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元気ロケッツ インタビュー Page3

元気ロケッツ インタビュー Page3



—— そんな中での実際の制作現場の状況はどうでしたか?

水口:最後はスタジオで撮った素材を、どう3Dにくみ上げて行くかという作業をコンピューター上でやっていくので、朝方までかかってやってました。3D眼鏡をかけて「この飛び出し方はキツいよね。」とか「もうちょっとこうできないかな。」とか、こういった作業を結構細かくやっていく連続でしたね。

玉井:全然寝れないし、体力的には相当キツかったですね。戦火のまっただ中にいる様な。そういう犠牲の上に成り立っている好奇心ですね(笑)。

水口:(笑)まぁでも挑戦的な表現というのはそういうものですね。

玉井:そういうものですね。でもやっぱりそれでも、観たことのないものを観られるというゴールがあったのでみんなも頑張ったし、我々も頑張ったし。そういう意味では楽しい仕事になっていると思います。苦しいだけじゃなくてね。

水口:スタッフが楽しんで参加してくれているのが大きいかな。やりたくて参加してくれる人が多いんですよ。苦しいし大変なんだけど、表現としてやっぱり新しいことを試せてそこに参加できるという好奇心が、みんなすごい力を生んでいるんだと思う。だからそこは僕たちも一緒にやっていてたのしかった。でも次はもうちょっと楽にやりたいけどね(笑)。



—— 1番こだわった点はどこですか?

水口:うーん、ここでいうとやっぱり「make.believe」かな。一番最初の3Dミュージックビデオでもあるし、ソニーのブランドコンセプトでもあるそれを、音と映像の世界に置き換える使命があったので、そういった意味では色々な議論もしたし、ディテールにもこだわった。まずはそこかな。


—— 本当にこの3Dはすごいですね。「make.believe」 の中での全体の動きやアップになった時のLumiのまつげの質感などため息が出るほどです!

水口:「3Dのミュージックビデオって何回も観たくなるようなものじゃなきゃ駄目だよな。」って。普通ミュージックビデオってそんなに何回も何回も観ないじゃないですか。でもせっかく作るので「もう一回観てみよう。もう一回観てみよう」って何度もそう思えるミュージックビデオってどういうものだろうって。

玉井:プラス「スピード感」ですね。観ている人がギリギリ追いつけない位がちょうどいいのかなと思って作りました。音でスピード感を追いながらなんですけど、映像自体も展開が早くて、どんどん色々な世界に飛んで行って。色々な意識や、それこそ好奇心で様々な世界を飛ばして行くというのと同じように、Lumi自身が色々なところを旅して、色々な景色を体感しているという、そこのスピード感が実はすごく大事なことなんです。飽きないということ。
あと、もうひとつは3Dならではの、手が飛び出してきたり逆に宇宙空間レベルの奥行きを感じられる部分が一番伝わるのはどういうものだろうって一個一個くみ上げていきましたね。



—— あと、 「Star Surfer 3-Dimensionaly Mix」で、文字がレイヤーに分かれているのも凄いですよね。

水口:あれも2Dの頃だと、タイポグラフィーというのかな、フォントを平面的に動かすしかなかったんですけど、表現としては限界に来ていたものが、3Dと出会ったことでまた新しい表現が増えたということですね。ある音を拾って動きながら、色も変わりながら文字が飛び交う感じなどが、また観ている人の気分を動かすのかなと思います。
3Dになると、感動の要素というか、化学反応の要素が広がるんですよね。だからきっと六本木ヒルズアリーナで開催されたイベントで会場にいた人達も何か新しいものを感じてくれたと思うし、もちろん、この3Dミュージックビデオ集を観ても新しい何かを感じてもらえるはずです。



—— 今後、3Dはどのように発展していくと思いますか?

玉井:ひとつはライブですよね。大げさに言えば ライブの在り方が根本的に変わってくるんじゃないかな。客席から眺めるのではなく、客席とステージの境界線のその向こうに入って行く、そこに居る、という形に変わってくるような。そうなるだろうと思う前提で今も色々な計画を考えています。なのでインフラをつくっている方々がまた新たなモノをどんどん作りたくなるように、僕らは僕らで作品づくりをしていこうと思います。

水口:あとは音楽と映像の結びつきが3Dで爆発するんじゃないかと。よく80年代の初頭に初めてMTVが登場した時の衝撃のことを話しているんですが、あぁ、音楽と映像ってセットになるとこんなことになって新しい表現が生まれるんだ。って、あれと似たようなインパクトを確信するんですよね。新しい表現がいっぱい出てくるだろうなって。それがライブだったりミュージックビデオだったり。とにかく音楽と3D映像の絡み合い方っていうのはすごく面白いものだと思います。


 

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