TAMURAPAN「しんぱい」インタビュー Page4


ー 今回、田村さん結構踊っていましたけど初めてじゃないですか?

初めてですね!きちんと振り付けの先生がいて、あんなに大勢のダンサーの方もいて。歌詞は恥ずかしいと思ったんですが、ああいうのの恥ずかしさは大丈夫なんですよ(笑)。
ダンサーの方って キレ感とかがやっぱり凄いですね。だけど楽しかったです。なりきる感じとか。



ー 今後の作品の為ということで、ロンドンでレコーディングしたんですよね。 東京でレコーディングするのと違いますか?

電圧が日本の倍なので、物理的な編集作業として何かが変わるというのはあるかもしれませんが、一番の違いは雰囲気だと思います。「なんか、いい」みたいな(笑)。でも案外そういうのが結構モノ作りには影響力あるじゃないですか。テンションが変わったり。あと録ってもらったのが、向こうのバンドの人なんですが、英語を話せれば別かもしれませんが、私は殆ど駄目なので、明確さやハッキリ伝え合う部分が一方的では駄目だと言うことをすごく感じましたね。でも最終的には面白かったですし、私は好きでした。エンジニアさんもロンドンの方だったんですが、伝わる感じがすごく楽しかったです。みんな音楽をしている中で、言葉ではなく感覚として共通の解釈を持っていて、それをすごく理解できるというのもあるんですよ。例えばリズムも「ダッダッ」ではなく「ダーダー」でとか。そういう音の長さをエンジニアさんに伝えると、それをメンバーに通訳してくれるような状況でした。


ー じゃあ、伝えるという行為に集中しますね。

めちゃくちゃしますね!!!


ー あと、スタジオの雰囲気が可愛いですよね。カラフルな電球とか装飾してあって。

そうなんですよ。私はあのスタジオしか知らないんですが、ロンドンとかって1年中クリスマスみたいな感じのスタジオって多いらしいですよ。


ー 観光はできましたか?

移動も含めて10日間位だったんですが、到着した次の日に街を回ることもできました。でも観光地的なところにはいかずに、マーケットとか観ていました。だから「え、あれ観てこなかったの?」とか言われましたけどね(笑)。ロンドンって食費は高いんですが、モノは安いんですよ。服とか雑貨とか。だからマーケットで、手作りのものを買いあさっていましたね。


ー 少しさかのぼりますが、5月に千秋さん監修/選曲の"松田聖子" オフィシャル・カバーアルバムに参加されて「天使のウインク」を歌われていますね。

はい。ボサノヴァっぽい感じのアレンジで歌いましたが、不思議な感じでしたね。


ー あの曲の頃の松田聖子さんといえば、アイドル中のアイドルでしたが、田村さんのアイドルは誰ですか?

私は光GENJIとかですね。


ー 懐かしいです(笑)。でも田村さんがカヴァーをされるのって珍しいですね。

確かにそうですね。別にカヴァーをするのが嫌とかいう訳ではないのですが、ああいうのはシンガー的に歌の表現力がもの凄く上手な方がやるものだと思っているんですよ。
多分私は歌うことも好きですが、やっぱり作ることが好きなんですね、きっと。

    

ー 7月に「たむらぱんプレミアム・アコースティックLIVE を 重要・有形文化財で開催しますね。 なぜこういう場所でライブを?

ちょっと雰囲気を変えてやりたいと思ったんです。場所や状況が変わるだけで聴こえ方も変わると思うので、そういうお楽しみ感を考えて、普段のインストアイベントとは違う場所にしてみました。


ー 最後にmFound読者のみなさんへ一言お願いします。

是非今回のシングルを聴いてもらって、ふとした時に自分の中にいる大切な人を感じてもらえればとも思いますし、夏のテンションと一緒にこの曲を楽しんでもらえればいいと思っていますので、是非聴いてみて下さい。


今回、吉田ユニさんと島田大介さんからもコメントをいただきました

吉田ユニさん :
とにかく楽しかったという一言につきるのですが、同い年で自分とちがうジャンルで活動しているたむらぱんちゃんにとっても刺激もうけつつ、ほんとにめいっぱい愛をそそいでつくりました。
たむらぱんちゃんはぽわーんとしたかわいい雰囲気
だけど自然とすごく周りを見渡して客観的にみることができる魅力的なアーティストだな、と思いました。これからもお互い刺激し合いながら、また何か一緒にできたらうれしいです。
 
ユニパンより
 
 
島田大介さん :
ミュージカルは人々がうたって踊って観てる側も元気にさせてくれます。
突然歌いだすアバンギャルドな面と強引につながっていく構成、そしてやたら前向き。
そんな力で表現できればと思いました。
とはいえ、ぱんちゃんにダンスが出来るのか僕がしんぱいしていましたが、家でもスタジオでも一生懸命ダンスの練習をしてくれたらしく本番は完璧に踊れるようになってましたが、まさかの暴風。。
色んなものが吹き飛ばされる中なんども風でやり直しになりながらも「しんぱいしないでね」って歌ってるその姿に感動しました。
本当にぱんちゃんの努力なしではこの作品はありえなかったと思います。



ー ありがとうございました
 

取材・文/まさやん


 

アーティスト情報

TAMURAPAN「しんぱい」インタビュー Page4
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■ 収録曲

  1. 01 しんぱい
  2. 02 WARAW
  3. 03 ラフ (Live Version)
  4. 04 バンブー (Live Version)
  5. 05 フレフレ (Live Version)
  6. 06 ゼロ (Live Version)

■ DVD収録曲 [初回盤特典]

  1. 01 「しんぱい」ミュージックビデオ

■ たむらぱん ライヴスケジュール

たむらぱんプレミアム・アコースティックLIVE @ 重要・有形文化財

7/16(土) 名古屋会場:名古屋陶磁器会館 2Fホール
7/18(祝・月) 東京会場:自由学園明日館 講堂
7/26(火) 大阪会場:大阪倶楽部 4Fホール

3人寄ればポップの知恵

7/30(土) 京都・SOLE CAFE

出演: HARCO & たむらぱん & 河野丈洋(GOING UNDER GROUND)

てら・フェス 2011

7/31(日) 岡崎別院

出演:北川けんいち(ex.ロードオブメジャー)、HARCO、GOING UNDER GROUND、たむらぱん with HARCO・河野丈洋(GOING UNDER GROUND) オープニング(ゲスト)アクト:YeYe

新木場サンセット 2011

8/25(木) 新木場STUDIO COAST

出演: TAMURAPAN/Spitz/The Collectors/SEKAI NO OWARI/高橋優/peridots

ぼくらの文楽

9/17(土)・18(日) 山形県長井市 古代の丘縄文村

出演: Qurage/栗コーダーカルテット/コトリンゴ/タテタカコ/たむらぱん/DE DE MOUSE/トクマルシューゴ/七尾旅人/Laika Came Back/Little Creatures/and more...

■ Link

TAMURAPANオフィシャルHP:http://www.tamurapan.com/