2006年10月4日に発表されたロック史上、永遠に刻まれる忌野清志郎の大傑作アルバム『夢助』が、この度、アナログLP、SHM-CD、ドキュメンタリーのDVDが加わりスーパー・デラックス・エディションとして発売となった。

2009年5月2日に亡くなったKING OF ROCK’N ROLL“忌野清志郎”。最後にレコーディングしたアルバム『夢助』は、彼の盟友であり「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」にて2011年第39位に評されたスティーブ・クロッパーがプロデュースを手掛け、アメリカのナッシュビルで録音された。

スティーブとのレコーディングが決まって、清志郎は「せっかくだから曲を書いたらどうだろう」と細野晴臣と、RCサクセションの盟友・仲井戸麗市に連絡を取る。すると、スティーブ・ファンのふたりは即座に「それはいいね！」と賛同。

仲井戸はリード・トラックの「激しい雨」と「毎日がブランニューデイ」を清志郎と共作した。そればかりか、「激しい雨」では、♪RCサクセションがきこえる　RCサクセションが流れてる♪という涙モノの歌詞を提案したのだった。　

一方、細野はアルバムのラスト・ナンバー「あいつの口笛」を作曲し、オーティスの名曲「ドック・オブ・ザ・ベイ」の有名な口笛を彷佛とさせるフレーズを盛り込んだ。

スティーブと清志郎の狙いどおり『夢助』のサウンドは“今どきのグルーブ”を持ったソウル・ミュージックで、それは発表されてから8年を経た今も新鮮に響く。時代は何回転もして、このハッピーさ、このセクシーさ、このロマンティックさを求めているとしか言い様がない。すべてが“清志郎の預言”を表わす内容となっている。

2006年6月17日にナッシュビルでのレコーディングから帰国後、7月13日に喉頭がんの病名が発表となり、まさに忌野清志郎として最後のスタジオ録音アルバムとなった。

今回のスーパー・デラックス・エディションは、2014 年最新マスタリングを施し、アナログLP2枚組とSHM-CD 、また、レコーディング時の未公開映像満載 新編集ドキュメンタリー映像を収録したDVD、初公開の本人直筆歌詞、未公開写真、レコーディング当時壁に貼ってあったレコーディングスケジュールを含むブックレットが付く。KING OF ROCK’N ROLL＜忌野清志郎＞の金字塔を、その制作過程から追い、最高の音質で心に刻む究極のスーパー・デラックス・エディションが完全生産限定で発売。

ユニバーサル ミュージックの忌野清志郎のサイトでは、DVDに収録されたナッシュビル・レコーディング完全密着ドキュメントのダイジェスト映像が公開中。

また、10月22日付のamazonアナログレコードチャートでは首位を飾っている。


■ 忌野清志郎ユニバーサル ミュージック　サイト
http://www.universal-music.co.jp/
imawano-kiyoshiro/