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miwa live at 武道館 〜acoguissimo〜 @ 日本武道館 2015.3.8

miwa live at 武道館 〜acoguissimo〜 @ 日本武道館 2015.3.8

miwa201503092.JPG「アコギ1本で武道館が出来て本当に嬉しかったです。ありがとうございます。」
3月8日(日)、ライヴ終了後に張りつめていた緊張の糸が切れたかのように、突如泣きながら挨拶するmiwa。しかしその涙は、様々な想いが詰まった最高のライヴの証。

3月7日(土)・8日(日)の2日間、歌声と生ギターのみで構成される【miwa live at 武道館 〜acoguissimo〜】 が武道館で開催。割れんばかりの歓声を浴びながら、ギターケースを抱えて登場したmiwa。

部屋をイメージしたステージは、彼女も大好きなキャロル・キングが日本公演の際、「Welcome to my Living Room」と言ったことへのリスペクト。ケースからギターを取り出し、“441”でライヴをスタートさせると「acoguissimoへようこそ!みなさん一緒に歌えますか?タオル回せますか?」と満面の笑顔で挨拶。続く“君に出会えたから”では冒頭からオーディエンスの歌声も響き、曲が終われば全力でみんながmiwaの名前を叫ぶ。この日はBSスカパーでの生放送も入っていた為、番組視聴者へも挨拶。会場の中心に設置されたステージは、360度様々な角度からライヴが楽しめるよう、中央部分が回転。

「奥の人までよく見えてますよ。」miwaは回転しながらあちこちを見回してそう言うと「みんなの声もすごく降ってきてよく聴こえるんですよ。だから最高だなって昨日1日やってみて思ったので、今日は更なる盛り上がりに期待してます!」と続けた。“春になったら”のオーディエンスの歌声に「最高!」とmiwaの声も弾む。そして「acoguissimo」恒例、[miwaに聞きたい言いたいコーナー]へ。今回は最近あった面白いことも加え、コメントした来場者の中からいくつか紹介。

「髪をショートにしたら可愛い」というコメントでは「昨日髪をカットしたのに誰も気づいてくれない!」と怒ってみたり、「食べ物の話をしている時のmiwaの目が輝いている」というコメントでは、ケータリングのお気に入りメニューの話で盛り上がったり(やはり目が輝いていた。笑)と、終始笑いが耐えない。



今回、【acoguissimo】で聴きたい曲を募集し、そのリクエストでセットリストを構成。一番リクエストが多かった“めぐろ川”へ。昨年12月24日(水)に横浜アリーナで開催された【miwa -39 live ARENA tour- "miwanissimo"】で強烈に感じたのがmiwaの歌唱スキルの向上。表現力も含め、高音の伸びは鳥肌が立つ程圧巻だったが、“オトシモノ”を聴いた時、あのクリスマスイブの夜に感じた鳥肌を再び味わうこととなる。


2年前、バンドセットで初の武道館ライヴを大成功に収めたmiwaだが、2年後に1人で再び武道館のステージに立つとは想像もしていなかったと語る。デビュー前に武道館で観たアンジェラ・アキのライヴに“いつか私も武道館で弾き語りが出来たらいいな”と夢見て、その数年後の今、現実となっていることに感慨深げなmiwaは「今日はデビュー前からの夢が叶いました。皆さんのお陰です。どうもありがとうございます。」と感謝を述べ、“ヒカリへ。

自分の今迄の夢が詰まった特別なステージだと語るmiwaだが、この日、特別なステージだったのはmiwaだけでない。なんとステージ上に8人のオーディエンスを招待。選ばれたラッキーな8人は、miwaがデビュー前からカヴァーしていたシンディー・ローパーの“True Colors”を目の前で観ることになった。この8人という人数は、miwaが17歳の夏に初めて下北沢のLOFTでライヴをした時のお客さんの人数。それが今や12,000人!更に一番最近この武道館でライヴを観たのもシンディー・ローパーの日本公演らしく、「その時シンディーと直接会うことが出来て、すごく勇気をもらえたし、今日こうして同じ武道館というステージに立てて光栄だと思います。」夢が真実へと色を変えたmiwaは、真剣な表情で大切に大切に語った。そしてアカペラで歌った“片想い”は、 繊細な歌声と大胆な間合いで武道館に静寂を呼び、呼吸するのも忘れそうになる程、誰もが歌の世界に惹き込まれていた。

「ここからライヴも後半戦、盛り上がれますか!」
後半戦、“Faith”、“again×again”で一気にテンションアップ!ちなみに本来エレキナンバーの “again×again”は、初アコギでかなり練習したらしく「ドキドキした〜!」と安堵の笑顔をこぼすmiwa。2年前の武道館公演は、ちょうどmiwaが大学卒業のタイミング。「周りのみんなが就職していく中で、音楽という少し特殊な道を選ぶということにまだ少し迷いがあったんだと思います。」センシティブな選択だったが、音楽の道を選ぶ決意を持って臨んだ初の武道館公演。

「音楽と私の人生というのは、切っても切り離せない関係だと思っています。色々な場面で音楽が流れていたし、私の人生にはやっぱりどんな時も寄り添うものは音楽でした。これから30代、40代、50代と人生が進んでいく中で色々な変化があると思います。でも、どんな時も寄り添うものが音楽であったらいいなと思っています。そしてみんなにとっても色々な時に音楽が寄り添ってくれたらいいと思うし、みんなの人生に寄り添えるような音楽を届けていきたいと思います。」そう語ると、大学卒業後、決意を持って作った“Delight”を熱唱。最後は高校卒業後に作った“つよくなりたい”で本編終了。

4月8日(水)、約2年振りとなる4thアルバム『ONENESS』をリリースし、3月28日(土)からは全国ツアーも開催。初めての映画やドラマでの女優デビューなど、音楽以外での活躍も見せる中、アンコールでの“希望の環(WA)”では、沢山のシャボン玉がオーディエンスの歌声とmiwaの想いを包み込みながら舞い上がった。今年の3月3日でデビュー5周年を迎えたmiwaの【miwa live at 武道館 〜acoguissimo〜】 は感動の涙と共に幕を閉じた。


photo by:佐藤薫
text by:秋山昌未



 

セットリスト


M01. 441
M02. 君に出会えたから
M03.キットカナウ(7日)/ 春になったら(8日)
M04コットンの季節(7日)/ ハツナツ(8日)
M05. めぐろ川
M06. オトシモノ
M07. ヒカリへ
M08. Napa
M09. True Colors
M10. 片想い(アカペラver.)
M11. don't cry animore
M12. Faith
M13.chAngE(7日)/ again×again(8日)
M14. Delight
M15. つよくなりたい

EN1 ミラクル
EN2 希望の環(WA)
 

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