元気ロケッツ インタビュー Page2


—— あの宇宙服のDJは、誰なのか気になりましたね。

水口:気になりますか!でも内緒なんですよ。

玉井:来年からは公募しようか(笑)。

水口:宇宙服持参で。

玉井:ご当地宇宙服みたいな(笑)

(一同爆笑)



—— あのイベントの後、海外でも上映されたんですよね。反応はいかがでしたか?

水口:あれはおもしろかったねえ。

玉井:うん、おもしろかった。ドイツ人の警備のおじさんが「兄ちゃん、これどこで買えるんだ?」って聞いてきたので「ソニーの3Dブラビアをお買い求め下さい。」って、さっきと同じこと言っちゃった(笑)。日本と違うのは警備の人が、えらい興奮してて。関係者以上に興奮してた位だったね。

水口:上海でも万博の警備の公安のお兄ちゃん達にもウケてたしね。

玉井:元気ロケッツって、警備ウケするのかな?(笑)

(一同爆笑)



—— 「Star Surfer 3-Dimensionaly Mix」 と 「Heavenly Star 3-Dimensionaly Mix」は3Dミュージックビデオ用に音もリミックスされたんですか?

玉井:はい。ライブ用のトラックを元に今回リミックスしました。だから原曲から比べるとかなり変わっています。3D映像がより楽しめるものに仕上げましたし、5.1chで聴ける環境の方には更に楽しめます。


—— その「5.1ch」というのを詳しく教えていただけますか。

玉井:簡単に言うと、音というのは前方からくる環境で聴くことが多いんです。前面からくる右と左の2カ所から音が鳴ってくるという状態で普段聴くじゃないですか。例えばヘッドホンや一般の家庭用オーディオなんかもそうですよね。でも 5.1chというのは後ろや横、聴こえ方によっては、自分の上や隣で聴こえるという感じで色々なことが出来るんですよ。平面じゃなくて、音の3D。立体の音楽です。だから自分の真後ろで波の音が聴けたりもします。現実には海の上じゃないと聴けませんが。だから 「Star Surfer 3-Dimensionaly Mix」も実は後ろから波の音が聴こえるように作っているんです。


—— それって魔法みたいですよね。

玉井:そうですね。でもあと何年かしたら音楽自体は普通に5.1ch対応になると思うし、もっと増える可能性もあります。7.1chとか。何年も前からそういうことは想定しながらずっと作ってきました。だから水口さんもそうやってゲームや他の色々な作品を作っていますし、僕も音楽でそういうことをずっとやってきているので、インフラが段々追いついてきてくれたという気分ですね。それで具現化出来ることが色々増えてきて、今のタイミングでの最新として、3Dで5.1chの作品が作れているという状況です。だからこの先もうちょっと新しいものが出て来た時に「もっとこんなことが出来る」というアイデアはいっぱいあるんですよ。やりたいけど出来ないという「出来ない」ものの皮が剥がれていってくれるのは作り手としてありがたいですね。

水口:あと、出来るんだけどそれを作るのに莫大な時間がかかってた。だからそういう時代に比べると表現力や創作するスピードもどんどん上がってきて、まぁ一言で言うとそれはコンピューターの性能が上がってきたからなんですけど、それによって思考してから作るまでの時間が段々短くなってきたので、今、僕らは気持ちのいい波に乗っているんだなあという感じがします。



—— 今回、制作期間はどれ位でしたか?

玉井:結論から言うと、もっと時間が欲しかったです(笑)。「make.believe」の企画の話があってから3ヶ月位で、実制作は1ヶ月半位しかありませんでした。3Dって、要は左右両面作るんですよね。且つその両面が上手く絡んでいるかの確認もしなければいけないので、単純に作業が3倍かかります。時間もお金も脳みそも。

水口:昔ほど作業へ対する時間はかからなくなってはきているんですが、それなりの時間があればもっともっと良い作品は出来ると思います。その分、クオリティに回せる。


 

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■ 元気ロケッツ

Lumi がフロントアクトを務める、映像と音楽の融合を実現したハイブリッド・プロジェクト。プロデュースを手掛けるのは、音楽とゲームの融合を世界的に続けてきたクリエイター水口哲也と、YUKI、中島美嘉、flumpoolなど様々なアーティストへの楽曲提供やプロデュースを手がけるクリエイター集団アゲハスプリングス代表の玉井健二。2010年5月、世界初の3DフルCGミュージックビデオを発表。近年、その活動範囲は日本にとどまらず世界中におよぶ。

■ イベントインフォメーション

12月31日「microcosmos×D&N presents 2011 Countdown party」出演!

2010年の締めくくりにmicrocosmosにGenki Rocketsが初登場!!
映像と音楽の融合を実現したハイブリット・プロジェクト。DJとVJが繰り出す素晴らしいパフォーマンスがmicrocosmosで再現される。まさに2011年を踏み出す一歩になる事間違いなし!

2010/12/31(金)OPEN/START 22:00 at MICROCOSMOS
www.microcosmos-tokyo.com
東京都渋谷区道玄坂2-23-12 フォンティスビル2F
03-5784-5496
FEE /DOOR¥3000-1d&樽酒,W/F¥2500-1d&樽酒
※樽酒は無くなり次第終了とさせて頂きます

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