スキマスイッチ インタビュー Pt3


—— なるほどー。確かに他の曲よりシンプルな気がしました。歌詞も、結婚式で歌われたらグッとくるようなものですよね。

常田: だと嬉しいですね。ちょっとだけ毒も入ってますけどね(笑)


—— いや、そこが友情じゃないですか?(笑)


2人がその場でぶつかり合って意見を言い合って、そこで感じたことを録音して行く方が音楽として、より健康的なんじゃないかなって。


—— ところで、リリース日の7月7日は七夕ですが、お二人はどんな願い事しますか?

大橋:七夕って気づくと過ぎてる事が多いですよね。子供の頃は行事としてあるので覚えていましたけど…。高校の時って七夕で何かありました?

常田:自分たちで笹持って来て何かやりましたね。短冊には書かなかったけど(笑)。
でもなんか七夕って他の行事より軽視されていますよね。

大橋:七夕って必ずやる事は、短冊に願いを書く事じゃないですか。七夕の食べ物って何かありましたっけ?七夕にケーキ食べたりとか。

常田:ないですよねぇ。あればもっと浸透するかも。笹団子とか…。

大橋:え?笹団子食べたっけ?

常田:いや、食べないけど(笑)。せっかく笹使うんだから食べたらいいかなって。


—— 今「願い事を書いて下さい。」って言われたら何を書きますか?

大橋:うーん…。そう言われると結構ありますね。願い事(笑)。朝起きたら英語がしゃべれるようになってますようにとか(笑)

常田:すごいね、それ! NO努力だね(笑)

大橋:いや、やっぱり「アイスクリーム シンドローム」をたくさんの人に聴いてもらえますようにって事ですよね。せっかく7月7日にリリースだし。
え?そんな答えは求めてないですか?(笑)



—— いやいや、そんな事ないですよ!

常田:デビューも7年目になるとね(笑)。いやでも本当に「アイスクリーム シンドローム」をみんなに聴いてほしいです。あと、代謝があがりますように(笑)。


—— スキマスイッチらしさをキープしながらも、昨年リリースのアルバム「ナユタとフカシギ」から、少しアプローチが変わったような気がします。生音的な感じというかライブ感が出てきたような。何かお二人の中で変化とかはありましたか?

大橋:ありましたね。「ナユタとフカシギ」の前の三部作までは緻密に音を構築して、隙のない音作りに執着していたんですね。でも、それがだんだんもっと無骨な感じでも良いんじゃないかなって思いだして。2人がその場でぶつかり合って意見を言い合って、そこで感じたことを録音して行く方が音楽として、より健康的なんじゃないかなって。そんな話も2人でいっぱいしたので、やっぱりライブ感とか、ちょっと荒削りな感じだったりとか、そういう作品を最近は作りたいと思うようになりましたね。


—— それは大橋さんのソロ活動の影響もありますか?

大橋: やっぱり影響してるとは思います。ただソロ活動でやった事が楽しかったからスキマスイッチでもやろうという事ではなくて、良いところは吸収して持って帰って来ようとは思っていました。そうする事でお互いのスキルも向上するだろうし、スキマスイッチとしての振り幅も広がるんじゃないかと。
「ナユタとフカシギ」に関してはソロが大きかったと思いますね。今回はそれを経て、スキマスイッチの第2章がここから始まるような、そんな気がします。「ナユタとフカシギ」の時が第2章かなって思ったんですけど、今回作ってみて、ここからが第2章だったんだって確信しました。お互いが持ってる感覚をお互いにぶつけあう機会が多くなりましたね。


常田: その通りだと思います。あと、技術的には詰め込まなくなったというか、それでいいと思えるようになったというか。
主にアレンジとかディレクションの部分なんですが、外部から依頼された仕事とスキマスイッチでやる事を同じにする必要はないし、絶対違うので。自分が考えつく事を表現出来る、ゼロから作り出せるのがスキマスイッチなんですね。外部の仕事の場合はアーティストがいて、曲や詩があった上で始めて行くんですが、何もないところから作り始めて、みなさんにお届けするという事はスキマスイッチでしか出来ない事なんですよ。
そこで変に格好付けても意味ないし、どんな評価も僕ら2人で受け止める訳ですから。
大事なのはスキマスイッチでは自分たちが世に出したいと思った曲を発表して行きたいという事ですね。バランスは必要ですけど。



—— 今、洋楽と邦楽の垣根が昔ほどないような気がしますが、お二人の曲って本当にその真ん中にある感じがします。

常田: それは嬉しいですね。今回は方法論として、レコーディングの段階から、どう録ったらあのサウンドになるのか?というのをすごく大事にしていて、例えば「夕凪」なんかも、当時はビートルズへの憧れだったと思うんですが、今は憧れではなくて手法として取り入れられるんじゃないかと思っていて。主にサウンド面で、ドラムの存在感とか、ベースの骨太感、歌の存在感、アコギの録り方といった部分を追求していくことでより面白い作品がつくれるんじゃないかと考えています。その最初の作品が「アイスクリーム シンドローム」かな。今迄はテイストをちょうだいするというか、ニュアンスに組み込んでみる
っていうのは「虹のレシピ」でもやっているんですけど、自分たち自身が洋楽をよく聴いているアーティスト、例えば槇原(敬之)さんとかの影響を受けているっていうのもあるので、洋楽と邦楽の中間にいるという解釈はすごく嬉しい事です。
あとは、実際耳にするサウンド面でも、例えばエンジニアさんに相談して機材やマイクの立て方にこだわってみるとか、そういう部分からアプローチしても面白いのかなって思います。多分そういう事をやってもやっぱりスキマスイッチってブレないと思うんで。


 

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アーティスト情報

スキマスイッチ インタビュー Pt3
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■ 収録曲

  1. 01 アイスクリーム シンドローム
    〜『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール 幻影の覇者 ゾロアーク』主題歌〜
  2. 02 夕凪
  3. 03 1017小節のラブソング
  4. 04 アイスクリーム シンドローム<Backing Track>

all songs written, arranged&produced by SUKIMASWITCH

■ スキマスイッチ ライブ情報

「Augusta Camp 2010」開催決定!

日程:8月14日(土)15日(日)
会場:夢の島公園陸上競技場(東京都江東区夢の島3-2)
時間:開場 12:00 / 開演 14:00 (雨天決行・荒天中止)
出演:杏子 山崎まさよし スガ シカオ 岡本定義(COIL) 元ちとせ スキマスイッチ 長澤知之 秦 基博 さかいゆう
料金:6,800円(税込) レジャーシート付き(座席種類と座席図面は後日発表!) ※5歳以上有料
問合せ:ソーゴー東京 03-3405-9999
夢の島HP http://www.yumenoshima.jp
詳しくは「Augusta Camp 2010」公式HP
http://www.office-augusta.com/ac2010/

「JOIN ALIVE」

日程:2010年7月17日(土)※雨天決行
開場 9:00 開演 11:00 終演 21:30 予定

「ap bank fes '10」

日程:7月19日(月・祝)
開園/8:00 開場/9:00 開演/12:00(予定) 終演/19:00(予定) 閉園/22:00

「tss開局35周年記念 SOUND MARINA 2010~Arena Special~」

日程:2010年9月11日(土)

「HIGHER GROUND 2010」

日程:2010年7月24日(土)
9:00開園/10:00開場/12:00開演/20:15終演予定

「FM802 MEET THE WORLD BEAT 2010」

日程 : 2010年7月25日(日)
開場11:00/開演12:30(予定)

■ Link

Ariola Japan Official Web Sitehttp://www.ariola.jp

OFFICE AUGUSTA  Official Web Sitehttp://www.office-augusta.com/

YouTube「AUGUSTA CHANNEL」http://jp.youtube.com/user/officeaugusta