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THE 野党「THE 野党 遊説2011 ~First~」@Zepp Tokyo 2011.2.17

THE 野党「THE 野党 遊説2011 ~First~」@Zepp Tokyo 2011.2.17

「THE 野党」
この名前を初めて聞いた時には、どれだけ奇をてらった企画モノかと思った。しかしその実態がポルノグラフィティのギター、新藤晴一と湘南乃風のSHOCK EYE、新進気鋭の若手サウンドクリエイターの篤志からなるプロジェクトと知って胸躍った。
そして初めてのツアー「THE 野党 遊説2011 ~First~」が先日Zepp Nagoyaにて終了。今回はツアー2日目2/17のZepp Tokyoに潜入してきた。

「THE野党、最後のお願いにやってきました。」
と、まるで選挙カーから流れるような女性の声のアナウンスに笑いながらも、かなりZeppのムードも盛り上がり始めていた。

「調子どうだいTOKYO! 手拍子お願い!!」
『平成航路』に合わせてSHOCK EYEがそう言うと、とびきりの手拍子が踊る。
ポルノグラフティの持つ独特なメロディと、湘南乃風のライムがいい具合にミクスチャー仕合い、疾走感溢れる。

 

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「この男、このシステムやばいでしょ!」SHOCK EYEがそう言う篤志は実際THE野党の音の幅を広げていた。そしてこのTHE野党の発起人でもあり党首!の新藤は「1stツアーでもあり、スタートのツアーをみんなと迎えられて幸せです。多分終わる頃には、こういうの好きかもって思っちゃうかも。」と言う。いや、終わる頃にって!(笑)。
もの凄いスピードでリリックをまくしたてるSHOCK EYEに負けじと盛り上がるフロア。タオルぶんぶん振り回しながらのコール&レスポンスに、1stアルバム「8:10 pm」をきっちり聴き込んできた感がにじみ出ていて『RAKUEN』は冗談なしで盛り上がる!!!



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『Freddy』では、ギシギシと歪む新藤のギターに、篤志が操るスペーシーな世界が何とも心地よい。 INFINITY16のカヴァー『CLAP CLAP CLAP』ではSHOCK EYEが、フロアとクラップ勝負!「♪聞かせろ拍手を◯回〜!」と歌えば、その言った数のクラップ、こういうのはかなり盛り上がり、ついペンを置き、一緒にクラップしたくなる。

『罠HOTEL』はデジタルチックなSHOCK EYEの声が妙にセクシーで、フロアもすっかり聴き入り、そのまま『月狐』で新藤のギターは泣く!おぉ、ゲイリー・ムーアが蘇ったのかと思った!その流れの『荒野まで』は、相当格好よい。SHOCK EYEの声は男臭く力強くウネリをあげた。

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SHOCK EYEが「党首、みなさんお待ちですよ。」と言うと、新藤は「キライじゃないかもと思ってきたじゃろ。」とニヤリ。だけど肝心な「僕たちはMステがないと出来ていなかったプロジェクトです!」がカミカミでしたから、党首!(笑)
でもそうやって出来たTHE野党。多分いくつもある扉のうち、その扉を開けなければミックスし合わなかったであろう彼らがこうやってプロジェクトを組み、アルバムをリリースし、ツアーまでやってしまっている。一歩も踏み違えられない階段のような奇跡の最初のツアーを観られるというのはちょっと心が震えた。

最初より、お互いの関係に “はにかみ” が出て来たというSHOCK EYEだが、それだけ濃くなってきたということだろう。
でも 曲順を間違えてトークをしてしまったりと、 まだこのメンバーでのツアーということに手垢がついていない感じが面白い。感謝の気持ちを込めてと、新曲も披露され、新藤はこのプロジェクトの意味を伝えるのに、何故かカレーを例えにした。
最初はプロジェクトの意味を例えるのにカレー???と、笑っていたフロアだが(すみません、私もです!)3皿分それぞれのカレーを作るのもいいけど、大鍋で作って美味しくなったカレーを折角だから食べてほしいという思いを込めたのがこのTHE野党というプロジェクトだと言った言葉は不思議な信憑性を帯び、気がつけば拍手がわき起こっていた。

 

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フロアが回すタオルやバンダナで風が巻き起こる程盛り上げた「アンクルミュージック」で本編終了。

アンコールで、野党コールをうけて3人、再登場。
「全曲やっちゃったんですよ。どうしましょう。」とSHOCK EYE。いいなぁ、ベテランだが、この新人によくあるアンコール前に全曲やりきってしまう感じ!そこで考えたのはやっぱり一番盛り上がれる『RAKUEN』だ。そして最後の最後はこの日、SEでも流れた「First H.S.A」。
「よーし、みんな手を繋げ!」SHOCK EYEの声に若干戸惑いながらも、フロアで知らない人同士手を繋ぎ合い、ステージの3人も手を繋いでいる。
まだ始まったばかりのこのプロジェクトと、オーディエンスの関係も、やはりいつか煮込んだカレーのような深みが出てくるのだろう。


取材・文/まさやん


<セットリスト>
M1.平成航路
M2.RAKUEN
M3.Where is love?
M4.Freddy
M5.新曲
M6.CLAP CLAP CLAP(INFINITY16)
M7.Download Her
M8.罠HOTEL
M9.月狐
M10.荒野まで
M11.新曲
M12.Calling Me
M13.WHO AM I?
M14.Another〜PM11:00〜
M15.WILD COLOR
M16.アンクルミュージック

E1.RAKUEN
E2.First H.S.A
 

セットリスト

<セットリスト>
M1.平成航路
M2.RAKUEN
M3.Where is love?
M4.Freddy
M5.新曲
M6.CLAP CLAP CLAP(INFINITY16)
M7.Download Her
M8.罠HOTEL
M9.月狐
M10.荒野まで
M11.新曲
M12.Calling Me
M13.WHO AM I?
M14.Another〜PM11:00〜
M15.WILD COLOR
M16.アンクルミュージック

E1.RAKUEN
E2.First H.S.A

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