ー “ランナーズ愛”も “ONE WAY”も “FOREVER~どこまでも~”も走る時に聴きたくなる曲ですよね。
結局僕はもともと運動がすごく好きですし、音楽も体を動かして踊れるものが好きなので、そういう能動的な感じがいいです。決してインドアな人間ではないし「ミュージシャン=内向的、色白」というのではないので(笑)
ー あはは!
仙台の広い青空の下、汗を流しながら走っていたいタイプなので、自然とそういうRakeらしさが楽曲たちにも出ていると思います。
ー ちなみに、スノボには行きました?
スノボは今年1回行きました!
ー 以前、怪我したらいけないからスノボは控えていると聞いたんだけど…。
だからこっそり一人で行きました(笑)。
<スタッフ苦笑>
でもそんなに派手なことはせずに、ゲレンデに来ている人を観察しながら自分のペースでゆっくり滑りました。僕、リフトに乗っている瞬間が好きなんです。あのリラックス感って、独特なものありません?下を滑っている人や、青空の広がりをぼんやり見たり。絶対スピードは上がらないし、程よく揺れてるし、それがリラックスするんですよ。
ー 高いところが嫌いなわけじゃないんですけど、リフトは怖いんです。あとリフトを降りる瞬間のプレッシャー!
あはは!それはわかる!あれは僕も毎回ドキドキします。あとゲレンデで、自分の曲が流れることがあって、それは違う意味でドキドキします。ゴーグルとかしてるから誰も分からないんだけど、「今、この瞬間でコケたくないな。」とか意識しちゃう(笑)
<一同爆笑>
ー 今、お話を伺った3曲は爽快な疾走感が際立つ楽曲ですが、最後の“それだけで ”は、またガラッと違う質感ですね。
これは本当に全然違います!この曲はデビュー前、2008年に作った曲で、少しピアノは入っているものの、殆どアコギだけで構成していてヴォーカルも、リバーブとかを効かすのではなく生っぽい感じで、本当に目の前で歌っているような質感で録っています。
ー この曲はせーの録りですか?そういう印象を受けたのですが。
せーの録りではないです。ギターとは別録りなんですが、歌は頭から終わり迄殆ど一回で歌ったテイクを使用しています。
ー この曲も世界観全体に暖かみがありますが、Rakeさんのライブソングは、「男の性」のようなものを剥き出しに表現するというより、メンタル面での繋がりを大切にした歌詞が多いですよね。それはRakeさん自身、一番大切にしていることなんでしょうか?
そうかもしれません。気持ちのどこかで精神性のようなものは大切にしたいと思っていますし、表面を覆うことで中側が見えなければどうでもよいとは考えられないんです。しっかり中身があるものが好き。発言がその人の哲学みたいなものから出てきて欲しいと、いつも思っています。
ー それは男女問わず、そういうものを持っている人に惹かれますか?
惹かれます!表面ばかり飾ったり取り繕っている人はあまり好きではないです。だからきっとそういう気持ちが楽曲にも出ていると思います。確かにもっと若い頃は格好つけたりもしましたけどね(笑)。でもそれは誰しもがあることだと思うけど今は、失敗を恐れず、たとえ失敗してもそれをしっかり受け止めて頭を下げられる人とかに惹かれます。そういう思いは年々強くなっていく気がします。
ー デビュー4年目に突入して可能性を広げていきたいというお話でしたが、具体的に何か挑戦したいことはありますか?
“ランナーズ愛” のMVもそうでしたが、サプライズというか、観ている人がびっくりするものとか圧倒されてしまうステージや表現はしたいと思います。
ー 以前、ピアノに挑戦されましたが、個人的にはカホンを叩いている姿とかも観てみたいです。
カホンね!実はドラムとかも好きなので、カホンも叩けなくはないんですよ。ライヴでもそういうトリッキーなことが出来たらいいですね。まだツアーは決定していないですが、今年も必ずやると思うので、観ている人が呼吸するのも忘れてしまうような研ぎすまされたライヴをしたいです!
ー 最後にmFound読者のみなさんへ一言お願いします。
『ランナーズ愛』に、今のRakeのがむしゃらなメッセージを込めましたし、大切な人がいるとがむしゃらに走れて、そのエネルギーは自分でもビックリしてしまうものだと思います。僕も今年は今迄にない位、速度を上げて前に突き進みたいと思っているので、是非Rakeと一緒に今年1年を走ってもらえたら嬉しいです。
ー ありがとうございました!
取材・文/秋山昌未
■ Rake オフィシャルサイト
http://www.rake.jp/
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応募は終了いたしました。ありがとうございました。