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元気ロケッツ「Sony make believe 〜dot park〜」

元気ロケッツ「Sony make believe 〜dot park〜」

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「元気ロケッツ」の新曲PVの披露試写会が先日関係者を招いて行われた。
ゲームクリエイターの水口哲也氏とYUKI、中島美嘉、flumpoolなどの音楽プロデューサーとしても有名な玉井健二氏によるこのユニットは、人類史上初めて宇宙で生まれたLumiをフロントアクトに置くコンセプチュアルユニット。
2007年7月に世界7大都市で開催された地球環境イベント『LIVE EARTH 2007』の、オープニングアクトとしてホログラムで出演。
2008年にはGood Design賞を受賞するなど、独創性溢れる活動を行う。

いつもクリエイティビティの高いミュージッククリップを展開してくれるこのユニットの新作は何と3Dだ。しかもフルCG!
フルCGの3Dミュージッククリップは世界初というではないか。
60年代、70年代に想像した「近未来」というやつが、2010年になって今まさに目の前に現れようとしている。
映画「ターミネーター」でアーノルド・シュワルツェネッガーがしていたようなサングラスを掛け、世紀の瞬間に立ち会う。(3Dメガネをかけてこんなにドキドキするのは初めてだ!)

エレクトロニックでポップな音に乗せてLumiが登場。
宇宙、そして砂漠や海、ジャングルを、まるでワープするかのように飛ぶLumiが微笑みをたたえながらこちらに手を伸ばしてくるではないか!
思わず手を伸ばしたくなる。ジャングルにいるカメレオンや蝶も、まるで目の前にいるようだ。


GR_fish2.jpg3D映画というのが最近の主流である今、当然この感覚に対して想像できる人は多いだろう。それならもうひとつ想像してほしい。あの元気ロケッツの音と映像感が立体となったところを。
まるで絵画から抜け出したような古城を高速で飛ぶLumi。風景が後ろへと流れて行き、まるでLumiに手を繋がれて自分も空を時空間の旅をしているよう。
歌うLumiと、女神のような大きなLumi。宇宙そのものであるようである。

 

ブランディングを含めたトータルなプロデュースワークを得意とする彼ららしい発想の「コンセプチュアルユニット」と、人物像の設定というのもそうだが、今回の細部にまでこだわった作品は、まさにクリエイティブのもつ力の勝利ではないだろうか。

そしてその元気ロケッツの新曲が5月21日〜25日に六本木ヒルズアリーナで開催されたSony make believeのイベントのひとつ「dot park」でDJ&VJライブが開催された。

 

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このイベントはソニーの最新3D技術を体験できたり、ヒルズアリーナでは日替わりで、3D対応の280インチ巨大LEDで、いきものがかりやUVER worldの3Dミュージッククリップを無料配布された3Dメガネで鑑賞できたり(これは毎日開催)、水口氏をはじめとした、クリエイターのトークショーの他、MISIA、西野カナや、ネクストホープアーティスト(DOMINO、SCANDAL、PENGIN)のライブなど3Dを中心においた、音、映像、クリエイティブが詰まったもの。

私が行ったのは23日(日)。この日の六本木は朝から雨が降っていた。
屋根はついているものの、野外である事にはかわりなく、かなり肌寒い。…にもかかわらず、朝からずっとヒルズアリーナの席は満杯で、2階にも人の姿がみえた。
みな、3Dメガネをかけながら、巨大スクリーンに映し出される立体映像に驚きの声をあげていた。
元気ロケッツの前時間に水口氏が、3D映像をdotlab(Sony make.believeプロジェクトのプログラムのひとつ。ソニーとクリエーターと学生たちが、ひとつの作品を創り上げていく少人数制のワークショップ。)で学生達と共同制作した話や、「元気ロケッツ 3Dライブ」の制作スタッフ達とのトークセッションなどを行った。
想像する力と、それを実現する力、時間や体力、精神力との戦い、でも根底にある遊び心など、まさにdot parkのコンセプトのひとつでもある感受性を刺激して好奇心を目覚めさせるものだった。

 

全景2.jpgライブになると入れ替え制となるため、私も一度並び直す。やはり水口氏の話を聞いていた観客達は「こんな話聞いちゃ、元気ロケッツのライブ、観るしかないでしょ!」といい、列に並んでいた。こういう人を含め、元々このライブをお目当てにしてきた人達などで長蛇の列が出来ていた。
世界初というこのフルCG3Dのミュージッククリップは、業界でも注目度は高いだろう。
会場に入ると、音に反応して色が変わるサウンドボールを配布された。

宇宙服を着たDJが登場。
満員になった会場は、この時点でさっきまでの寒さが嘘のように熱気に包まれている。3Dメガネを一斉にかける姿は、時空間への旅を始める用意のようだ。迫ってくる光が会場を埋め尽くし、子ども達は降り注ぐ映像の光に手を伸ばしている。


全景3.jpg17時50分からスタート、新曲を含む4曲のライブとなったが、文字がレイヤーとして重なって2段3段に見えるのもアイデアと、3Dならではの面白さ。
そしてLumiが登場すると、それが映像であっても、まるでそこに登場したかのような歓声が沸き上がった!さらにDJが観客を煽る!!
サウンドボールが感性や音、様々なものに反応し、柔らかな色とりどり光を放ち、ステージだけでなく、会場全部を光の渦に巻き込んだ。
それにしても、Lumiの歌声と笑顔はなんと魅力的なんだろうか。

 

新曲では、森の中を泳ぐ古代魚のような大きな魚や、広い空を飛ぶ渡り鳥などの自然と、壮大な宇宙を映像の中に詰め込んだ感性が震える映像と、疾走感とキュートさを併せ持ったキャッチーな音に湧き、約30分ほどのライブは大歓声の中、終了。
元気ロケッツらしいテンポよいウィルメイドな新曲のリリースが実に待ち遠しい。



・元気ロケッツオフィシャルサイト 

http://www.genkirockets.com/index.html


・dot park
 http://www.sony.co.jp/united/makedotbelieve/dotpark.html

 

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