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毛皮のマリーズ「RESTORATION TOUR 2010」下北沢シェルター

毛皮のマリーズ「RESTORATION TOUR 2010」下北沢シェルター

東京の気温が30度に限りなく近づいたこの日、そんな程度で暑いだなんて言ってられない状況が下北沢シェルターにはあった!遂にメジャーデビューを果たした毛皮のマリーズのライブだ!

満員というにも程があるほど超満員の会場内は異様な雰囲気に包まれている。もうこれ以上は一瞬たりとも待てないぜ!ってとこまで焦らされに焦らされた観客の我慢の限界が頂点に達したその瞬間、遂にメンバーが姿を現した!当然の如く観客のボルテージは既に最高潮だ。そして、Voの志摩が現れた!えっ!もしや今は1976年のとある日になってしまったのか!?マジでそう思ってしまった…。何故って…、Love You Liveかなんかで観たミックジャガーそのものとしか思えない衣装とメイク、妖しくて繊細で美しいロックのカリスマの姿がそこにあったからだ。

ギタリストの越川が弾く、というか切り裂くようなギブソンSGが悲鳴を上げた瞬間、モンタレーにおけるジミヘンドリックスのオープニング「Killing Flore」で受けた衝撃と同じものを味わった!そしてドラムの富士山とベースの栗本が激しいグルーヴを創り出し、一瞬にしてステージはロックンロールショーへと…!

オープニングナンバーはデビューアルバムからの「COWGIRL」。志摩は、観客を煽りながらステージ狭しと動き回り、時に妖しく、そしてまた時に荒々しくシャウトする。バンドも飛ばせば、観客も飛ばす、シェルターは興奮のるつぼに…!

マリーズ1.jpgMCに入ると志摩は、歌っている時の彼からは想像できないくらい静かに語りだした。とても文学的でもある彼の言葉に皆聞き入る。狂気とインテリジェンスを両方持ち合わせているようにすら感じる。そして、少しペースを落とした演奏が始まった。ダルでルーズな演奏がこれまたいい。やっぱりロックバンドはこうでなきゃいけない!きっちりまとまった演奏なんてされた日にゃあ興醒めだよね。昔のストーンズはこうだったよね。

再びノリノリの曲へと移り、ベースの栗本が唯一ヴォーカルをとるポップなナンバー「すてきなモリー」では観客から大合唱が起こり、名曲「BEAUTIFUL」ではもう会場の盛り上がりは最高潮に!「これから全国ツアーに行ってきます!」という言葉を残して狂熱のライブは終了した。

マリーズ2.jpg毛皮のマリーズ!ロックンロールってもんを久しぶりに思い出させてくれたバンド。って言うかロックンロールそのものと言っても過言ではないかも知れない。
みなさんはメジャーデビューアルバム「毛皮のマリーズ」はもう聴いただろうか?今となっちゃあ、日本中探しても、いや世界中探してもこんなロックンロールバンドはいないかもね…。これはもう理屈じゃない。何のギミックもない、ロックのプリミティブな衝動!アルバム聴けばわかるし、そして何と言ってもライブを観れば一目瞭然だ。その毛皮のマリーズのライブ!絶対に体験するべし!


☆ 毛皮のマリーズライブ情報
シェルターワンマンの翌日、5月22日に今回の全国ツアー「RESTORATION TOUR 2010」のファイナル、7/11恵比寿リキッドルームのチケット一般発売を行いましたが、何と2分で速攻ソールドアウト!
今回のツアー、その他の地域も売り切れ続出となっており、残り少ないチケット争奪戦になっています。まだ間に合う地域はオフィシャルホームページで急ぎチェックを! http://www.kegawanomaries.jp/
それでも観れなかった人は、各地の夏フェスをチェックしてください。

 

毛皮のマリー ズ /「毛皮のマリーズ」
2010年04月21日
¥2,500(税込み)
COCP-36083
コロムビアミュージックエンターテイメント
 

収録曲
01. ボニーとクライドは今夜も夢中
02. DIG IT
03. COWGIRL
04. 悲しい男
05. BABYDOLL
06. バンドワゴン
07. サンデーモーニング
08. それすらできない
09. 金がなけりゃ
10. すてきなモリー
11. 晩年


【レーベルサイト】http://columbia.jp/kegawanomaries/



取材/文 Shu

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