ミドリカワ書房「愛にのぼせろ」インタビュー
独特な名前と、独特な歌詞の世界観をもつミドリカワ書房。太宰を愛し、拓郎を愛し、ハマショウを愛する彼は、万人向けのエッセンスこそ持ち合わせていないが、そこがマニア心をくすぐり、いつしか中毒者続出。(各云う私もその一人!!)そんなミドリカワ書房の淡々とした後ろ向き発言連発?! な今回の初取材では徳間ジャパン移籍後初アルバム「愛にのぼせろ」について伺いました。
ー 今年3月に徳間ジャパンさんに移籍されましたが、インディーズの時も含めて気分的に変わる事ありますか?
すごく変わったということはないです。ライブの現場も前のスタッフの方も手伝ってくれているので。でも、インディーズの頃はこういう取材とかはなかったですから、ありがたいですね。
ー「MIDO FES2011」お疲れ様でした。今年のミドフェスがいかがでしたか?
今年も…大変でしたねぇ。
ー やる前、かなり面倒くさがってましたよね(笑)
面倒くさいですね。まぁ一応ミドリカワ書房は最後にしか出ないというテイなので(笑)、そんなに面倒くさがる理由はないんですけど、年々辛くなってきます。
ー 色々なゲストが出演するという発想のライブがおもしろいですが、なぜああいうライブを?
最初は本当にお友達を呼んでやろうかと思っていたんですけれど、みんな都合が合わないって言うんですよ。多分出たくないんでしょうね。だから全然出演者が決まらなくて、それなら一人でやるしかないじゃん!と思ってこういうことになりました。ミドシックスとかミドクルセイダーズとか、スタッフみんなでアイデアを出し合いましたよ。
ー 今年は観れなかったので、是非来年こそ観たいです!!!
もう会場は押さえているんですって。早いですよね。勝手に何やってるんだっていう話なんですけどね(笑)
ー じゃあ、また考えていくしかないですね(笑)
まぁミドフェスを越える何かがあればいいんですけど、多分ミドフェスなのかな…。
ー ファンの人達は期待していますからね。
期待しているんですかね? もう飽きてるんじゃないかと思うんですが。
ー いやいや、そんなことないですよ!! (笑)さて、エムファン初登場ですので、紹介的な質問をさせてください。やはり気になるのが「ミドリカワ書房」という名前です。
やっぱり初めてみる人が「何だコレは?」という気持ちになった方がいいと思っていて。未だにバンドだと思われている方もいらっしゃるようなんですが、一人でやっております。緑川伸一という名前なんですが、”スネオヘアー” みたいな、何だか分からない名前にも出来たんですが、親戚一同に喜んでもらうためにも”ミドリカワ” だけ残しました。あと本を読むのも好きなので、本屋さんになろうかなと思って、そこからこの名前にしました。
ー でも昔は本名で活動されていましたよね。
はい。やっていましたけど、ライブのフライヤーに “緑川伸一” って載っていてもあまり目立たないんですよ。しかも「緑川」は姓名判断の人に見てもらったらカタカナの方がよかったのでこうしました。
ー え、本当ですか?(笑)
本当です、本当です(笑)
ー 本が好きというお話がありましたが、太宰治とか夏目漱石とか好きなんですよね。
好きですね〜!
ー 大体、ミドリカワさんのサイト内にあるUstreamの「桜桃社」という名前からして太宰ですよね(笑)
そうそう(笑)
ー その流れを汲んで、自称「J-POP界の無頼派」と自身も言われていますが、ミドリカワさんの作品は、かなりタブーなことを歌にしていますよね。「整形」とか「痴呆」とか。あえてそこを突いてくるのは何故なんですか?
言葉自体は決して放送禁止のものを使っているわけではなく、僕自身もそんなにタブーに挑戦とは思っていないんですよ。まぁ歌として扱われにくいテーマでやろうとすると、あいつはめんどくさいってなりますかね。でも今のところは刺されていないので、大丈夫だと思います。
ー 私、「恍惚の人」のMVは、うるうるしちゃって最後まで観れませんもん!
あれはいいビデオですよね。
ー そうですね。勿論ミドリカワさんの歌詞があってのことなんですけど。
いやいや、そんなことはないですよ。
ー 歌を歌うきっかけは、地元北海道の「居酒屋 拓郎」だったとか?
あれ、詳しいですね。USTですか?
ー はい(笑)
初めて人前でギターを弾いて歌ったのが「居酒屋 拓郎」だったんですよ。吉田拓郎さんの歌しか歌っちゃいけないお店なんですけどね。21歳頃でしたが、当時からミュージシャンになりたいとは思っていたんです。ただ、それまでライブをやったことがなくて、やっていることといえば、デモテープを作ってる事位だったんです。だからあそこで歌ったのは、すごく楽しかったし、気持ちに火をつけましたね。





























