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ジャンク フジヤマ『あの空の向こうがわへ』インタビュー Page1


彼が目指す音楽のキーワードには「普遍性」というものがある。そして、音楽に対しての情熱が半端じゃないことを知った。6月20日にビクターエンタテインメントからメジャーデビュー。しかし、ジャンク フジヤマという男はデビューしたばかりの新人とは思えないほど堂々としていて、その自信にみなぎった発言はこちらが躊躇するほどのものがある。しかしそれは根拠のない自信ではなく、村上”ポンタ”秀一氏に見いだされ、ひるむことなく音楽をやってきた証なのだ。だから彼は音楽を軽くみたり、扱われることを嫌う。歌だけでなく、音楽へ対するパワフルな思いを語ってもらった。

junk_1.jpgー エムファン初登場ということで、プロフィール的な部分からお伺いします。大学時代に「ハヤオキ×」というバンドを結成ということですが、読み方は…。

この×(バツ)は発音せずに、そのまま ”ハヤオキ” と読んでください。当時「モーニング娘。」さんが大人気だったので、最後の「。」が面白くて、それを「×」に変えてみたんです(笑)


ー え!そういう理由だったんですか?!(笑)

ええ。別にライバルとかではないですけどね(笑)


ー そりゃそうでしょ!!

<一同爆笑>


ー その時は今に通じるような音楽性だったんですか?

今ほど濃くはないですけどね。 メンバー5人だったので、入れられる音自体も限られているので今ほど厚いオケにはならないんです。でも、やりたいことは大体一緒でした。


ー「ハヤオキ×」を解散後、ソロとして『A color』をリリースされましたが、その時に村上“ポンタ”秀一さんと出会ったのですか?

『A color』をポンタさんが聴いてくださって、「2000年代に俺たちの音を、まんま演ろうとしている馬鹿がいるのか?その大馬鹿者を早く連れてこい!」って(笑)。それでお話をさせていただいて、一緒にやろうということになりました。


ー 村上“ポンタ”秀一さんの第一印象は?

貫禄のあるおじさん!(笑)。 緊張はしましたけど怖いとは思わなかったです。僕、いつも待ち合わせの時間よりかなり早く着くようにはしているんですが、ポンタさんはもういらっしゃってたんですよ。葉巻を吹かしていて、なんかゴットファーザーみたいな人がいるなと(笑)。


ー ゴットファーザー!(笑)

それで「今日お世話になるジャンク フジヤマです。」って挨拶したら「おぅ!お前か!」って言いながらパシッ!!!って力強く握手してもらい、色々お話をさせていただき、ライブをやろうということになりました。


ー それでジャンクさんの為のスペシャルバンドが組まれるわけですが、その時はどういうメンバーだったんですか?

ギターの天野清継さん 、キーボードの宮崎裕介さん、サックスとキーボードは本間将人さん、ベースが松原秀樹さん、コーラスはGATZさんがやってくれていました。


ー 実際、同じステージで演奏する村上さん達のプレイはいかがですか?

いやぁ、本当に素晴らしいです。勿論テクニックは凄いんですが、上手いとかそういうことではなくて、いいんです!こんな下の立場から言うのも何ですが、センスがいいんです。でも、数々の罠を仕掛けてくるんですよ、これが(笑)


ー 罠ですか。コワいですね。

その時点で試されているわけですよ。こいつ、これでコケるんじゃないかって。惑わしてくるんです。でも僕は惑わされませんけどね。


ー 心臓強いですね!

あははは!まぁ仕掛けられた罠をくぐり抜けていったお陰で、一度で終わらず、何度も一緒にライブをやらせていただけました。


ー 2010年4月にはライヴアルバム『JUNKTIME』が先行リリースしたタワーレコードで1ヶ月、セールス・ランキングトップをキープ。その後、『Junkspice』、『JUNKWAVE』をリリースされますが、全国のFM局で上位にランクされるなど、高い評価を得ますが、周りの状況など変わったりしましたか?

当然、ポンタさんとやるようになってからは、音楽的な環境は変わりました。でも、やっていることは何ら変わらないんです。自分のやりたいことをやる。ただ、「あんな一流のメジャーリーガーと、草野球からいきなりメジャーリーガーに行っちゃってニューヨークヤンキースの4番に据えられてどうするの?」というようなことはよく言われました。


ー そういう時、ジャンクさんはどう思われましたか?

僕は、「それならスイングすればいいじゃん、当たれば飛ぶんだし。」という感覚でした。


ー やはり元々メンタル面の強さをご自身できちんと味方につけていますよね。

表裏一体ではありますけどね。実際弱いんだから、ある意味開き直っていくというか、やるだけやるしかないという感覚でした。


ー じゃあ、自分の実力以上を見せようとか、いい格好しようとかいう感覚がなかったんですね。

多分、それが一番危険なんです。虚勢を張って一旦失敗したら、100だったものが一気に0になりますから。ひとつ失敗しただけでもそうですから、常にMAXの状態でやるんですけど、自信を持ってお届けできるものをやっていったつもりです。こけても取り戻すから、絶対見てろよ!という感じです。


ー 各界の著名人からもすごく評価が高いですが、ご自身では、こういう評価というのは勿論嬉しいとは思うのですが、プレッシャーなどはなかったでしょうか?

インディーズでも、アルバムを出してからどんどん評価をいただくようになり、それはありがたいことだと思いました。当然自分ではそれなりの評価を得られようと思ってやっているわけですから、ある意味では結果がきちんとついてきたという感じです。ただそれはナルシスト的な感覚で言っているのではなく、そういう結果がついてくるように作り込んでいるから言えることなんですけどね。


ー じゃあ、ご自身の中ではプレッシャーというより当たり前だと。

そうなって欲しかったです。1枚目を作った時だって、何かしらの評価が得られなければ辞めてしまおうと思っていましたから。でも思い描いた通りの評価をいただけて嬉しいです。


 

リリース情報

1stシングル「あの空の向こうがわへ」

2012.6.20 release

VICL-36706 / ¥1,200(tax in)
jkt20120424231023.jpg

収録曲

M1:あの空の向こうがわへ
M2:未来図

M3:曖昧な二人(Live)
M4:あの空の向こうがわへ(Back Track)

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LIVE情報

ジャンク フジヤマ with SPICY KICKIN' TOUR 2012

2012年9月24日(月)名古屋TOKUZO 開場18:30 / 開演19:30
2012年9月25日(火)神戸チキンジョージ 開場18:30 / 開演19:30
2012年9月29日(土)横浜Motion Blue yokohama
1st open_4:00pm / showtime_5:30pm
2nd open_7:00pm / showtime_8:30pm

SPICY KICKIN':松田肇(g,vo), 宮崎裕介(key,vo), 外薗雄一(ds.vo), 坂本竜太(b,vo)


ジャンク フジヤマfeat. 天野清継
スペシャル・アコースティック・ライヴ2012 SUMMER


2012年7月21日(土)南青山MANDALA 開場12:30 / 開演13:00 


ジャンク フジヤマ アコースティック・ソロ・ライヴ
2012年9月23日(日)LIVING ROOM(静岡)開場:17:30 / 開演:18:30

Interview

Live Report

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