—— アルバムを聴いた周りの人の反応はいかがでしたか?
「今回、むずかしいね。」っていう意見があったりしました。
前回のソロ(象牙の塔)は今回と録音の仕方や、エンジニアさん、バンドのメンバーは殆ど同じ顔ぶれで、もう少しバンドチックだったんですね。
言ってみれば「ジョンの魂」のような感じというか。みんなで、ぱぱって集まって、せーのでバンドで再現できる感じでリハ積んで録ったんですけど、今回は同じメンバーでもやりつつも、半分位は自分ひとりでコツコツやる感じだったんです。その分、パーソナルな面がより出ているんじゃないかと思っています。
だからそういう部分が人によっては難しいっていう意見だったり、あと音楽仲間からは「これは、ヘンテコでもうちょっと慣れるまで聴き込むよ。」って言われたりね(笑)。何拍子か分かりづらかったり、コード進行もちょっとプログレッシブだったり。曲の分数はすごく短いんですけど、音楽的に濃い事してたり。
一見シンプルなように見えても、ただじゃ済まさないよっていう事をやっているんですよ。歌詞も削ぎ落としな作業をやったので、これは何を歌ってるんだ?って(笑)
だから反応も人それぞれですよね。それは面白いなって思いました。
—— 聴くシチュエーションによっても変わってきますよね。
そう!僕、最近夜中に部屋を暗くして、ヘッドフォンで聴くのが面白いなって思ったんですよ。目は開けたままね。でもこれ本当は冬にリリースの筈だったから、まさかこの暑い夏に聴くとはね(笑)。だからもしかしたら、このアルバムは冬に合いますね。って言われるかもしれないし。ぱっと聴きで分かるように作ってはいないので、キャッチーさはないかもしれないけど、その代わり長く付き合ってもらえる作品になったんじゃないかなとは思っています。まぁ反応もこれからですよね。
—— 私も何度も聴かせてもらったんですが聴く度、毎回毎回イメージが違うんですよね。
あ!それは凄い嬉しい!!!
—— 自分のいるシチュエーションや精神状態によって、好きな曲が変わったり、同じ曲でもハッピーに聴こえたり哀しく聴こえたり。
まさに僕の狙ってた通りです!(笑)
—— 私、狙いにハマってしまいましたね。(笑)
そうそう(笑)。あのジャケットのウサギの絵の顔も、あれ、哀しいのかな、楽しいのかなって、こっちの受け取り方次第で変わってみえますよね。
音にも歌詞にも同じ事が言えて、ストーリー性とかメッセージとか答えとか、明らかな事を書いていないんですよ。大事な部分をあえて抜いて作っているので。多分聴く人の精神状態か環境によって受け取られ方が違うと思うので、そこを面白がってくれたらいいなぁって、何年も使ってる(ウサギの)皿を見てそう思いました。
ただ派手なものにはしたくなかったので、闇がきちんとあるもの、光を当てれば当てるほど陰がくっきり黒くでちゃうというところに持ってきたかった。
自分の中ではコントラストを強く入れたつもりです。あとは短編集を作るようなコンセプトで作っているんですよ。この間、亡くなっちゃったけど僕、J・D・サリンジャーさんがすごく好きで、あの人の作品も、これ何を言ってるんだ?っていうところがあるでしょ。ディテールはすごく細かく表現しているのにそこら変を掴むのが難しくて。
—— 私もあの人の作品には戸惑わされます。
でしょ。音楽もそうで、ルー・リードとかヴェルヴェット・アンダーグラウンドとか。
もっというと、ストーンズも。もともとはビートルズから(ルーツとしては)入ったので、最初聴いた時は何だ、このヘタクソな歌は!って思ったしハモりも演奏も含めて分からなかった部分ってあるけど、聴いてるうちにほころびの格好よさに魅せられて。ただ演奏の上手なミュージシャンを入れればいいっていうもんじゃないんですよね。そのメンバーじゃなきゃ出来ない揺らぎというか、この人のギターじゃなきゃ駄目だなっていう部分とか。
長年愛用したジーンズとか本のほつれや汚れが味になったりするのと一緒です。決して乱暴に扱うっていう事ではなくてね。
—— 60年代のスッカスカなドラムとかもカッコいいですよね!
そうそう、チャーリー(チャーリー・ワッツ)のドラムって上手いわ!っていうのも後にならないと分からなかったり、ミック(ミック・ジャガー)とかキース(キース・リチャーズ)の、あのヨレヨレ感も、この人の音程だなって分かってくると楽しめたりね。
それは経験積んだり聴き込んだりしないと分からない、そんな良さもあるのかなって思ったりもしますよね。だからキャッチーさも必要だけど自分としては味で勝負のミュージシャンなので(笑)、そういう部分を気がついてくれると凄く嬉しいですね。
長年愛用したジーンズとか本のほつれや汚れが味になったりするのと一緒です。決して乱暴に扱うっていう事ではなくてね。
特に、ギターとか傷もつかないで新品状態でいるっていうのは、弾かなかっただけでしょ。って言われちゃうし(笑)。ちゃんと使って自分と一緒に年を重ねて行く感覚は大切な事だなって思っています。


開場/開演:18:30/19:00
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夢の島公園陸上競技場
開場 12:00 / 開演 14:00 / 終演20:00(予定)
(雨天決行・荒天中止)
出演:杏子 山崎まさよし スガ シカオ 岡本定義(COIL) 元ちとせ スキマスイッチ 長澤知之 秦 基博 さかいゆう
料金:6,800円(税込) レジャーシート付き(座席種類と座席図面は後日発表!)※5歳以上有料
問合せ:ソーゴー東京 03-3405-9999
開場PM5:30 開演PM6:00
料金 5000円
会場 ユーホール(四国中央市土居文化会館)
出演者 岡本定義(COIL)、三宅伸治、山崎まさよし
チケット発売等の詳細はhttp://www.iinet.jp/shikochu-live/