—— 今回新録としてはこの2曲ですか?
あとは、リアレンジした曲があったり、ライブバージョンが入っていたり。Y.E.S.という楽曲はJUNE君にリアレンジしてもらいました。
—— リアレンジされたY.E.S.はいかがですか?
元のイメージがあるので、そこからあまり離れたくないという部分と、新しい何かを加えたいという両面があったので、彼の自宅でいろいろと試行錯誤しながら考えました。彼にとっては新しい曲を作る感覚なので、 そういう意味では楽しかったですね。
—— 今作はBESTという事で、この5年間のKさんが詰まっていますね。1曲目が2005年にリリースのファーストシングル “over…”から始まって、締めくくりは最新のシングル “dear…” 。全部聴き返してみていかがですか?
5年間というのは、すごく短いなって思いながら曲を選んでました。そこには楽しい思い出もつらい思い出もあったのですが、5年間を振り返ってみて、あの時がなかったらこの曲は生まれてなかったのかな?とか、辛い事でも、あれがなかったらこの歌詞は出来なかったのかな?というように、全てがうまい事繋がっているんですよね。昨日あった事、今日あった事もきっとどこかに繋がるんだろうと思うんです。それを気づかせてくれたのが、このベストアルバムであり、2年間の活動休止です。
—— 最新シングルの ”dear...” は、寺岡呼人さんがプロデュースだったんですね。
はい。ミュージシャンとしてだけでなく、人としてもとても好きな方です。以前から寺岡さんのイベントにも参加させてもらっていて、「いつか一緒にやりたいですね。」って話をしていたんです。それで、今年の6月に僕の方から声をかけさせてもらって制作を始めたのですが、当初は別の曲で進めていたんです。ところが、実はこういう曲もあるんですと言って、”dear...”のデモを聴いてもらったらすごく乗ってくれて、「これを仕上げようよ!」って話になり完成した曲です。
—— どういう部分が一番彼の魅力ですか?
僕年下なので、ちょっと失礼な言い方かもしれないんですけど、すごく素直な方だと思うんです。嫌なことも嬉しいこともすごく素直に受け止めて、それが寺岡さんの楽曲やプロデュースに生かされてるように思うんです。寺岡さんのオリジナルアルバムにもピアノで参加させてもらったのですが、歌詞の素直なところもすごく好きですね。
—— ”dear...”は曲もすばらしいんですが、歌詞にKさん自身が詰まってますよね。
このタイミングだからこそ生まれた歌詞だと思います。最初は自分の為に作ろうと思った楽曲だったのですが、それが結果的にはスタッフや友達やファンのみなさんの為になり、それがまた逆に返って来て自分の為になったり。だから作って良かったと思いますし、作りながらこの曲に教えてもらった事も沢山ありました。今まで僕を支えてくれた人達にこうやって感謝しようとか。ファンのみなさんがアーティストの曲を聴いてとても前向きになれたという声は多いと思うんですが、アーティスト自身も曲を作りながら自分の楽曲に気づかされる部分もあるんですよね。そういう意味ではこの曲はいろいろな思い出が詰まった楽曲になりました。また、このタイミングでそれに気づけて良かったですし、これからの2年間が楽しみになりました。
—— ミュージックビデオに写っているのは、ご両親?
はい。うちの父と母です。
—— Kさんはお父さん似?
どっちですかね…。性格は母に似てるのかな…。性格も顔に出ますからね(笑)
—— どんな部分の性格がお母さん似ですか?
せっかちで…(笑)。欲しい物がすぐ手に入らないとそわそわしちゃうし。真っ直ぐなところは母に似てるのかもしれませんね。あと、すぐ飽きるところ(笑)。だから音楽ってすごい深いと思うんですよ。僕は本当に飽きっぽい性格で、長続きしたものが全然ないんですよ。
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11/30 に初の武道館公演を控えるKのデビュー5周年記念ベストアルバム。2005年デビューシングル「over...」から、早5年。J-POPシーンで活躍した韓国出身アーティストの先駆者として、この5年間を駆け抜けてきた、その集大成ベストアルバムとなります。親愛なるファンそして、Kを愛する全ての人へ捧げる一枚です。 初回特典:デビューしてからの5年間を追った約50分に及ぶ長編ドキュメンタリーDVD付き!
2010/11/30 日本武道館
開場 18:00 / 開演 19:00
全席指定 6,300円(税込)