時には破壊的だったりポップだったりと実験と葛藤を繰り返す MO'SOME TONEBENDERことモーサムは、ポップな仕上がりの前アルバム『SING!』から約2年の歳月を経て、また爆音へと戻ってきた。その道のりや最新アルバム『STRUGGLE』について、Vo,Gの百々和宏に話を聞いてみました。
—— アルバムとしては約2年ぶりですが、その間どういう活動をしていましたか?
2年かかっちゃいましたね(笑)。その間はライヴをやりながら、新曲の制作をしていたんですが、実際エンジンかかり始めたのは今年に入ってからですね。
—— 制作はいつも時間がかかるんですか?
いや、それがね、それまでリリースが途切れることがなかったんですよ。年1枚、多い時で2枚は出していたんですが、そんな中で「俺たちこれで大丈夫?」という気持ちが沸々と湧いてきて、その確認作業や次のモードを考える時間が欲しかったので、その間は無理にリリースをしませんでした。
—— 今作『STRUGGLE』ですが、モーサムらしい…と言っていいでしょうか?
そうですね。そう言われることが多いかな。まぁ全部モーサムらしいんですけど、今回はその中でもモーサムのドキュメンタリーになっています。脚色一切なしのアルバム!
アルバムタイトルがそのものを表しているんですけど、『STRUGGLE』って、もがいてあがいて戦ってっていうような意味なんです。モーサムってそういうバンドだし、特にこの2年間がそうでしたね。だからそれを嘘つかずに誤摩化さずに出そうと思ったら、このサウンド、この歌詞じゃなきゃ説明しきれなかったです。
—— でも、その甲斐あってというか、1曲目の ”Hammmmer” から、ブチ込んでくれましたね。
そう、これはね。あははははは!…酷いよねぇ、このキックの音圧は。(笑)
—— (笑)でもあえて爆音で聴きたいです。
聴きたくない人は聴かなくていいと思って作りました。それは言葉に出しちゃうとネガティブに受け取られちゃうかもしれませんが、決してそうではなくて、それを言える位の気持ちで作りましたということなんです。そういう気持ちでのぞまないと、今のモーサムを嘘偽りなく出せないと思ったので、そこだけは外さないようにしました。
でも響く奴には、世界が変わる位のものを見せたいと思っています。僕が10代の頃に色々な音楽に出会ってそうなったようにね。
—— 音楽って「衝撃」ですよね。
そうですね。特に僕たちのやりたい音楽っていうのはそうです。衝撃を与えたい。だからそう思うと、すごく色々見えてくるんですよ。シンプルになるというか。迷いもそこでなくなるし集中して曲作りも出来たし。
□MO'SOME TONEBENDER アルバム直前に、iTunes Store 限定Live EP「STRIKES GIG 2010」を11/24にリリース!
2010 12 08 ビートの上に割れたガラスを敷き詰めて、裸足で走り続けるPROGRESSIVEなPUNK。
実験心を持ち全て過剰に表現せよと、尖らせた神経が叫ぶ。
張りつめた空気を振るわせた先の景色はどこまでも汚れていて、吐き気がするほどロマンティックにもがいている(STRUGGLE)。
怒りを音の隙間に、生活をギターの歪みに、すべての感情をメロディに満載して重量オーバーで走り続ける
ROCK BAND、MO'SOME TONEBENDER IS BACK!
1月16日(日)仙台MA.CA.NA
1月20日(木)広島CLUB QUATTRO
1月22日(土)福岡DRUM Be-1
1月25日(火)名古屋CLUB QUATTRO
1月26日(水)心斎橋CLUB QUATTRO
1月28日(金)札幌BESSIE HALL
1月31日(月)恵比寿LIQUIDROOM