村上学(G,Vo)、吉牟田 直和(B)、實吉祐一(Dr)、飯野桃子(Pia)で構成される4ピースバンド「テスラは泣かない。」。鹿児島を中心に活動してきた彼らが、4月23日リリースの1stシングル『Lie to myself』でいよいよメジャーデビュー!今回は村上に、革新的なテスラ哲学とも言える歌詞やサウンド構成、メンバーのこと、そしてプロデュースを担当したclammbonのミトについて訊いてみた。
ー 4月23日リリースの1stシングル『Lie to myself』でメジャーデビューですが、メジャーというフィールドに立つことで何か気持ち的に変化する部分はありますか?
今迄は漠然と、沢山の人に聴いてもらって少しでも新しい景色が見られたらという感じだったんですが、せっかくなので是が非でも何かしらの結果を残したい。その気持ちは強くなりました。 僕と實吉くんは仕事を辞めて音楽一本にしましたし。
ー 元々メジャー指向?
全然意識はしていなかったです。メジャーを目標に活動していたわけではなく、自分達の音楽で色々な景色が見れたらというモチベーションでした。ただ、メジャーにいけば聴いてくれる絶対数が増えることは確信していたので、今回メジャーデビューの話を受けました。
ー そういえばナンバーガールが好きなんですよね。
はい。 同じ九州ということもあり影響は受けました。だからナンバーガールが解散した11月30日(2002年)と同じ11月30日(2013年)に、メジャーデビューを発表しました。
ー 発表したのは【TOUR 2013 Anderson -the first cry-】ツアーファイナルでしたよね。メジャーデビューと聞いてファンの反応はいかがでしたか?
正直そんなに盛り上がらなかったかな(笑)
ー えー(笑)
でもその後、Twitterでファンの人たちから「おめでとう」って言ってもらうことは多かったです。それと鹿児島のショッピングモールでパジャマを選んでいたら、若い女の子に「おめでとうございます。」って言われて。今、このタイミングでかぁ…と(笑)。
<一同爆笑>
ー 今作『Lie to myself』ですが、言葉としては「自分に嘘をつけ」。一瞬ネガティブにもとれる言葉だけど、実はそうではないと。
例えば自分の経験や勘、才能。そういうものに対して確信が持てて、何かしらの結果を残していたら自分は自分の才能で結果を残したと信じれば良い。でもそれが何もなかったり、あるけれどまだ信じるほどではないという時ってあるじゃないですか。
ー ええ。
でもやりたいことは目の前にある。そういう時に、自分に嘘をついてでも暗示をかけてでもやってしまえばいいんじゃないかという方法論のひとつです。今回はすごくドラマチックで、前に開けているようなオケやメロディが出来たので、前向きになれるけど今迄にない革新的な曲を作りたいと思い、“Lie to myself”という言葉をのせました。
ー 歌詞は村上さんが作られているんですよね。
はい。僕がすべて書いています。