ー COILの佐藤洋介さんがこの曲ではシーケンス部分も担当されているんですよね。
はい。一緒にスタジオで作業しました。
ー 佐藤さんはどんな方ですか?
洋介さんはメチャクチャ耳がよくて本当に尊敬します。聴き分けられないようなものを聴き分けたり出来て凄いと思うんですが…ちょっとオヤジギャグが多くて疲れます(笑)
ー えー!そういう方なの!?(笑)
そうそう、ちょっとやり過ぎな位(笑)
ー 全然イメージが違いました。絶対冗談とか言わないのかと思ってた。
あぁ、なるほど。音の面ではすごくストイックだけど、お茶目で素敵な人です。
ー 音の面で佐藤さんからアドバイスとかはありましたか?
ギターのサウンド面で教わることが多いですね。シーケンスだけでなく今作では、かなりの曲を洋介さんがエンジニア担当してくれているんです。
ー そうだったんですね。
はい。「あんまり素敵じゃない世界」の最後の方では80年代、90年代のハードロックのゾンビみたい(笑)なギターソロを弾いて欲しいってお願いしたんですが、そういう早弾きも出来るし、すごく色々な音楽を聴く方なので、とても参考になりました。
ー あと「バベル」ですが、これはどういうことを歌っているのかあえて教えてもらえますか?
元々、鏡の中の自分に対して対峙して話すような曲なので、「二人はヘラヘラ笑う」って、結局独り言なんです(笑)。
ー そういうことだったんですね!
はい。それにバベルという言葉そのものが、結構自分を煽っているというか、もう少し奮起をさせて、自分がダウナーな時にアッパーになれる曲であってしほしいと思ったので、サウンド面もそういう風になれる仕上がりにしています。
ー 今作は色々な人とのコラボもあったから長澤くん自身、新鮮だったのでは?
そうですね。本当に今回は音を楽しみたかったので、それが出来てよかったです。また違う作品では、自分一人でやるかもしれないし、色々出来るのは面白いで す。いつか弾き語りのアルバムを出したいと思っていて、それでもっとアコースティック感が溢れるようなものが作れたらいいなとかも思うし。
ー アコースティックな弾き語りアルバム聴きたいです!! さて、今月から長澤知之ツアー "Nagasa・Oneman7 Acoustic Ver."がスタートですね。
はい。のんびりと楽しんでもらえるような、ストレスがない空間に出来たらいいな。
ー 最後にmFound読者のみなさんに一言お願いします。
いつも本当にありがとうございます!『SEVEN』が6月6日にリリースなので、みんな仲良くしてください。
ー ありがとうございました。ツアーも頑張ってください!
取材・文/まさやん
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