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サンスター オーラツーpresents J-WAVE LIVE 2000+14

サンスター オーラツーpresents J-WAVE LIVE 2000+14

FMラジオ局 J-WAVE(81.3FM)による夏の恒例音楽ライヴイベント【サンスター オーラツー presents J-WAVE LIVE 2000+14】が、8月30(土)、31日(日)の2DAYS、国立代々木競技場第一体育館にて開催。
J-POPの超人気ミュージシャン達が夢の競演を果たすステージは今年で15回目を迎える。

初日8月30日(土)のトップバッターは、8月6日にニューアルバム『今、そこにある明滅と群生』をリリースしたばかりの高橋優

takahashi_jl20142.jpg勢いよく飛び出したバンドメンバーに続き、高橋も登場。
ギターを掲げ「会いたかったよー、代々木ー!」と満面の笑みをみせると、“パイオニア”でライヴスタート。

高橋にとって3年ぶりとなるこのステージ (前回はオープニングアクト)。
冒頭から全力のライヴパフォーマンスを見せ、 TBS系金曜ドラマ「アリスの棘」の主題歌でも話題を呼んだニューシングル“太陽と花”へ。
ここ最近、作品を通じて現代社会への問題定義を投げかけている、高橋らしい視点の歌詞がダークなサウンドを突き抜ける。

そしてそのままクラップで盛り上げると、高橋の故郷である秋田県の方言を全編に散りばめた“泣ぐ子はいねが”のサビ、「泣ぐ子はいねが〜」を会場みんなで練習。
「おそらくこの会場の中には今、“え、高橋優ってこういう人なの?”って思っている方も沢山いらっしゃると思います。こういうヤツなんです!皆さんと一緒に歌うのが大好きなんでーーーす!!!」高橋はそう叫ぶと、練習で暖まった会場の熱気は楽曲で更にヒートアップ!
汗だくの笑顔でステージ狭しと走り回り興奮冷めやらぬ中、高橋優のステージは“同じ空の下”で終了。
今後高橋はニューアルバムを引っさげ、10月から来年の3月まで、自身としても最長の全国ツアー【高橋優LIVE TOUR 2014-2015「今、そこにある明滅と群生」】を開催する。


次に登場したのは、3DCGアニメ映画「STAND BY MEドラえもん」の主題歌 “ひまわりの約束”が話題を呼んでいる、秦 基博

hata_jl20142.jpg“鱗(うろこ)”のイントロが流れると、登場時の歓声の余韻が新たな歓声へと変わる。
“グッバイ・アイザック”では、河村"カースケ"智康(Dr)のカウントから「代々木ー!」と弾む秦の声。軽快なメロディとクラップが広がる。
「J-WAVE LIVE 2000+14、皆さん楽しんでいますか?僕は7年連続で J-WAVE LIVEに出させていただいております。ありがとうございます!」
感謝の言葉に大きな拍手が沸くも、「凄いことですよね。7年って。でもスガさん(スガ シカオ)と平井さん(平井堅)が最初からずっと出ているから、あんまりスポットライトが当たらないんですよね、7年連続に。」と続けると笑いが起こる。
しかし、最多出場回数1位の話から「とにかく1位になりたいんです。だから今だけは皆さんの中で1位にしてもらいたいなと。」と言うと、ステージ横の大型スクリーンには「ひまわりの約束 」が週間1位(Billboard JAPAN Hot Animation)を獲得したことを祝うカードを持ったファンの姿が映し出された。

“自画像”のアウトロでのセッションは秦のライヴでもみどころのひとつ。
ダークなメロディに身を委ねるように揺れる秦はロングトーンを響かせ、ドラムソロで締めたバンドサウンドと共に秦へ賞賛の拍手が贈られた。
メンバーが退場すると、最後は “ひまわりの約束” を秦の弾き語りで披露。
先程と打って変わったハートフルな歌声とメロディに会場は聴き入っている。
秦は現在、J-WAVEにて「RADIPEDIA」(月-木曜 24:00 - 26:00)の月曜日を担当している。


ステージにピアノの音色が響く中、ゆっくりと登場したのは平井堅

hirai_jl20141.jpg今年5月にコンセプト・カヴァーアルバム『Ken’s BarⅢ』をリリース、同日さいたまスーパーアリーナにて【Ken’s Bar 15th Anniversary Special ! Vol.4】を大成功に収めた平井。
ピアノが、“瞳をとじて”のイントロを奏で始めると自然と拍手が沸き上がる。
しかしその拍手は一瞬にして平井の圧倒的な歌声に飲込まれた。
先程出演した秦 基博の言葉通り、15回連続出場の平井、「ひとえにこうして応援してくださる皆様、応援してくださるJ-WAVEのスタッフの方々、そして私の実力に他ならないです。」と、トークでオチをつけることにも抜かりはない(笑)。
だが、この15年間を思い出しながら選曲したと続けると、J-WAVE LIVEがスタートした2000年、その時も歌った“楽園”をギター&鍵盤ハーモニカでのアコースティックヴァージョンでしっとりと聴かせ、再び会場を魅了する。

トークでは、7月にスペイン&南仏へ旅行したことと、10年前に他界した建築士の父親の話に。
父親が建築士を目指すきっかけが、スペインの建築家アントニ・ガウディだったと旅行を決める直前に知り、サグラダ・ファミリアの建築に携わるのが夢だった亡き父の代わりに現地へ行った平井は、その時の写真を披露。
しかし何と、サグラダ・ファミリアを背後にした平井が手にしていたのは、桜田淳子の写真!
感動的な話だと少ししんみりしていた会場が一気に大爆笑へ!(多分、若い世代は分からなかったかもしれないが)
それでも後半はポップなアッパーチューン“KISS OF LIFE”、“POP STAR”で盛り上げると、ピアノとギターが退場したステージで平井は最後、“LIFE is...”をピアノを弾き語り、大きな拍手に包まれた。
平井は来年デビュー20周年を迎える。


続いては、J-WAVE LIVE初登場の斎藤和義

saito_jl20141.jpgバンドメンバーに、隅倉弘至(B)(初恋の嵐)、玉田豊夢(Dr)、高野勲(Key)、藤井謙二(G)( The Birthday)を引き連れステージへ上がると「セッちゃーん!」とあちこちから歓声があがる。

ギターのブラッシングが、“やさしくなりたい”の特徴的なイントロのリフへ変化すると同時に歓声が沸き立ち、ブルースハープの音色も渋い“月光”へ繋げる。
「イエ〜イ。」相変わらずのユルい口調で手を振りながら「スガ シカオです。…あ、サングラス忘れちゃった。」と茶目っ気を見せる斎藤の挨拶に会場も大爆笑。
しかし鳴りの良いヒョウ柄のGibsonで、“Cheap & Deep”から“I Love Me”へギタープレイで攻め立てると、アグレッシブなサウンドに興奮の歓声が響いた。

ここで斎藤のステージにゲスト登場。
「ちょっと紹介したい男がいます。素晴らしく人生をなめてる男。」と呼び入れたのは奥田民生
再び大歓声が沸く中で奥田は「どうも、シカオっす。」と、これまたユルく挨拶し爆笑へ。
「ちょっとお邪魔します。」と改めて軽い挨拶をすると、奥田の楽曲“恋のかけら”と、斎藤の楽曲“ずっと好きだった”を二人で披露。

saito_okuda_jl2014.jpgこの贅沢な2ショットの盛り上がりも覚めやらぬ中、奥田が退場すると“歩いて帰ろう”で、初登場の斎藤のステージは最後まで盛り上りを見せた。
斎藤は9月17日に中村達也とのユニット「MANNISH BOYS」のセカンドアルバム『Mu?Mu?Mu?MANNISH BOYS!!!』をリリース、同月22日(月)からはMANNISH BOYS初のワンマンツアー【GO! GO! MANNISH BOYS!!! 2014 ワンマンライブツアー!!!】を全国13都市14公演にて開催。
また11月からは、全国7都市13公演でのライブハウスツアー【KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2014】の開催も決定している。


「最高の夏の想い出を作りにやってきました。」

冒頭、そう挨拶したのは初日のトリを飾るスガ シカオ
「みなさん、準備はいいですか!?…81.3〜」とJ-WAVEのジングルを口ずさみ、オーディエンスが「J-WAVE〜♪」と歌い、そのまま“Progress”へ繋げるとこの日最後のステージが始まった。

suga_jl20143.jpgサウンドに緩急をつけ丁寧に歌うスガの声がドラマチックに会場を魅了したかと思えば、「改めましてこんばんは。斎藤和義です!」キッチリと前段の流れを汲む挨拶に拍手喝采の会場。
平井堅同様J-WAVE LIVEに最初から出演しているスガは本当にこのライヴが楽しみだったようで、「Twitterとかで、“楽しみだ!楽しみだ!”とつぶやきすぎたら、フォロアーが減りました。」と再び会場をトークで和ませる。
確かにスガの笑顔を観れば、本気でこのステージを楽しんでいるのが分かった。
懐かしい名曲“黄金の月”から、今年5月にリリースしたニューシングル曲“LIFE”へ。
更に「ギリギリの生き方を地でいっている。」と“Real Face”で伸びやかな歌声とゴリゴリのサウンドでテンションを上げる。

11月から開催されるスガのツアー【Suga Shikao ~Next Round Tour 2014~】は別名「スガシカオ“おいしいとこ全部盛り”ツアー」。
スガサウンドの様々な面を観ることができるツアーだが、今回のJ-WAVE LIVEはその短縮ヴァージョンだと言う。(確かにジャンルレスなセットリストだ!)
そしてスガの軸であるファンク、“俺たちファンクファイヤー”では、やはりカウントプレイでオーディエンスも30回ジャンプ!
途中わざとランダムな数字をカウントし、惑わすスガに「えー!」という声が広がるも「今日のお客さんはかなり正解率が高いです。」と満足げな笑顔。
最後は多幸感溢れる“奇跡”で熱狂のステージを終了。


アンコールの拍手に包まれ、スガ シカオが再び登場。
実は「J-WAVE LIVE」が今の形になる前、2000年の1月にZepp Tokyoで開催された【J-WAVE ACROSS THE VIEW LIVE 2000】から出演しているスガ。
「2012年は、事務所もなければマネージャーもいない。メジャーレーベルでもないし。」とメジャーを離れていたシーズンへ話が及んだ。
「それでもスガ シカオに出て欲しいとJ-WAVEやみんなが言ってくれて。その時、“俺いつか絶対にちゃんと恩返しいなきゃな”と、このJ-WAVE LIVEに対しては思っていて!だからいつも、来ているお客さん全員を本当に楽しませて帰るぞという意気込みが自分の中では強い。」と、一本気な気持ちを語るスガの姿はオーディエンスの胸を打ち、割れんばかりの拍手が注がれた。

そして今年で15回目を迎えるこのライヴを、最初からスガと一緒に盛り上げてきた平井堅をサプライズで招き入れた。

suga_hirai_jl2014.jpg一緒に歌うことは初めての二人だが、以前J-WAVEで放送していた「OH! MY RADIO」で、スガが水曜日、 平井が木曜日のパーソナリティを担当。
平井は淡々とした口調で「なんでしたっけ?Zeppで、 “ 俺の方が1回多いぞ”みたいな?」と、アンコール冒頭のトークをつまみ出し、二人の間に巻き起こる最多出場争いネタで会場を大爆笑へ導くと「OH! MY RADIO」を含め、当時を懐かしむトーク中、「何でそんなに変わらないの?」と質問するスガに、「いやいやいや、整形しまくってますから。全部。」と再び爆笑で沸かせる平井。
これには若干タジタジ気味のスガだが、15年間一緒に「J-WAVE LIVE」のステージを踏んで来た戦友の二人が“夜空ノムコウ”を披露すると、プレミアムな競演に会場は完全に魅了された。
平井が退場し、最後は、“午後のパレード”で盛り上がると、【サンスター オーラツー presents J-WAVE LIVE 2000+14】初日の幕は閉じた。
 

TEXT:秋山昌未

セットリスト

高橋優

1. パイオニア
2. (Where's) THE SILENT MAJORITY?
3. 太陽と花
4. 泣ぐ子はいねが
5. 同じ空の下

秦 基博

1. 鱗(うろこ)
2. 今日もきっと
3. グッバイ・アイザック
4. ダイアローグ・モノローグ
5. 自画像
6. ひまわりの約束

平井堅

1. 瞳をとじて
2. 楽園
3. even if
4. KISS OF LIFE
5. POP STAR
6. LIFE is...

斎藤和義(ゲスト:奥田民生)

1. やさしくなりたい
2. 月光
3. 映画監督
4. ハローグッバイ
5. Cheap & Deep
6. I Love Me
7. 恋のかけら with 奥田民生
8. ずっと好きだった with 奥田民生
9. 歩いて帰ろう

スガ シカオ
1. Progress
2. 19才
3. 黄金の月
4. LIFE
5. Real Face
6. 俺たちファンクファイヤー
7. コノユビトマレ
8. 奇跡

ENCORE

EN1.夜空ノムコウ with 平井堅
EN2. 午後のパレード

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