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UVERworld LAST TOUR at TOKYO DOME

UVERworld LAST TOUR at TOKYO DOME

「みんなにもっと素敵な景色を見せたいと思った。だから俺たちは 東京ドームでライブをすることを決めたー‼ 」
TAKUYA∞がファンの前で宣言したのは、今年の7月4日、国立代々木競技場第一体育館で行われたUVERworld  “LAST tour 2010”ツアーファイナルでのことだった。

そして11月27日(土)、まさにその日がやってきた。
”そんな夢が叶うはずがない 売れるはずがない 成功した途端 手の平を返す者どもに告ぐ。俺たちがNO.1 “
記念すべき初東京ドームワンマンライブでの演奏曲1曲目は、公言通りUVERworldの思いをそのまま歌詞に詰めたような11月24日リリースの新曲「NO.1」で幕を開けた。
そして炎のような熱狂の中、センターに設置された特設ステージから5人が現れ、最新曲の次はデビューシングルの”D-tecnoLife” を演奏。爆破音のような歓声があがる。

 

uver_dome1.jpg「ここはライブハウスだ、好きなようにやらせてもらうぞ!」
思わずニヤリとしてしまうようなTAKUYA∞の挑発的な発言から入った ”Burst” では爆音と共にステージに炎が上がり、その後もオリコン週間ランキング1位を獲得した “儚くも永久のカナシ” など、興奮の中ステージは進む。彼らはゴリゴリの激しいリズムや歪むギター、ドープなラップとリリックにメッセージをのせ、それにオーディエンス達は手を叩き、叫び、応え、その轟音に東京ドームが揺れる!! それでもTAKUYA∞は「おいおい、いい声聴かせろよ!ぶっとばせー!」とまだまだ煽る。

ドームの天井が、まるでオイルアートのような青とオレンジで渦巻いた光の中、“YURA YURA” と “クオリア” ではUVERworld LIVEでは初の生ストリングスを従え、新たな音を聴かせてくれた。



ステージの灯りが暗くなり、その興奮を少しだけ覚ますように、克哉と彰のアコースティックギター が “君の好きなうた” が浮かんでくるを優しく奏で、サックスの音色と共にしっとりと聴かせてくれた。

しっとりとした後、同じセンターステージに真太郎(Dr)が登場。恒例のソロパートで
「皆さん、楽しんでますか?わたくしのグダグダMCコーナーです。」と、このしっとりした雰囲気を一気にグダグダに…いや、和ませてくれ、ペンを走らせる私の頬まで緩んでしまう。
この東京ドームライブの為に差し入れされた(UVERworldと、クラブハリエのバームクーヘンコラボレーション)カット前のバームクーヘンの写真が映し出され、その長い胴体の横には「NO.1 UVERworld」と焼き印されている。会場はオー!と盛り上がるが、バームクーヘンを使って「真太郎ならでは」の写真を他にもみせた。(ここのディテールはあえてカットします。笑)
その後、少し真面目なトーンの「11月27日というのは6年前に我々UVERworldが東京に上京した日でして。」という告白では、歓声と拍手に包まれ、真太郎は「でも、メンバー誰も気付いてないと思うんで、シーしときましょ。」と、口に人差し指をあて、愛らしく内緒のポーズをみせる。
「不安と期待が入り交じって、そして夢と希望をパンパンに詰め込んだハイエースで東名高速道路をぶっ飛ばした日から6年が経ちまして、こうして東京ドームで4万人のファンの方々と一緒に楽しめてることを本当に感謝しています。ありがとうございます!」と真剣な面持ちで深々と頭を下げた。…が、やっぱり真太郎、それだけじゃ済ませない男だ!
「8年位前のメンバーの写真出したろ!」と、暴露的発言に発展。まだデビューの「デ」の字もない頃で、克哉のドレッドヘアやメンバーの若く突っ走ってる姿にファンは大喜び!そんな和やかな空気の後、ドラムソロでぐぐっとLIVEモードへ切り替えると、再びメンバー登場、彰のタッピングとTAKUYA∞のビートボックスが効いてる “over the stoic” でLIVEは中盤へと進み、スペシャルな日ということで普段あまりライブでやらない”SHAMROCK” も披露。転調や、うねるリズム、練られた楽曲構成でオーディエンスを1秒たりとも飽きさせることなく、TAKUYA∞の煽りとメッセージは地鳴りのようなファンのかけ声や声援と混ざり合う。その渾然一体感は、ライブ映像やオフショットにへんてこなアテレコをつけた映像で和ませてくれたり、”ENERGY” でタオルをぶん回したりしながら、このライブが終わるまで続く。
「なんかね、かっこつけすぎてたかもしれない。らしくないよね。かっこつけるのやめて馬鹿になったら気持ちよくなってきた。」 TAKUYA∞は本邦初公開 と言って、“6つの風” を披露。


uver_dome2.jpgこの東京ドーム公演は、ファンの中でも意見が半分に別れたらしい。それはやはりこんな大きなステージでライブをするUVERworld へ距離を感じてしまうという、ファンならではの寂しさからだった。

でも、TAKUYA∞は 6年前のまだお客さんが1人か2人しかいないエッグマンでライブをやったの映像を観ながら思った事を語る。

uver_dome4.jpg「驚く程自由な音楽をやりたい時に、やりたいときにやりたいところでやりたい奴らと好きなだけやっていたいと思います。その自由な音楽の素晴らしさっていうのを沢山の人に伝えていきたいと思うわけですよ。だからこういう東京ドームという場所でもやるし、小さいライブハウスでもどんどんやっていきたいし。デビュー直後くらいにバンドの活動を停止してしまうくらいごっつい失敗をした。でも失敗してもやりなおせばいいじゃん!って、俺なら言えると思うんですよ。」だから距離なんてないのだと…。そして「UVERworldを一生続けて行く。そういう約束したよね。だから今から話すことはその約束の元で、寂しい話じゃない。俺たちUVERworldは誰の指図も受けたくない 。驚く程自由で素晴らしい音楽をやるために自由なまんまでやっていきたい。”そんな曲、そんなアツイの流行らないよ”って言われてもやっていたい。だから10年後、 バラバラでここにいないかもしれない。でもそれを寂しいことだと思わない。自分たちが信じた道でカッコいいと思う音楽を出し続けた結果がそれなら、どこでなにしてようが俺は笑ってられると思います。青臭いとか若いとか言われようが俺はそうやって音楽をやってないと楽しくねーんだよ!ラスト一言俺の言いたいこと言わせて! 口に出さねーと何にもかなわねーぞ!口にも出せない夢はなにもかなわないぞ。俺はいつか、日本中が愛する曲を作りてーぞ!」

そう言うと「スッキリした 。」と、TAKUYA∞の顔から笑顔がこぼれた。


その後は、”CHANCE!” や “GOLD” でラストまでグイグイ引っ張り、UVERworldという表現者と、オーディンスという共感者の波動が完全に合致、竜巻となってビリビリとドームを震わせ、本編勝負の彼らのステージは大成功で幕を閉じた。



メンバーがステージから去っuver_dome3.jpgた後、TAKUYA∞はセンターステージの先端まで走り、「しー」と言って静まり返ったドームに「愛してるよー!」と生声で叫び、退場。

その後、未発表の楽曲が流れ、UVERworld始めての東京ドームはメンバーだけではなく42,000人のオーディエンスにとっても深く記憶に刻まれた日になっただろう。

またこの日、12月のライブハウスツアーとクリスマスの日本武道館でのライブが発表された。


取材・文/まさやん

 
<セットリスト>
1.     NO.1  
2.     D-tecnoLife 
3.     激動  
4.     Burst
5.     儚くも永久のカナシ 
6.     バーレル
7.     the truth
8.     YURA YURA
9.      クオリア   
10.  君の好きなうた(アコースティック)
真太郎ドラムソロ
11.  over the stoic  
12.  若さ故エンテレケイア
13.  GO-ON
14.  SHAMROCK
15.  just Melody
16.  99/100騙しの哲
17.  妙策号外ORCHESTRA〜UNKONWN ORCHESTRA
18.  神集め
19.  ENERGY
20.  6つの風
21.  CHANCE!
22.  スパルタ
23.  GOLD
24.  Roots
25.  DISCORD
 
 


<リリース情報>
11月24日発売 
17th SINGLE「NO.1」 “東京ドーム公演1曲目はこの曲! ”
収録曲
1:NO.1
2:6つの風
3:超大作+81
●初回生産限定盤 (DVD付き)SRCL7439-40 ¥1,529(税込)
●通常盤 SRCL7441 ¥1,223(税込)
 

UVERworld 12月 ライブスケジュール
 12月 4日(土)Zepp Sapporo(イベントライブ)
12月 7日(火)AKASAKA BLITZ(イベントライブ)
12月10日(金)滋賀ハックルベリー(ワンマンライブ)
12月13日(月)なんばHatch(イベントライブ)
12月15日(水)福岡DRUM LOGOS(ワンマンライブ)
12月16日(木)福岡DRUM LOGOS(ワンマンライブ)
12月18日(土)熊本DRUM Be-9 V1(ワンマンライブ)
 
12月25日(土)日本武道館(ワンマンライブ)
※ Neo SOUND WAVE限定ではございません。
 
 
公式HP
www.uverworld.com


 

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