沢山ありますが、それは次に繋げていきたいと思います。」
Toru「僕も実際ライブをやっていて、すごく気持ちよかったし、感動もしたし。でも終わってみて、まだまだ横浜アリーナより上を目指したいという気持ちもあるので、もっともっと頑張っていかなきゃあかんなと思いました。プレイは勿論ですが、もっと色々な見せ方が出来るようになりたいです。」
ー 観ている限りでは一曲目からぐいぐいオーディエンスを引っ張っていっている気がしましたが。
Taka「いや、僕らを待っていてくれたオーディエンスのお陰です。」
ー Tomoya、カッコいいドラム叩きますよね!
Taka「ドラム巧いですからね!」
ー あのキック、どうなっているんだろうって思いますもん。
Taka「ほんと、僕らも分からないです(笑)」
ー 昨年10月にリリースされた5thアルバム『残響リファレンス』をひっさげてのツアーということで、少しさかのぼりますが『残響リファレンス』のことも教えてください。あのアルバムはかなり産みの苦しみがあったということですが。
Taka「前アルバム『Nicheシンドローム』では、明確にツアーをやって次はこういうものを作りたいというビジョンがあったんですが、なかなかそれをどういった感覚で捉えて作品にすべきかを悩みました。」
ー イメージが具現化しなかったということですか?
Taka「そうです。曲のテイストもそうですし。ただ、全体的にテンポは落としたかったんです。」
ー テンポを落としたかった?
Taka「『Nicheシンドローム』のツアーで武道館をやらせてもらって、その時が全席指定席で椅子ありだったんです。そこにちゃんと届いているのか不安だったんです。基本的に僕らのライブはスタンディングでモッシュもあればダイヴもあるというスタンスですから。それに対して、武道館では椅子から立っている人もいれば座っている人もいる。当然会場も大きいですから、不安になる要素が沢山ありました。」