—— それはすごい大切ですね。
そう。だからある程度、制約がある中で作っていますね。
—— ポップである事を常に大切にしたアプローチに思えるのですが、ポップスにこだわっていますか。
こだわってはいないですね。結果的に1曲1曲が自分の聴こえてきた音の全てなんですよ。あくまで歌詞とメロディが情景にあったという事にこだわりたいっていうか。
渋谷のど真ん中の事を歌ってるのに、すごい古いアコギと古いアップライトのピアノ弾いて歌うってのも、僕にはすごい不自然に聴こえるんですよ。
やっぱり午前4時の道玄坂下のサウンドをしててほしいから。
—— リアルさみたいなものですか?
そうです!音楽そのものを広げていくものでしかないから、サウンドは。
だからそうやって出来た曲が一番好きだったりするし。
だからこれをポップにしようとかは別に思ったりはしないですね。
当時はコピーばっかりやってましたけどね。
—— 18歳で突如音楽に目覚めたと聞きました。
そうですね。バンドやった事もないし、カラオケも殆ど行った事ないですね。
でも歌謡曲とか演歌は好きでした。
—— 演歌!?
美空ひばりさんとか、都はるみさんが好きでしたね。あと歌謡曲だと谷村新司さんや松崎しげるさん。それに、当時流行っていたマッキーさん(槇原敬之)とか、鈴木雅之さんとか。小学生の時は誰だろう。横山輝一さんとかチャゲ&飛鳥さん!
絶対影響を受けていると思いますね。
—— でも、それで歌手になろうと思うまでにはいたらなかったんですよね。
そうですね。全くなかったな。
—— 何がきっかけだったんですか?
ミュージシャンになろうとしてた友達が、諦めたりするのをみて、その代わりというか…。