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J-WAVE TOKYO REAL-EYES

J-WAVE TOKYO REAL-EYES "LIVE SUPERNOVA 50 DX" @ ZEPP TOKYO

特別なライブにふさわしい晴天のこの日、今をときめく4組のアーティストが、ここZEPP TOKYOに集結した。
J-WAVEで放送中の番組「TOKYO REAL-EYES」(毎週金曜日深夜24:00〜28:00)の番組主催ライブ 50回目を記念したスペシャル・ライブイベント。
出演アーティストは、 ASIAN KUNG-FU GENERATION、school food punishment、Base Ball Bear、THE BAWDIES(50音順)

開場と同時に1Fのフロアはあっという間に埋め尽くされた。
会場は約2700人ほどのファンの熱気で、席についただけで汗ばみそう。
みな、お目当てのアーティストのツアーTシャツを身にまとったりタオルを首に巻いたりと、お祭り騒ぎの準備は万全だ!

司会進行役でもある番組ナビゲーターの藤田琢己さんが登場すると、会場はエンジンを吹かしはじめた。「よくぞこんなすばらしいバンドを4組ブッキングできたよねー!みなさんー!」言うと会場からは大きな拍手と歓声!
「さあー!どのバンドが何番目にでてくるでしょうかー!」
すこしジラシックパークしながらも、いやがうえにも会場は盛り上がる。
でも確かにそうだと思う。どのアーティスト達をとっても、今のJ-POPシーンを最も賑わし、最も熱くしているのだから。

 

bawdies_1.jpgトップを飾るのは 「THE BAWDIES」!
いつもの黒のモッズスーツに身を包み、 勢い良く4人が現れた。
”IT'S TOO LATE” からスタート。「レコードショップ大賞」を受賞した記憶も新しい、今最も勢いのあるバンドだ!
ギターのJIMは時折、”ア・ハード・デイズ・ナイト” の中でジョージ・ハリスンが踏んでいたようなステップをしながら激しく動き回り、TAXMANはちょっとクールにキメてギターを弾いている。ドラムのMARCYは頭を揺らしながら激しいビートを刻み、ベース&ヴォーカルのROYはSGベースをチョット高いポジションでかまえて、頭をフリながらシャウトする。その姿はまさに1960年代のビートグループのように見える。
bawdies_2.jpgクールな顔立ちなのに、相変わらずソウルフルなROYのヴォーカル。格好良すぎだよ!
初期のストーンズがそうだったように、スモールフェイセスがそうであったように、また、スペンサーデービスグループがそうであったように、彼らも「R&Bやソウルが好きで好きでたまらないんだぜ!」という想いがストレートに伝わってくる。かつてポールマッカートニーが自らやミックジャガー達を称して「プラスティックソウル」と呼んでいたけれど、あえて言いたい、THE BAWDIES、君らプラスティックソウルだよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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次に登場したのは、 やはり注目度の高い若手アーティスト「school food punishment」

”THE BAWDIES”からは一転して、アヴァンギャルドを思わせるオープニングSEが流れる中静かに登場する。
ヴォーカルの内村が「50回おめでとうございます。よんでくれてありがとうございます。」と挨拶。
疾走感と浮遊感を行き来する世界観は、CDの中だけで留まる事なくライブでもそのエキセントリックな表情をみせる。school_4.jpg
とてもクールだ!こんなにもクールでヒップなバンドが出て来るとは!嬉しい!!
そして前評判どおり演奏もウマイ!楽曲もエレクトロ、アヴァンギャルド、プログレ等の要素が盛り込まれながらもPOPである事を決して忘れない。
しかしMCになると内村は、満員の会場を見渡しながら「ここに来てる子はJ-WAVEっ子って事だよね。すごい!」と、少しの愛嬌もたたえながらその存在感を急速に近いものにする。ドラムの比田にスポットがあてられ、楽屋での話などで更に観客との距離は近くなるが、おもしろいもので演奏に入ると会場の空気そのものを変えてしまうのである。
色とりどりに変わるライトと共に私たちは異空間に包まれる。
ベースの山崎とキーボードの蓮尾は時に実験的なアプローチを楽しんでいるようにも見える。ドラムの比田は音宇宙の時を正確に刻んでいるようだ。最後は蓮尾が鍵盤の上に跳び乗り、ドラマチックに演奏が終わった。

セットチェンジの間もMCの藤田さんは観客を飽きさせない。最後にあるというプレゼントコーナーにみなワクワクしているようだ。

 

 

 


 

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そして、3組目に登場したのが、「Base Ball Bear」!ギターの湯浅が勢いよく現れ、観客をあおる。円陣を組む様にドラムの回りに集まってくる。…と、いきなり爆音と共に”Stairmay Generation”が始まった!
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4つの音が混沌と絡み合いながらうねりとなってこっちに向かってくる。が、オーディエンスも負けてはいない。 Base Ball Bearの音とオーディエンスのノリが絡み合いながら弾ける。
ヴォーカルの小出は全く音に負けていない。際立ってる!ベースの関根は少し歪んだ音で、プログレ好きだけあってゴリゴリベースだ。
関根はMCでは何故か不思議キャラ的に紹介されていて、会場は爆笑の渦に包まれた。
それでもやはり演奏になるとその熱量は大きな波となる。
ギターの湯浅は、フェンダーギターを荒々しくかき鳴らすが、よく見るとネックが逆になっている!改造しているのか、左用のネックがセットされているようだけど…ジミヘンか!? ドラムの堀之内はMCではおどけたキャラを見せるも、演奏は迫力のビートを刻む。勢いがありながらも安定感のあるサスガな演奏を聴かせてくれた!


Base Ball Bearの演奏が終了したところで、お楽しみのプレゼントタイム!
MCの藤田さんは何と、バズーカ砲を持って現れた!こりゃビックリ!
バズーカ砲から番組オリジナルのTシャツを発射!まさか2階席までは届かないでしょう?と思ってたら届きましたよ!ゲット出来なかったけどね。

 

 

 


 

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大トリはお待ちかねの「ASIAN KUNG-FU GENERATION」
観客のボルテージは最高潮!説明の必要なしだよね!
メンバーの背後に波動を現すような光があらわれる。 ギターの音と観客の興奮の声はひとつとなった。彼らの音楽を聴く度に思うのは、力強さとやさしさ、安心と不安、といった表裏一体なもの。それは後藤が創り出す詩の世界とそれを包み込むエモーショナルな演奏だろうと考える。常に何かを考えながら全力疾走してる感じ…。
5月にリリースされる「迷子犬と雨のビード」も披露。やはりリリース前の曲を生で聴けるというのはファンとしてはたまらない!
区切りがよい2010年という年は「無反省」で行きたいと後藤は語る。
前向きがいいな…と。
ajikan_2.jpgじっと聴き入る観客の肩には、その言葉とライトが春の甘い雨のように落ちる。
映画「ソラニン」のメインテーマは、耳にしない日がなかっただろう。アンコールでは、OASISの話から、自分が音楽を始めた話などをし、どうしようもない時代の話も淡々と語るが、そこにもアジカンの世界があるように思えた。
今回のライヴも全く期待を裏切らない最高の演奏を聴かせてくれた!
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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全4組の演奏が大興奮のまま終了したあとに登場した藤田さん、「Tシャツだけでは…」と急遽決めた、全アーティストのサイン入りテレキャスターもプレゼントするというではないか。おいおい、豪華すぎやしないか!?最高に楽しく、最高に盛り上がったイベント。やっぱりお祭りはこうでなきゃ!この模様は、4/23の深夜24:00〜のJ-WAVE「TOKYO REAL-EYES」で放送。当日会場に行けなかった人も、このレポートと番組レポートでこの興奮を是非味わってほしい。また、その世界にひとつしかないテレキャスは明日(4/23)の「TOKYO REAL-EYES」でプレゼントしますので、絶対番組聞き逃さないようにね!

 

 

 

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取材・文/Shu、まさやん

 

[セットリスト]
《 THE BAWDIES 》
IT’S TOO LATE
HOT DOG
KEEP YOU HAPPY
EMOTION POTION
I’m In Love With You
I’M A LOVE MAN
KEEP ON ROCKIN’
YOU GOTTA DANCE

《 school food punishment 》
future nova
you may crawl
light prayer
sea-through communication

《 Base Ball Bear 》
Stairmay Generation
祭りのあと
changes
ホワイトライト
ドラマチック
CRAZY FOR YOUの季節
LOVE MATHEMATICS

《 ASIAN KUNG-FU GENERATION 》
新世紀のラブソング
センスレス
アンダースタンド
迷子犬と雨のビード
ブルートレイン
惑星
マジックディスク
振動覚
リライト
ソラニン
EN 君という花




「TOKYO REAL-EYES」(毎週金曜日深夜24:00〜28:00)
ナビゲーター:藤田琢己
新しい音楽を求めて全国各地から情報をリサーチ。メジャー、インディー問わずの今の音楽シーンを熱く”ROCK”!
アーティストとのダイレクトなコミュニケーションにより創られる独自のスタイル番組。

http://www.j-wave.co.jp/original/realeyes/

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