DEEN「Graduation」インタビュー Page2


— それから、1stアルバムのタイトルは『DEEN』ですよね。でもこのアルバムで1曲目に今年4月リリースのシングル『Brand New Wing』を持ってきた理由は何でしょうか。

池森:『Brand New Wing』は18年歩んできて、これから新しい世界に旅立つ、ある意味もうひとつの ”DEEN” というか。そこがまた原点という意味合いで今回収録しました。


— その『Brand New Wing』ですが、レコチョク着ムービー ウィークリー1位を記録。でも池森さんは、振り付けで大きなポカをやらかしてしまったとか(笑)

池森:いやぁ、ほんとお恥ずかしい…(笑)。みんなは鏡的に僕の踊りを向かい合いでみているわけだから、僕が右手を出したらみんなは当然左手を出すわけじゃないですか。それを説明の中ではそのままやってしまったんですよね。


— でも武道館ではみなさん綺麗に揃っていましたよね。

池森:そうですよね。歌が始まる前にみんなで練習したのも良かったのかもしれません。でもみなさん、ごめんなさい!って感じです(笑)


— ” The DAY ~僕らは終わらない~ “ や “Diamonds 〜絆〜” では、ラップやHIPHOPを取り入れていて新鮮な感じですが、こういう際立った部分のイメージやアレンジというのは、どの段階で決めるものなんですか?

池森:頭の中で曲をイメージする段階で、ある程度は出来上がりますね。今回ラップを担当してもらったのがハワイ出身のHIPHOPグループ ハイブリッツで、以前もやってもらったんですが、今回もまた彼らとコラボしたいと思い、お願いしました。


— 池森さんの甘い声とエッジが効いたラップの調和がカッコイイですよね。

池森:あれはやっぱりああいうネイティブな感じじゃないと格好よさってなかなか出ませんからね。


—  “ ’need love “ 楽曲はラテンサウンドでとても大人っぽいですが、 “廊下で初めてすれ違った瞬間 君に恋したんだ “という歌詞は学生時代を彷彿とさせますよね。

山根:やっぱりそこ気になりますよね!


— はい。すごく!(笑)歌詞とメロディのギャップ的な面白さを感じました。

池森:今回はまずタイトルが決まっている中、卒業というテーマがあるから “ ’need love “ …(愛が必要 )というところからストーリーを探して、若かりし頃の恋愛を切り取ったLOVEにしようと決めました。「君の愛が必要だったんだけど、僕はそれをゲットできなかったよ。」ってね。


— 高校の頃ってそういう経験ありましたか?

池森:そうですね。まぁ無いと行ったら「池森、口からでまかせ書いてるのか!」って言われちゃいますからね(笑)

<一同爆笑>



— 山根さんはありましたか?

山根:僕ね、男子校だったんですよ(笑)


— 残念!(笑)

田川:でも先生とかは?

山根:保健の先生とか!?(笑)いや、でも保健の先生とかって今から考えると異常にモテルんですよ。多分当時30歳位の先生だと思うのですが、10代の男の子が彼女に対してアイドル的に騒ぐから夏休みが終わって2学期になるとちょっとお化粧してきたりしてね(笑)なかなかのモテ具合でしたよ。

池森:それすごいね。



— 田川さんはありましたか?

田川:確実にありますよね。どこのクラスの誰だろう?って、名前も分からない子がやたらと気になったりして。


— みなさんは18歳の頃、どういう青年でしたか?

池森:もう音楽のことしか考えていなかったですね。スティービー・ワンダーをはじめとするソウルミュージックばかり聴いていました。あの頃、ニュー・ジャック・スウィングという音楽スタイルが流行っていてボビー・ブラウンとかも聴いていたし、そういう髪型してましたもん。


— え!そうなんですか?!

池森:信じられないでしょ(笑)自分でも信じられないですよ。だからDEENには感謝しているんですよ。あのままいってたらどういう大人になっていたんだろうって(笑)。


— 山根さんもそうでしたか?

山根:え、18歳の頃でしょ。そりゃその年齢の頃に考えることって…。

池森:決まってるじゃないですか。エッチなことばかりでしょ(笑)

山根:じゃあ逆に聞くけど、2人はそういうこと考えてなかったのかよ!

<一同爆笑>

山根:でもあの頃ってバブル時代だったからディスコとかもすごかったですよね。勿論18歳は入っちゃいけないんですけどね(笑)

田川:バブルね。高校3年の頃は、まさにバブル真っ最中だったけど全く知らずに過ごしていましたね。山口に居たので、東京のような派手なシーンがなかったせいかもしれません。とにかく考えることって、バンドのことと将来音楽をやりたいということばかりで、親の説得に明け暮れていました。親はミュージシャンになることに反対でしたから、どれだけ本気度を示せるか必死でしたね。バンド掛け持ちしてBOØWYからカシオペアまで演りましたね。自分の好きなものがどうこうではなく、東京に上京する為に、吸収できるものはすべて吸収しようという考えでした。



 

アーティスト情報

DEEN「Graduation」インタビュー Page2
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■ 『Graduation』

  1. 01 Brand New Wing
  2. 02 I wish
  3. 03 The DAY 〜僕らは終わらない〜
  4. 04 ’need love
  5. 05 pray
  6. 06 UTOPIA
  7. 07 ROAD CRUISIN’ 〜ジョニーとルーシーの物語〜
  8. 08 Diamonds 〜絆〜
  9. 09 NEXT STAGE
  10. 10 LOVERS CONCERTO 〜上海ロックスター Episode2〜
  11. 11 卒業

■ 初回限定盤特典CD
『Ballads in BlueII〜The greatest hits of DEEN〜』

2001年6月にリリースされたDEEN初のバラードベストアルバム『Ballads in Blue』の10年ぶりとなる待望の続編!!!
シングルヒット曲をはじめ、人気曲、カヴァー等の名曲を網羅。
代表曲の新録音Versionも収録したDEENのこの10年間の集大成的アルバム!!!

  1. 01 Blue eyes 〜Strings Style〜 Introduction
  2. 02 思いきり 笑って
  3. 03 永遠の明日 <Ballad Version>
  4. 04 ノスタル 〜遠い約束〜 -Acoustic Version-
  5. 05 このまま君だけを奪い去りたい
  6. 06 夢で逢えたら featuring 原田知世
  7. 07 Celebrate
  8. 08 翼を風に乗せて 〜fly away〜<Al Schmitt Mix>
  9. 09 Hello, my friend
  10. 10 i…
  11. 11 少年 featuring Lynx
  12. 12 夢であるように
  13. 13 瞳そらさないで
  14. 14 歌に願いを 〜SONG FOR YOU〜
  15. 15 Blue eyes 〜Strings Style〜

■ 初回限定盤特典DVD
『DEEN LIVE JOY-Break15〜History〜』

昨年11月から今年1月にかけて行った全国ツアーからファイナルとなった中野サンプラザ公演を収録。
タイトルどおりDEENのヒストリーをおった内容で代表曲はもちろん、ライヴ初披露となるデビュー当時のカップリング曲等を演奏したスペシャルライヴ。2011/1/22 中野サンプラザにて収録。

  1. 01 DREAMIN'
  2. 02 広い世界で君と出逢った
  3. 03 Teenage dream
  4. 04 蒼い戦士たち
  5. 05 恋人よ、夢も嘘もすべて
  6. 06 FOREVER
  7. 07 Dancin' alone
  8. 08 すてちまえ!
  9. 09 瞳そらさないで
  10. 10 君さえいれば
  11. 11 Burning my soul
  12. 12 Sha.la.la.la 〜I wish〜
  13. 13 リトル・ヒーロー
  14. 14 眠ったままの情熱
  15. 15 i…

DEEN Unplugged Summer Resort Live '11

2011/9/4(日)

大さん橋ホール(神奈川)

16:00開場 / 17:00開演

2011/9/9(金)

浦添市てだこホール(沖縄)

開場18:30 / 開演19:00

2011/9/17(土)

神戸新聞 松方ホール(兵庫)

開場17:00 / 開演17:30

2011/9/18(日)

神戸新聞 松方ホール(兵庫)

開場13:30 / 開演14:00

2011/9/23(祝・金)

軽井沢大賀ホール(長野)

開場17:00 開演17:30

2011/9/24(土)

軽井沢大賀ホール(長野)

開場13:30 開演14:00

■ Link

オフィシャルHP:http://www.deen.gr.jp/