高橋優 インタビュー Page1
それが激しい曲だろうが優しい曲だろうが、がむしゃらに自分を曝け出し、ギターを掻き鳴らす高橋優。生々しい彼の歌の世界、そして高橋優という人間像について色々なお話を伺いました。
「福笑い」
——2/23にリリースする3rdシングル『福笑い / 現実という名の怪物と戦う者たち』の「福笑い」が出来たきっかけは昨年元旦のラジオ番組なんですよね。
そうです。そのラジオ番組のテーマが「今、この世界を変えるためには何をしますか」というもので、リスナーの方からメールを募って、それに対して箭内道彦さんと僕とゲストの方で語らうというものだったんですが、その意見をヒントにその場で即興曲を何曲も歌っていたんです。そんな中で来た一通のメールに「世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔」という想いが込められたメッセージがありまして、自分の中では代弁してくれたような気持ちだったんです。常日頃僕が思っていることをそのメールが言っているような気がして。それで、これも曲にしようということになった時に、「即興もいいけど一度本腰入れて作ってみなよ。」って箭内さんに言われて、一端スタジオを出てギターを持って一人で作ったんです。その時はワンコーラスだけ出来たので後日改めてフルコーラス作りました。
——元旦だから「福笑い」?
はい。でも実は名付け親は僕じゃないんですよ。この現場に、THE BACK HORNのドラマーの松田さんがいらしたんですが、この曲を歌う時にタイトルがなくて。「タイトル、歌った後俺つけるから。」って言って頂いて出て来たのが「福笑い」だったんです。
——あぁ、そうだったんですか!
そうなんですよ。変なタイトル言われたら断ろうと思ったんですけど(笑)、でも僕の中でもその「福笑い」というのが感動的な位バッチリきたので、満場一致でした!
——”笑顔” というのが高橋さんの中で、かなりキーワードになっていますか?
なってますね!
——笑顔って、つられちゃいますよね。昔、笑い袋ってあったじゃないですか。あれもつられちゃうし、この「福笑い」にはそういう要素を感じました。
それは伝わってますね!僕のメッセージが。笑い袋、大好きなんです。世の中で一番画期的なおもちゃだと思いますよ(笑)。出会った時には感動したし、なくした時は泣きました!でもそのかわりに買ったものがブーブークッションだったんです(笑)。また別の方法で笑わせるというね。そういうおもちゃが大好きなんですよ。だから笑い袋の話が出た時には感動しました!すごい伝わった気がして。
——よかった(笑)。あと、カップリングの「現実という名の怪物と戦う者たち」ですが、歌詞の中にある “顔の見えない現実がときに怪物のように僕らの志を潰そうと…” とありますが、その怪物のような現実ってどういうものですか?
漠然としていてとらえようのないものです。僕の友達や周囲の人、それから僕自身どういうものが恐いかと考えた時に、目にみえなくてとらえようのないものだったんです。例えば幽霊やUFOとかって怖がるじゃないですか。だけど実は幽霊にも都合があって「ごめんねぇ〜」って言われれば恐くはないかもしれない(笑)。
みんなで楽しくお酒を飲んでいる時に「あぁ、明日からまた現実に戻らなきゃ。」って言うじゃないですか。その「現実」なんですよ。戻らなきゃいけない現実には家族や友人もいて、つきつめていくとそんなに悪いことばかりじゃないかもしれない。でもみんな顔をしかめて「現実にもどらなきゃ」って言ったり「現実から離れたいね」って言って旅行とかするじゃないですか。でも実はそれも「現実」なんですよ。だけど抽象的で、とらえようもない重圧がみんなにのしかかっていて、それと戦っているのかなと思った時に、極端な例えですけど、怪物って表現がぴったりだと思ったんです。顔の見える現実は恐くないと思うんですよ。見えないから恐い!
——高橋さんも上京した時に、慣れない環境に顔の見えない怪物はいましたか?
あぁ、いましたね。街を歩いている人が心ここにあらずのように見えたんですよ。これは完全な偏見ですけど、東京の人達は恐いって思っていたんです。でも本当は、東京の人達が恐いんじゃなくて、東京の人達が恐いと思っている “思い込み” が恐かったんです。だっていい人は沢山いるじゃないですか。
東京に楽しいことや素敵な事はいっぱいあるのに気づいたのは最近ですね。
高橋優について・昔編
——83年秋田生まれ。子どもの頃はどんな子でした?
子どもの頃は太っていました。コロコロ太ってて友達少なかったです(笑)
——どんな遊びをしていました?
鬼ごっことか。
——でも、鬼ごっこって友達いないとできないですよね(笑)
数少ない友達とやっていました(笑)。あと、独りぼっちでいる子をほっとけない優しい子っているじゃないですか。そういう子と遊んでいましたね。
——いつから痩せ始めたの?
中学校で陸上部に入部して長距離を始めたんですが、それからですね。走ることが好きになっちゃって今でも走ってるんですよ。いつも何キロ走るということではなく、1時間走るという風に時間で区切って走っています。あと、自転車にも乗ります。ロードバイクみたいやつ。時間がある時はジョギングして、お出かけはチャリみたいなね。





























