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Czecho No Republic AXドリンクバイトをクビになった武井がついに演者として帰ってきた!最初で最後!武井のAX帰還ギグ!〜そして伝説へ〜

Czecho No Republic AXドリンクバイトをクビになった武井がついに演者として帰ってきた!最初で最後!武井のAX帰還ギグ!〜そして伝説へ〜

6201405.jpg「リリースツアーファイナルでもなく、CDを出す記念でもなく、武井がAXをクビになった、その嫌な想い出を払拭するために集まっていただいたわけだ、あなた達は。超個人的な集まりなんですよ、言ってしまえば。ジャイアンが空き地で歌うから来いって言っているようなもんだから。」
武井優心(Vo/Ba)の言葉にオーディエンスは爆笑した。

5月いっぱいで営業終了となるSHIBUYA-AXで5月21日(水)、 Czecho No Republic(チェコ・ノー・リパブリック)が最初で最後のワンマンライブを開催。
かつてAXでドリンクのバイトをしていた武井がクビになったことは、ファンならずとも【AXドリンクバイトをクビになった武井がついに演者として帰ってきた!最初で最後!武井のAX帰還ギグ!〜そして伝説へ〜】というタイトルを観れば一目瞭然。

この日は、なんと武井が再びドリンクに立ち接客した他、この日のために用意された未発表の新曲“Merry Go Round”(アルバム未収録)の全員プレゼントCDなど、企画満載。

スタート前、メンバーとも親交の深い岡本伸明(the telephones)がゲストDJとしてフロアを盛り上げると、 石毛輝(the telephones)、 吉田アディムも登場。
「みんなのクラップと声を感じました。でもCzecho No Republicにはその100倍で!Czecho No Republicー!!」岡本の呼び声で客電は落ち、メンバーが登場。

“Call Her”の軽快なメロディはあっという間にフロアも盛り上げ、「One time, two times, three times♪」に合わせオーディエンスも1、2、3と指でジェスチャーを見せる。
“ネバーランド”では、砂川一黄(Gt)、八木類(Gt/Cho/Syn)、タカハシマイ(Cho/Syn/Gt/Per)の厚いコーラスに加え、オーディエンスのクラップもリズム隊のように響き渡る。

冒頭のMCで爆笑を誘った武井だが、「でもフタを開けてみたら、こんなに沢山の人が来てくれて嬉しいです。本当にありがとうございます。」と感謝の言葉を繋げた。
そして“トリッパー”が終わると「Czecho No Republic、7月16日にニューアルバム『MANTLE』を発売致します!」と、ニューアルバムのリリースを発表。
大歓声の中、『MANTLE』初回盤DVDの話に。
今年2月2日に恵比寿LIQUIDROOMで開催された「エンジョイ!冬のネバーランドリリースツアー」ファイナル公演のLIVE映像10曲に加え、名古屋、大阪、東京公演のメンバーに密着したドキュメント映像を収録した作品で、Czecho No Republicとしては初のドキュメント映像。
しかし武井が「砂川さん、カメラが大好きすぎてスゲー嫌な3日間じゃなかった?」とメンバーに問うと、またもや大爆笑。
そして『MANTLE』に収録の新曲“No Way”を披露。
武井、タカハシのツインヴォーカルを軸に、山崎正太郎(Dr)の力強くもリズミカルなドラムが、サビヘと上昇させる。
ライヴでもフロアを盛り上げ、カメラが好きな砂川は、ギターでもしっかりアプローチしてくれた。

そして砂川からアルバムリリースに伴うツアーの決定を発表。
ツアーファイナルは10月10日(金)赤坂BLIZでのワンマンライヴ。
この発表は、またもやフロアに大きな歓声と興奮をもたらし、その興奮冷めやらぬ中、新曲“Amazing Parade” へ。
タイトル通り、パレードの始まりを思わせるような堂々としたミディアムテンポのイントロから、一気にコーラスとタカハシのトランペットで盛り上げテンポアップ。
ヴォーカル、鍵盤、ギター、トランペット。まさにマルチプレイヤーのタカハシの透き通るような声がフックとなる。
今後きっと、ライヴでこの曲のイントロを鳴らしただけでフロアからは歓声が沸くだろう。
そんな予感を持たせてくれる曲だった。

クールさと浮遊感が心地よく混在する“Clap your Hands”もCzecho No Republicには珍しいデジタルなダンスナンバーだが、続く“DANCE”ではシンセ、ギター、ベース、ドラムの音が、渦を巻くように会場を席巻。
「Czecho No Republic=ポップ」だけではない魅力にフロアも大歓声をあげた。

先に話題となった恵比寿LIQUIDROOMで波紋を呼んだ(笑)のは、八木が仕事を辞めた喜びを歌った“JOB”。
武井のベースも低くうねりながらリズムを刻んだ。

「 Czecho No Republic的に、事件が発生しまして。」
武井の言う「事件」とは、今回のライブリハーサルを山崎が完全にすっ飛ばしたことで、丸坊主提案が浮上。
が、それを嫌がっているファンもいたようで、そこで再提案されたのが今回のSHIBUYA-AX公演チケットを山崎が100枚手売りすること。
それが出来たら丸坊主は回避されるが、結果は何と8枚!


5201405.jpgよって、丸坊主が決定した山崎は、断髪式会場と化したDJブースエリアにケープ姿で砂川と登場。
“Amazing Grace”や“蛍の光”をBGMに「人の頭を刈るのは人生初!」と言っていた砂川によって、坊主頭の山崎が完成。


「むちゃくちゃドラムが巧そうになったね。高速ビートとか叩きそう。」

再びステージに戻ってきた山崎に武井が笑顔で言うが、“RUN RUN TIKI BANG BANG”のビートが心無しかパワフルに聴こえたのは気のせいだろうか(笑)。
ライヴ会場での前代未聞の断髪式。
オーディエンスも少し妙なテンションになっていたが、後半の“Festival”、“ダイナソー”ではすっかり普段のテンションを取り戻し、シンガロングやジャンプで盛り上がりながら本編は終了。

アンコールではメンバーがカラフルなボールを持って登場。
このボールはアルバム全曲視聴会の参加券と引き換えられるものらしい。

「正太郎、どうよ」武井が帽子とサングラス姿の山崎に目をやると「普通に帽子かぶって眼鏡したら爽やかになった。」と山崎。
余談だが、終演後の挨拶で山崎は、透明のフロアタムに映る坊主頭の自分に少し驚くと言っていた。
まぁ当然と言えば当然だが。

八木が作曲し、タカハシが歌うCzecho No Republicとしては新たな試みの新曲“Field Poppy”は、八木のビートルズ魂を継承するようなポップサウンドで、こういう形の挑戦はCzecho No Republicの幅を更に広げるように思えた。
現にこの日も、新曲を含めノリや勢いだけでなく、大きなリズムの中でも各々の音の粒を際立たせるライヴパフォーマンスを見せてくれた。

「本当に楽しい1日になりました。CDが出る頃には正太郎もいい具合になってると思います。…なってないか(笑)。まぁその経過も是非お楽しみということで。本当にありがとうございました。」
Wアンコールを受け、“メトロノーム”でライヴは終了。Czecho No Republicを、このSHIBUYA-AXで観られる最初で最後のライヴの幕が閉じた。


TEXT:秋山昌未

■ チェコ・ノー・リパブリック『MANTLE』特設サイト
http://columbia.jp/czechonorepublic/

■ チェコ・ノー・リパブリック・オフィシャルHP
http://c-n-r.jp/

セットリスト

01.Call Her
02.ネバーランド
03.レインボー
04.絵本の庭
05.トリッパー
06.No Way
07.Don’t cry,Forest Boy
08.Good Bye
09.Amazing Parade
10.幽霊船
11.Clap your Hands
12.DANCE
13.JOB!
14.RUN RUN TIKI BANG BANG
15.Festival
16.MUSIC
17.ダイナソー
18.ハッピーメリー

Encore
En1.Field Poppy
En2.ショートバケーション

W Encore
En3. メトロノーム


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