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杏子 「Justess」インタビュー Page2

杏子 「Justess」インタビュー Page2


—— 全曲コラボミュージシャンが違うという事は大変でしたか?

正直、結構苦しかったです。「Just」の時より苦しかったかもしれない。男性とがっつりスタジオに入るという事は今迄やってきた事なので慣れているんですけど、女性とはあまりなかったんですよ。だからコミュニケーションの取り方をどうやっていくかというのが課題でした。男子の場合は結構ラフな感じでもいいけど、女子の場合は言葉を選んでいかないと申し訳ないと思って。
それとエンジニアが毎回違うんです。そのミュージシャンの方が信頼しているエンジニアでやっていただいたので、エンジニアの方が毎回変わるというのはレコーディングの頭脳的な部分なので、集中力が必要でした。マイクの選び方もそれぞれ違いますし。
でもその分、いい作品になりました。



—— “冬の花火” ですが、いい曲ですね!

嬉しい!やっと世に出たという曲です。これはCOILの佐藤洋介君の曲なんだけど、10年位前にもらって、これはいいと思い詞を書いていたんですけど、毎回レコーディングでいいところまでいきつつ発表までには至らなかったんです。それが2年前に「URASUJI」というミュージカルの劇中歌に使って、ヴァイオリンの土屋玲子ちゃんが劇でヴァイオリンを弾きつつ、この曲にもヴァイオリンのソロを入れてくれたんですね。
それがすごく良くて!玲ちゃんは二胡(中国の擦弦楽器)も弾くのでヴァイオリンのフレーズでもちょっとそういうテイストが入るから、この “冬の花火” の切なくて泣ける雰囲気にもぴったりですね。
それから、この濡れた感じとザラついた感じの音像に合うドラムは、あらきゆうこだな!って思って、ゆうこちゃんにドラムをやってもらいました。



—— “青猫”  でコラボしている書上奈朋子さんと杏子さんの歌声の世界感がまた独特な作品ですね。

これは幻想童話のオマージュなので、そういう浮遊感とか世界感を出せたらいいなと思っていたんです。書上さんはクラシックがベースにあるんだけど、エレクトリカルなものと掛け合わすのが上手な方なんですよね。


—— The Eccentric Operaですね!

そうです! 私のマネージャーがThe Eccentric Operaや書上さんが大好きで、「” 青猫” には絶対合うと思います。」って言ってくれたんです。それでお願いしたらあまりにもビンゴすぎて笑いが出ちゃう程で(笑)。でもそれ位、凄く世界感と合いましたね。


—— 「最後に愛を それはアナタに ~a swan song~」 では 西村由紀江がコラボアーティストという事で、また珍しい組み合わせですね。

ピアノだけで歌っている曲が欲しいと思っていて、その為の曲を小山晃平君に書いてもらっていたんですね。ピアニストを誰にお願いするかを考える段階で何人か候補はいたんですけど、 西村由紀江さんが10年前に「風が生まれる時」というアルバムをリリースした時にラジオに遊びに来てくれて、やっぱり私はその作品でも表現されているような切ない世界が好きなんですよ。西村さんのフレーズってどこか切なくて。それですごくいいなと思っていて、今回お願いしました。


—— 西村由紀江さんはどんな方ですか?

ピアノを弾いている時以外は、ほわんとした方です。すごく可愛い人!でも一旦ピアノを弾き始めると、ブレイクからダンッ!って入る時、妖艶な感じがして素敵だったなぁ。ピアノ1本と歌というのが初めてだったので、すごく緊張しました。息づかいとか全部出ますしね。


—— 次の”Gibier” ですが、これはフランス料理の「ジビエ」の事ですか?

そう、野生動物のね。これは2年前位前にデモトラックスを作っていて、ヘナチョコ男子が歌っている体なので「ボク」という言葉を使っているんですが、小山君に曲をもらった時に何だかスルスルッて歌詞が書けたんです。多分ちょうどこの頃ジビエ料理が食べたかったんだと思いますよ(笑)。それで「君はもう囚われの身、ジビエだよ。」って言ってる割に男に隙があるっていう情けないヘナチョコ男子をガールズバンドでゴーン!といこうかなと。


—— これもコラボレーションメンバーの女子力高いですよね。

メンバーはNAONのYAONで一緒に演ったんですが、特にギターのちえ(長井ちえ)ちゃんと、ドラムの香織ちゃん(小林香織)はその後も一緒に演ったりしました。


—— “ガールズトーク スイーツ ランジェリー” 、カッコいいです!

これはゴリゴリですね。 GO!GO!7188! デモテープのときはユウちゃんがギター1本でシャラシャラ歌ってる感じですごく可愛いイメージだったんだけど、これグランジでいけるんじゃないかと思って、ヤマサキテツヤ君にアレンジをお願いしたんだけど、あまりに無理矢理な感じになってしまった気がして、テクノっぽく持っていくか悩んでいたらレコーディング・ディレクターが「グランジでいけます!!」って力強く言うんですよ。取って付けた感をもっと遊んでしまえばいいって。「でもこのリフ、合わないじゃ〜〜ん!」って言ったんだけど、「いけます!出来ます!」ってまた力強く言われて(笑)。それでこの曲は遊んでしまおうというところで気持ちがふっきれて、オイコーラスみたいのも入れてみたんです。


 

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