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モーモールルギャバン 「Oneman The BeVeci Calo ☆ too-ah」@恵比寿LIQUIDROOM 2011.4.17

モーモールルギャバン 「Oneman The BeVeci Calo ☆ too-ah」@恵比寿LIQUIDROOM 2011.4.17

モーモールルギャバンというバンドは変態だ!…と、冒頭から暴走した発言をするが色々な意味で変態。あ、これ褒め言葉ね。
3月16日にリリースされたメジャー第一弾アルバム『BeVeci Calopueno』をひっさげてのワンマンツアーだというのに、やはりゲイリー・ビッチェ(Dr.Vo)は 上半身裸にネクタイ姿で、黒のピッチリスパッツを履いてクネクネしてみたり「君のスカートをめくりたい〜」と、のたまって…いや、歌ってみたりする。あげくの果てに客に自分の汗をかけてみたりパンツを脱いで…まぁいいか、ここら辺で(笑)…いや、そうではない!変態という本当の理由はライブの中身にあるのだ。

 今回参戦したツアー「Oneman The BeVeci Calo ☆ too-ah」の初日、4月17日の東京・恵比寿LIQUIDROOMに入ると、フロアは沢山の風船たちで遊んでいる。
SEのソウルナンバーをバックに、紫、赤、オレンジ、白とカラフルポップな風船が飛び交う。

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ライブが始まった。規則と不規則がコラージュしているようなシューゲイザーの音像と、それをそのまま表現したようなVJが空間を埋め尽くす。この日も演ったが、”ユキちゃんの遺伝子” や “Hello!! Mr.Coke-High” のMVみたいな質感がステージとして繰り広げられている。

「昔、ゲイのカップルが泊まりにきた時に作った歌を聴いてください。こいつらを祝福しようと思って軽い気持ちで作り始めたんだけど、いつの間にかマジになっちゃいました。」という、 “愛と平和の使者” は、少し切ないメロディの繊細さを引き立たせながら、かがむような低い姿勢でユコ・カティ(key,Vo,銅鑼)が現実を突きつけるように鍵盤を叩き付ける。”ATTENTION! “ のヒップホップナイズドされていないラップや、ゲイリーとユコのユニゾンはやはり音作りの技量を感じる。クリスチャン・ヴァンデも真っ青か!?

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ゲイリーは哲学的に馬鹿な歌詞を汗みどろで真剣に歌うが、その変則的なドラムにはニヤッとさせられる。ユコは ディストーションギターばりの鍵盤を背面弾きするし銅鑼は打ち鳴らすしで、かなりのパフォーマンスを見せるが、 ”rendez-vous ”のような切ないメロディを甘く歌う声はまるで映画のよう。T-マルガリータは派手ではないものの、しっかり音の軸をとらえている。職人ぽいぞ、T-マルガリータ!と思っていると “野口” で変な声出すし!ここはまだまだツアーが続くので、お楽しみにということで。

パンティコールをうけてのアンコールを終え、ダブルアンコールでゲイリーは、変態チックに(これは別に褒め言葉ではない・笑)パンティの色はピンクがいいだの、水色がいいだの言っている。
そのうえ、「ドラムセットの上で暴れちゃいけません!って沢山言われた…」といいながら、やっぱりドラムセットに乗っている。おのれは小学生かい!

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…ガンッッ!!

次の瞬間、オーディエンスを挑発しようとするゲイリーは少しバランスを崩し、マイクを思いっきり落とした。
「あー!PAさんに怒られる!プロデューサーに怒られる!マイク、ガンッ!て言った!!」
ほら見たことか!でもオーディエンス大盛り上がり。メジャーになって第1弾アルバムをリリースしたばかりのミュージシャンとは思えぬ盛り上がり方だ。
計算された音と、計算破壊のライブの融合は、いきなりチケットSOLD OUTになったツアー初日に大盛り上がりで幕を閉じた。モーモールルギャバンというバンドは、多分好き嫌いがハッキリするバンドだと思う。しかしハマったら最後!荒削りではあるが、こういう珍味バンドは面白い。珍味は決して色物ではない!ストレートサウンドを好む者には、???と感じるだろうが、珍味好きはライブを観た後、「あぁ、楽しかった!」と思えるだろう。一度お試しあれ!!!

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取材・文/まさやん


web: http://sound.jp/mo-lulu/
label: http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A023104.html



Oneman The BeVeci Calo ☆ too-ah

4月17日(日)東京LIQUIDROOM
(OPEN/START)17:00/18:00  ¥3,000   3/19(土)発売 LIQUIDROOM 03-5464-0800

4月24日(日)静岡SUNASH
(OPEN/START)17:30/18:00  ¥2,500  3/19(土)発売 SUNASH  054-288-0880
4月28日(木)新潟RIVERST
(OPEN/START)18:30/19:00  ¥2,500  3/19(土)発売 RIVERST 025-250-0430
5月5日(祝)高崎TRUST55
(OPEN/START)17:30/18:00 ¥2,500  3/19(土)発売 TRUST55 027-326-4310
5月13日(金)名古屋CLUB QUATTRO
(OPEN/START)18:00/19:00 ¥2,800  3/26(土)発売 JAILHOUSE 052-936-6041
5月20日(金) 金沢vanvan V4
(OPEN/START)18:30/19:00  ¥2,500 3/26(土)発売 vanvan V4  076-223-7565
5月28日(土)大阪CLUB QUATTRO
(OPEN/START)18:00/19:00  ¥2,800  3/26(土)発売 CLUB QUATTRO 06-6281-8181
6月2日(木)黒崎MARCUS
(OPEN/START)18:30/19:00  ¥2,500   4/2(土)発売 MARCUS 093-621-3768
6月4日(土)福岡graf
(OPEN/START)18:30/19:00 ¥2,500   4/2(土)発売 graf  092-733-1199
6月5日(日)熊本Django
(OPEN/START)17:30/18:00   ¥2,500   4/2(土)発売 Django 096-355-6960
6月11日(土)岡山CRAZYMAMA 2nd Room
(OPEN/START)18:30/19:00  ¥2,500  4/2(土)発売 CRAZYMAMA 2nd Room 086-225-9014
6月15(水)仙台MACANA
(OPEN/START)18:30/19:00  ¥2,500  4/9(土)発売 MACANA  022-262-4787
6月16日(木)盛岡Club Change
(OPEN/START)18:30/19:00  ¥2,500  4/9(土)発売 Club Change 019-052-7182
6月19日(日)札幌BESSIE HALL
(OPEN/START)17:30/18:00  ¥2,500  4/9(土)発売 BESSIE HALL 011-221-6076


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