東京カランコロン インタビュー
「東京カランコロン」その独特なネーミングをもつ彼らのライブを初めて観た時、いっぺんでその強烈なライブパフォーマンスのファンとなりました。面白いけど、音楽には裏打ちされたものがあったり、バランスが良かったりと、様々な魅力を持つ彼らが5月18日『あなた色のプリンセス』をリリース。その細かいこだわりや、メンバーのことなどをVo,Gのいちろー君に伺いました。
—— 3月30日渋谷O-nestの15周年ライブで東京カランコロンを観させていただき、いっぺんでやられました(笑)
あはははは、ほんとですか!? ありがとうございます。
—— 現メンバーでの東京カランコロンとしては、2009年始動?
はい。東京カランコロンという名前ではあったんですが、元々違うメンバーでした。その時は、自由なテンポでそんなにガッツリ活動はやっていなかったんですよ。でも一度きちんとやろうということになって今のメンバーになりました。 最初は大学のサークル仲間4人、男くさい感じでやってたんですけど(笑)、キーボードが欲しいと思って鍵盤担当の “せんせい” に途中から入ってもらいました。ベースの “佐藤全部” が高円寺のライブハウスで働いていて、僕はそこで何度もライブをやっていたので佐藤も僕たちのことを知っていたから、タイミングもあって一緒に始めたんですが、それで2009年の5月。でも初めてライブをやった時は、正直あんまりうまくいくという感じはしなかったです(笑)
—— そうだったんですか?(笑)
はい。でも人間的に馬があったし、何度かライブをやっていくうちに馴染んでいきました。そう思えるようになった辺りから、ライブのペースを上げていったんですよ。それまで月1回やるかどうかだったのを、月3、4…とやっていって、どんどんブラッシュアップされていきましたね。
—— その翌月6月には初のデモCD発売していますが、かなり早いペースだよね。
実はそれを録っていた時は、メンバーがいなかったんです。でも音源を作りたいとは思っていて、サークルの後輩にドラムを頼んだり、僕がベースを弾いたりしたんですよ。だから初のデモCDは今のメンバーとあまり関わりがないところで作りました。でもその後ライブを勢力的にやる上で、物販としてちゃんとCDがある状態にはなったので、タイミング的には良かったと思っています。
—— メンバーそれぞれ個性的ですよね(笑)
そうですね(笑)。みんな音楽性や ルーツもバラバラなんですよ。
僕はもともと洋邦問わずロックが好きなのに対し、ギターの “おいたん” はプログレだったり、ドラムの “かみむー氏 “ はNATSUMENみたいなインストものが好きだったりと手数の多いジャンルというか テクニック系のものが好きです。佐藤は民族音楽的なもので、僕が普段聴かないものを聴きますね。せんせいは、元々ピアノを弾いていたので、クラムボンさんとか矢野顕子さんとか好きです。なんとなくメンバーが思う「東京カランコロンの音」イメージにいつも着地させているんですけど、引き出しはみんなバラバラなところから出してきていると思います。
—— 曲づくりはどういう感じでやっているのですか?
まさにゼロからスタジオでセッション的に演奏しながら、いいと思えるフレーズにメロディをつけていくという場合もありますし、僕が持っていったサビのメロディにギターつけて歌って、それに演奏を加えながら出来る場合もあります。また、ほとんど僕が曲を作って行く場合もありますので、方法はあまり決まっていませんね。
—— ギターリフが印象的でかっこいいものが多いし、メロディも王道ロック的なアプローチと、せんせいの出すピコピコ感にJ-POP感覚が見事に融合されてますよね。
ギターフレーズに関してはほぼ、おいたんが作るんですよ。だからそれに関してはノータッチなことが多いですね。あの人は変拍子ものとか好きですから、もしかしたらちょっとプログレっぽいにおいがするかもしれません。せんせいは、テクニックありきという感じではないので、簡単なものしか弾かなかったりするんですが、逆にそこから生まれる単音の面白みはあるかもしれません。
—— なるほど。そのリフの格好よさを、ちょっとしたおふざけ感と甘い歌詞で調和していて、決してtoo muchになりすぎない。そこのバランスをすごく考えて練り上げている気がしますが。
みんな好き放題にアイデアを出し合うんですよ。それを最終的に拾い、形作っていく役割を僕がやっています。自分自身はあまり楽器で参加しているというより、最終的な制作総指揮をとっているイメージなんです。でもある程度、みんなが同じ着地点を描いているから出来ることなんですけどね。
僕たち、曲の8割は30分位で出来たりするんですけど、残りの2割に半月位かけたりしますよ(笑)
—— すごいね!その2割は一番どういう部分で悩むの?
途中からアイデアが出過ぎちゃうんですよ。(笑)わりと民主主義なので、「これどうだろう?」「そうだね、どうかな」っていうやりとりが多くて。まぁ最終的には僕がジャッジをくだすんですけどね。





























