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BUCK-TICK TOUR 2010 go on the

BUCK-TICK TOUR 2010 go on the "RAZZLE DAZZLE"@渋谷C.C.Lemonホール

今作「RAZZLE DAZZLE」のCDジャケットは鬼才 宇野亜喜良氏の書き下ろし。
まさにその世界感を体現するかのようなアート性とエンターテイメント性溢れるステージが目の前で繰り広げる。
前作「memento mori」から約1年8ヶ月ぶりに発売された18枚目となるアルバム「RAZZLE DAZZLE」のリリース・ツアー 「BUCK-TICK TOUR 2010 go on the “RAZZLE DAZZLE”」、序盤の東京公演10月27日(水)渋谷C.C.Lemonホール1日目。
87年からメジャーでの活動をしている彼らの音や世界感を想像する時、きっと世代によってイメージは変わるだろう。
 

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アラフォー世代の私にとっての BUCK-TICKはビジュアル系アートロックの源流であり時代を席巻してきた代表格でもあったが、2010年の今、そこでは新たな BUCK-TICKを目にする事となった。
ステージを囲うビジョンは目まぐるしく色を変え、光の粒をたっぷりと浴びながらディスコティックにミラーボールが輝き、 “RAZZLE DAZZLE” や“独壇場Beauty” でダンサブルにオーディエンス達を彩る。光の中に静かに鎮座する深い色のステージデザインの中でマイクスタンドを高々とあげるパフォーマンスをみせるシルクハット姿の 櫻井敦司(Vo)、それはまるで古い外国映画に出てくるようなサーカスの猛獣使いのようにも感じる。櫻井はくるくると回り、今井 寿(G)もまるでダンスを踊るかのようにステージを縦横無尽に動く。
「明日がないと思えば今日が愛おしい…。」

_MG_3260.jpg甘く淫靡な櫻井の声に誘われるかのように “Django!!! -眩惑のジャンゴ-” のリズムに揺れ “ 狂気のデットヒート! ” では、デジタルチックで面白い映像が映し出される。
“ TANGO Swanka” は、櫻井と今井のヴォーカルコントラストとが何と面白いのだろうか!
新たな世界感を彩るためにこのステージ中、今井は何度もギターチェンジを行い、
 “くちづけ ” や “月下麗人”では確実にアタックするドラムと、歪むギター、深いベース音にバンドイズムを感じ、それはメロディアスと攻撃を行きつ戻りつするBUCK-TICKイズムそのものであったメンバーがそこにいるのに、まるでMVを観ているかのような素晴らしいアンコール、そしてダブルアンコールと、BUCK-TICKが詰まっていた。

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正直言うと、もっとドロドロとした排他的なステージを想像していた。
しかし、そこで繰り広げられたのは、光のパレードと計算しつくされたステージに弾けるロック!
「唯一無二」とは、彼らの為にある言葉のような気がする。
どの時代にあって、どんな音でその変化を見せようとも一寸の妥協もない作品づくりと、コンセプチャルなステージは、感嘆のため息が溢れ、まだこの続くツアーで、どれだけのオーディエンスがこの世界に魅了されるのかと想像すると少しのワクワク感さえ覚えてしまう。きっとステージを観ていながら、彼らの放つ音と世界に包まれ、そして光に弾かれ、浮遊と甘美、破壊を体全部で味わえるだろう。

 

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