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MISIA「THE OF MISIA JAPANSOUL QUEST GRAND FINALE 2012」2012.2.18 @ 横浜アリーナ

MISIA「THE OF MISIA JAPANSOUL QUEST GRAND FINALE 2012」2012.2.18 @ 横浜アリーナ

昨年の2月よりスタートしたMISIAのライヴツアー「THE OF MISIA JAPAN SOUL QUEST GRAND FINALE 2012」が2月18日、19日と、横浜アリーナにて開催された。初日の18日、関東でのライヴは久々ということもあってか、開場を待つ長蛇の列は賑わっていた。盛り上がりは開場した後も同じで、開演アナウンス、客電消灯などそういうひとつひとつのことに観客たちが歓声で反応する。

「SOUL QUEST OVERTURE”」が荘厳なメロディを響かせ、まるでミュージカルでも始まりそうな雰囲気に胸が弾む。ステージ横にそびえていた大型バルーンが山型に形を変えたと思うと、バーン!という破裂音と共にシルバーのドレスに身を包んだMISIAが登場。
ダンサーを従え、アグレッシブに「 THIS IS ME」からライヴはスタート!
パワフルなステージが進み、オーディエンスはとにかく熱狂していた。



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「EDGE OF THIS WORLD」では山型だった大型バルーンはセンター席を包むように後方まで移動。自由自在に動くバルーンはメロディに合わせ、緩やかに踊る。

今回のライヴで感動したひとつが、ステージ演出。そこには、かなり人力というものが使わていた。アリーナ規模でよく使われる大型ヴィジョンやレーザーなどの派手な演出方法ではなく、MISIAらしい環境に配慮した試みだった。”人間の技” への素晴らしさへも拍手を送りたいと強く感じた。

MISIAがステージから退場し、バンドメンバー(key・cho・Vo)であるJPが 「Love Machine」を披露。

「みなさん、『THE OF MISIA JAPAN  SOUL QUEST GRAND FINALE 2012』横浜アリーナへようこそ!!」
薄紅のライトを浴びながら黒のドレスに着替え再び登場したMISIA。「素晴らしいもの探しに行こう」ではMUROが登場。サックスの音色とラップ、色とりどりのライトがどんどん加速しながら横浜アリーナを巨大なクラブにしてしまう。



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98年、デビューシングルの 「つつみ込むように…」は何故あれだけ色褪せないのだろう。(?)何時聴いても胸が踊る。MUROのラップアレンジを施し表情豊かな歌唱力を見せつけ、MISIAのロングトーンに歓声が湧く。「全員にいい週末を!」と言うとMUROは退場。

「やってきました、グランドフィナーレ!」
改めてMISIAは挨拶。今回のツアーは昨年2月から始まり、MISIAの中では最長の52公演となった。2月21日でデビュー14周年のMISIAはこのツアーを一緒に作り上げてきたバンド、ダンサー、スタッフ、そして多くの人との出会いに感謝を述べた。その姿は実に堂々としているものの、そんなMISIAでもステージに上がったらバンドが全員動物になっていたりロボットになっていたなどの夢を観て焦ってしまうという話をすると、その意外さと愛嬌に会場全体が笑顔になる。

「ラスト2Days、この時間を皆さんと大切に過ごしたい!」
約1年前、レコーディング中にあの東日本大震災に襲われたMISIA。最新カヴァーアルバム『MISIAの森 -Forest Covers-』収録曲の「Smile」について語り始めた。
「震災直後はスマイルと歌っていいのか悩んだ。でもロンドンオーケストラの人達から”今の日本だからこそ、この曲を歌わなければいけない” と後押しされ、昨年、被災地の子供達にぜひ参加してもらいたいと、コーラスをお願いしました。」そう言うと、この日はその子供達の代わりに、オーディエンスにコーラスをしてもらうよう促し、オーディエンスもMISIAの気持ちに答えるように大きな声で参加。Smileの輪が結ばれていた。

アッパーな前半戦からうってかわって、中盤はしっとりしたMISIAの魅力が響く。
雷の音…「雨のソナタ」のイントロが流れると、ステージ上部から雨のように幾重にも繊細な光の線を降らす。ダンサーのドレスの裾につけられた白いバルーンはメロディと共に、時に激しく、時に心細く揺れる心を表現しているようだ。
JPの歌う「HOME」に大きな拍手が注がれた後、後半戦は「果てなく続くストーリー」からテンポは上昇、ミラーボールがオーディエンスのテンションも上げる。
「CATCH THE RAINBOW」や”「太陽の地図」、そして「Everything」までアップテンポなメドレーで突き進み、ダンサーのステップと共に会場は一体となった!
MISIAはステージの端から端まで走り、精一杯手を振る。息をするのも忘れる程の歌の圧倒的存在感を持つ彼女が、ふとこういう時にみせる笑顔は、オーディエンスとの距離を縮める。

「INTO THE LIGHT」で本編を締めくくると、アンコールの「MAWARE MAWARE」では、まるで本編がこれからスタートするかの勢いでオーディエンスはタオルを振り、MISIAと一緒に歌う。67年にフランキー・ヴァリがヒットさせ、その後多くのミュージシャンによってカヴァー、『MISIAの森 -Forest Covers-』にも収録されている「Can’t Take My Eyes Off Of You」はMISIAのどこまでも伸びる高音に会場からも歓声と拍手が起こる。


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「みなさん、今日のライヴ楽しんでくれましたか?」
この1年は色々あって悩むこともあったが人との繋がり、そして音楽との繋がりをもっと広げていきたいと語り、最後は「明日へ」を熱唱。…と、ステージの脇から20メートルもの実物大シロナガスクジラが客席上空に登場! こればかりはCGかと思ったほど。ゆっくりと旋回する幻想的な姿は会場すべての人が息をのんだ。環境汚染により絶滅を危ぶまれているシロナガスクジラを、大切な命との繋がりの象徴として回遊させたMISIAの想いは人と命、そして音楽を結びつけた。

「MISIAと呼んでくださーい!!」
ライヴの最後、MISIAは必ずこの言葉を言い、今回もまたここでしか聴けない「MISIAー!!」の叫び声達と共にライヴは幕を下ろした。




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TEXT/まさやん



<セットリスト>
SOUL QUEST OVERTURE
M1. THIS IS ME
M2. FUTURE FUNK
M3. EDGE OF THIS WORLD
M4. 素晴らしいもの探しに行こう
M5. Yes Foreber 2012
M6. つつみ込むように…
M7. Smile
M8. 記憶
M9. 雨のソナタ
M10. このままでTonight
M11.逢いたくていま
M12.果てなく続くストーリー
M13.CATCH THE RAINBOW
M14.少しずつ大切に
M15.太陽の地図
M16.Nevergonna cry!
M17.THE GLORY DAY
M18Everything
M19. INTO THE LIGHT

<ENCORE>
M20. MAWARE MAWARE
M21. We are the music
M22. Can’t Take My Eyes Off Of You
M23. LIFE IN HARMONY
M24. 明日へ


★MISIA オフィシャルサイト  http://www.misia.jp/index_main.html

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セットリスト

SOUL QUEST OVERTURE
M1. THIS IS ME
M2. FUTURE FUNK
M3. EDGE OF THIS WORLD
M4. 素晴らしいもの探しに行こう
M5. Yes Foreber 2012
M6. つつみ込むように…
M7. Smile
M8. 記憶
M9. 雨のソナタ
M10. このままでTonight
M11.逢いたくていま
M12.果てなく続くストーリー
M13.CATCH THE RAINBOW
M14.少しずつ大切に
M15.太陽の地図
M16.Nevergonna cry!
M17.THE GLORY DAY
M18Everything
M19. INTO THE LIGHT

<ENCORE>
M20. MAWARE MAWARE
M21. We are the music
M22. Can’t Take My Eyes Off Of You
M23. LIFE IN HARMONY
M24. 明日へ

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