のあのわ インタビュー
5月11日発売の「Have a Good Day !」が蒼井優さん出演の資生堂 2011アネッサCMソングとして起用された のあのわ。大型タイアップへのプレッシャーや制作のことを、仲良しのメンバーだからこその脱線トークをまじえながら、チェロ弾きのヴォーカル Yukkoさん、ギターのゴウさん、ベースのnakameさんに伺いました。
——今作「Have a Good Day !」は今迄の曲たちよりも、ダイレクトなポップさが際立っていますね。
ゴウ:全く意識していなかったですね。すごく自然に出てきました。実は結構昔にあったんですよ。1年半前位だったかな。
——じゃあ、デビューして半年位経った頃ですね。
ゴウ:そうですね。でもワンコーラス位しかないデモ状態だったんです。それを資生堂さんに聴いていただいたら「このデモの感じがいい!」って、気に入ってくださって。それでその感じを活かしつつ仕上げました。
——そのデモの段階で歌詞はあったんですか?
Yukko:サビの “have a good day !”という部分だけはあったんですが、後は殆ど全くと言っていいほど、なかったですね。
——では資生堂アネッサのCMソングとして決定してから、歌詞は作成されたんですか?
Yukko:そうです。曲を作り終えて、歌詞は一番最後でしたね。資生堂さんからも、今年のアネッサのキーワードだったり、掲げているテーマだったりを頂いて、それをふまえて書きました。
——そのキーワードやテーマというのは、具体的にはどういうものでしたか?
Yukko:資生堂さんの昨年のテーマは “優しさ” でしたが、今年は優しさの中にもしっかりした強さを持ち合わせているというのがテーマでした。キーワードには、夏を感じさせる “日差し” とか “キラキラ” 、 “ワクワク” 、 “透明感” というのがあって、それを自分なりに取り入れながら作ったんですが、歌詞としては初めて夏というのを意識したのかな。今迄は季節感というのがあまりなかったんですよ。例えば “キラキラ”でも、星のきらめきや夢見てキラキラしているという世界観が多かったですから。
——あらかじめテーマがあった上で、更に初めて季節感を歌詞に織り込むというのは、難しかったですか?
Yukko:そうですね。すごく大きなタイアップというのもあったし、これでのあのわが多くの人に聴いていただけるチャンスなんだというプレッシャーもありましたし(笑)。自分とキーワードがリンクするところにいくまでが難しかったです。のあのわのチームの中で、書いては戻されを繰り返しました。
——大型タイアップということはやはり意識しました?
Yukko:もともと期待されると、それに応えたいという気持ちがすごく出てくるいい子なので…。
ゴウ・nakame:(笑)
——メロディもポップですし、歌詞も最初だけみるとまばゆさを感じるんですが、実は弱い自分を、自分自身で後押しするような歌ですよね。
Yukko:はい。夏が来てすごくワクワクする感じを出したかったんですが、よくよく考えるとそんなに真っすぐな人間じゃないというのが自分自身の中にあったんです。でもそういう風に自分のことを思っている人って案外沢山いるんじゃないかなって。だからこそ、夏のキラキラしている感じに負けない位の自分に変化する部分を描きました。
——歌詞は Yukko さんのリアルから生まれるものですか?
Yukko : そうですね。自分が思っていることや、理想とする自分というのは反映されています。
——Yukko さんが、理想とする自分像というのはどういうものですか?
Yukko:人間の本音には、汚い部分や嫌な部分もあるし、純粋なだけじゃないと思うんです。だから絶対ないって分かっているんですけど、誰かをまっすぐに想ってそれがずっと続いて行くという理想はあります。
——例えばアプローチは少し違うけど、「もぐらは鳥になる」とか「STAR HOUSE」とかの歌詞をみていると、 Yukko さん自身の理想に「強さ」というキーワードがある気がしますが。
Yukko:そうですね。デビューしてから、” 強さ” というものが色濃くなってきたのは確かかもしれません。昔は、ないものねだりではないですが、ただ救いを求めているだけだったのに対し、デビューしてすごく沢山の人と出会ってライブで各地を回って、のあのわを好きでいてくれる人に会って、そういうこと全てを経て自分の中でもっと強くなりたいという気持ちが湧いてきました。
—— 今、 Yukkoさんは「強くなりたい」と言われましたが、ゴウさんとnakameさんからみて、Yukkoさんはどういう人ですか?
nakame:確かに、今迄の歌詞を見ると常々自分の理想や、思い描く世界観の中での主人公に対しての憧れが強くでているなと…最近それに気が付きまして(笑)。あぁ、そんなになりたいか!って(笑)
nakame:昔は実際、世界観に対して重きをおいていたけど、憧れみたいものが強いんだなと思います。でも普段の生活からみているとそんなには感じないんですよね。YukkoちゃんはYukkoちゃんらしくあるから、それが全面に出ているわけではないかな。
ゴウ:そうだね、普段は。
nakame:ただ、強いて言えばセレブに対しての憧れが強い!
Yukko:あはははは!そうそう!! そう、セレブになりたいんです!(笑)
——え、セレブに?(笑)
ゴウ:ある種、セレブの生活って絵本の世界じゃないけど、ぶっ飛んでるじゃないですか。
——大きく括るとファンタジックな?
ゴウ:そうそう!だからそういう意味ではどこか通じるのかな。
nakame:現代だったらセレブという言葉だけど、それがおとぎ話になるとお姫様になるから、そう考えると純粋な乙女だと思います。
ゴウ:すごく良く言ったね、それ(笑)
Yukko:良く言ってくれた!!! でも普段の自分と、歌詞から想像する人物って相当ギャップがあると思います。私、人に合わせるというか…。バンドメンバーといると、すごく我がままだし、メンバーからすると冷たくて覚めてるっていう印象があると思うんです。でも、別の人達と一緒にいると、ちょっと何考えてるか分からないって言われたり、素直でいい子って言われたりするから、本当の自分はどれなのか分からない(笑)。





























