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小田和正 明治安田生命 Presents KAZUMASA ODA TOUR 2011

小田和正 明治安田生命 Presents KAZUMASA ODA TOUR 2011"どーも どーも" その日が来るまで @ 東京ドーム 2011.9.29

シーンの移り変わりが激しい音楽業界の第一線を揺るぎなく走り続ける小田和正。 5月から始まった全国ツアー「明治安田生命 Presents KAZUMASA ODA TOUR 2011“どーも どーも” その日が来るまで」は、札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の5大ドームでの8公演を含む全国25会場48公演を駆け抜け10月26日(水)、横浜アリーナにてファイナルを迎える。その5大ドームの一つ、東京ドームでは9月28日(水)・29日(木)の2公演を実施。多分前日もそうであったと思われるが、私が観た29日も圧巻のステージを繰り広げた。

 小田のイラストが1990年から始まったツアーを映像で紐解く。オフコースが解散して22年経過するが、オフコースと共に青春を過ごしたであろう諸先輩方の姿から、最近ドラマの主題歌で知ったのであろう若い世代まで、ちょっと会場を見回しただけでもとにかく幅広い層のファンがいることがわかる。

DSC0355.jpg花道が奥のステージからアリーナを円で囲むようにひろがり中央にも突き出ている。ここを走り抜けるのだろうか?と、密かな期待をした。3年前の同じ東京ドーム公演では、ゲネプロ中に自転車で転倒し花道を駆け抜けることが出来なかった小田のリベンジとなるだろうか?
まだツアーが残っているため、詳しいセットリストは明かさないでおくが小田は被災地に想いを寄せながらも「今日ライヴに来てくれたみんなと、思い切り明るく思い切り楽しく最後まで盛り上がっていきたいと思います!」と言うと、「ラブ・ストーリーは突然に」のイントロと共に光の吹雪が会場に舞い散り大きな歓声があがった。

小田はこのライヴで何度もステージからアリーナへ降り立ち、場合によってはアリーナのオーディエンスへマイクを向けたりもした。とにかくひたすら走る!花道の端から端まで走り、歌詞へ乗せた気持ちをひたすら伝えるように両の手でしっかりマイクを握り歌う。
ステージ360度見渡せるいくつものスクリーンが設置されているのも、ドームならではであろう。時折スクリーンに映る客席の笑顔は常に小田と一緒に歌っている。

前日28日にも相当走ったらしく「走りすぎないようにという反省があったのですが、そんな反省もなんのその、昨日より走ってしまいました。」笑いながら小田がいうと、客席からも笑いと拍手が起きた。ギター2本から始まった「たしかなこと」は小田のたわやかな歌声をより一層引き立て、中盤からストリングスが入ると、ありふれた日々の中で揺るぎなく相手を想う歌詞のように、力強く壮大なものへと曲の表情を変化させていった。
小田は花道の途中途中でマイクスタンドを立てては歌う。まるで今迄のツアーをまた辿っているかのように。

ツアーを辿るといえば、ご当地紀行と称して、これまで小田がツアーでまわってきたオフショット映像がスクリーンに映し出された。その土地土地でさまざまな人と触れ合う小田のリラックスした表情。その他にも最高に面白い映像があったが、これもまだ残るツアーのお楽しみにしておこう。

メドレーを入れながらの「やさしい雨」では、中央から降り注ぐ銀雨のテープがライトを浴びながらキラキラとアリーナのオーディエンスに舞い降りる。そして子供の頃、カセットテープがすり切れるほど聴いていた「Yes-No」は、バーンという火花とサックスの音色を従え、今も色鮮やかに胸に響く。

「キラキラ」で、この日何度目になるだろう。小田はまたアリーナへ降り立ち、花吹雪のように舞う照明の中、歓声が沸き上がる方へ目を向けると今度は自転車に乗っている!歌は当然全曲が見せ場だが、ステージングとしてはこれが一番の見せ場と言ってもいいだろう。自転車に乗りながら歌う小田を、興奮と3年前の不安が入り交じったような気持ちで見守るオーディエンス。しかしそんなことは微塵も感じさせないパワーで駆け抜け歌い上げ、会場には割れんばかりの拍手に包まれた。
アンコール、そしてWアンコールを受け、小田は中央に置かれたピアノの前へ座る。

「YES-YES-YES」でオーディエンスは笑顔や涙、さまざまな表情でこみ上げる想いを小田と一緒に歌い、その大合唱だけがそこでの存在価値のようにさえ思えた。
アンコール以降、小田は多くを語らず、ただひたすら歌った。最後の最後、大きく手を振りながら「また会おうぜー!」と挨拶すると、大歓声と拍手の中、たわむことなく繰り広げた3時間以上ものステージに幕を下ろした。

約5万人ものオーディエンスの歌声や拍手は時に圧巻であり、時にライヴハウスのようなアットホームさを持ち、3年前のリベンジと共に、また小田の大きな歴史として刻まれた最高のステージであった。

※写真は28日のものです。

カメラマン/菊地英二
取材・文/まさやん

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