ー かなりパワフルなドラミングだよね。

AMI：ありがとうございます！中学校までは吹奏楽部で、高校から軽音楽部に入ってロックバンドの曲…チャットモンチーをはじめとするガールズバンドのものから、THE BACK HORN、ラルク（L'Arc〜en〜Ciel）まで本当に幅広くコピーしました。その中でも一番多く演奏したのは東京事変でした。


ー 東京事変は難しくなかった？

AMI：難しかったです！でもすごく楽しかった。


ー みなさんが付けている「角」ですが、これは目立つために付けていると伺ったのですが。

SHIZUKA：女の子で3人組って結構いるじゃないですか。バンドではなくてもアイドルとか。


ー ええ。

SHIZUKA：何か目立つことがしたいねとなった時に考えたのが角でした。


ー 角以外には何かアイデア出たんですか？

AMI：出たっけ？

MIO：う〜ん…。

AMI：序盤ですでに「角」という案が出たので「試しに付けてみようよ！」って面白半分で付けてみたんです。そしたら目立つし、初めて観た人も「何だ？」って思ってもらえるので、そのままスムーズに角になりました。

ー 今回9月24日にファーストシングル『I will / Animation』でメジャーデビューですが、メジャーデビューするにあたって今の気持ちを教えてください。

MIO：メジャーデビューは色々な人に知ってもらえるチャンスなので、とても嬉しいです。 でもそれは、前に進む一歩だと思っています。だからワーッとハシャぐ感じではなく、 変わらずにやっていきたいです。

AMI：MIOも言ったように、通過点としてはすごく大きなことだと思うんですが、私たちはライヴが大好きなバンドなので、デビューしても今迄と変わらず色々なところで沢山ライヴをして、お客さんと楽しい会場を作りたいと思います。

SHIZUKA：私たちはインディーズの頃から、アリーナツアーを目標に頑張ってきました。それはメジャーデビューしても変わらないものなので、以前と変わらずに頑張っていくだけです。


ー “I will”は、テレビアニメ『アオハライド』の挿入歌のために書き下ろした楽曲ですが、このお話が来た時はいかがでしたか？

MIO：世代的にも、原作の漫画をクラスのみんなが読んでいましたし、何より3人とも原作が大好きだったんです。だからこのお話が来た時は「えーー！！」って本当に驚いて。すごく嬉しかったね！

SHIZUKA・AMI：うんうん！

MIO：だから勿論漫画のストーリーも分かっていたので、制作もすぐに取りかかれました。青春の1ページを沢山散りばめられている内容ですし恋愛の話なので、 “I will” はメロディからも歌詞からも、そういう切なさを感じてもらえる作品になったと思います。それと、『アオハライド』の主人公は自分の気持ちを上手く伝えられない人たちが多いので、そういう想いへのエールを込めて“I will”というタイトルにしました。


ー この曲を歌ったり演奏したりする上で、3人が特に大切にした点を教えて下さい。

MIO：「間」です。すごくスローテンポな曲なので、そのままバーッと流して歌ってしまうと伝わってこない部分もあると思うんです。「間」を大切にして歌うことで、より今、切ない気持ちを感じながら歌っていることが伝わると思いました。

SHIZUKA： “I ｗill”はバラードですが、壮大なロックバラードみたいなイメージでベースラインを作っていて、ひとつの音にとても重きを置いているというか、大切にして弾いています。あとベースソロがあるので、その部分が聴かせどころです。

AMI： SHIZUKAが言ったように、“I ｗill”は壮大なバラードなので、ひとつのシンバルの音によっても全く楽曲が変わってくると思っていて、サビに入る瞬間のシンバルは鳴らし方を1番と2番で違いをつけたりして、楽曲に変化をつけています。