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doa 10th Anniversary LIVE

doa 10th Anniversary LIVE "open_door" 2014 赤坂BLITZ

Acoustic_doa1798.jpgデビュー10周年にして初のBEST ALBUM『doa BEST ALBUM“open door”2004-2014』を6月にリリースしたdoaが、同アルバムを引っさげて7月5日(土)東京・赤坂BLITZ、7月13日(日)大阪・堂島リバーフォーラムで【doa 10th Anniversary LIVE“open_door”2014】を開催した。

「10周年パーティーへようこそー!」

7月5日(土)の赤坂BLITZ、重なる3人の圧倒的な歌声の”open_d”でライヴがスタートすると、続く”白の呪文”で挨拶と共にボルテージを上げる。

「doa 10th Anniversary LIVE“open_door”2014。本当に今日はみなさん、ようこそいらっしゃいまして、ありがとうございます!」吉本大樹(Vo)の挨拶に歓声と拍手があがるも「今思ったけど、最後の2014っていらんとちゃいますかね?10周年って今しかないわけやからね。」と、早くも関西ノリのツッコミで会場を笑わせる。10年あっという間に過ぎたという吉本は「本当に皆さんのおかげで今日という日を、今日のライヴを迎えることが出来ました。みなさん、最後まで一緒に楽しんでいきましょう!」と挨拶を続けた。

2004年に『火ノ鳥のように』でメジャーデビュー。徳永暁人(Vo.Ba.)、大田紳一郎(Vo.G.)、吉本大樹(Vo.)の3人ともがヴォーカリストとしてサウンドを彩る。ロックながらに切ないメロディを持つ“ゼロの気持ち”では、3人3様のヴォーカルに加え、吉本のブルースハープ、大田のロングシャウトが絶妙なバランスをみせる。サポートメンバーとして、鶴屋裕一(Dr.)、大楠雄蔵(Key.)、鶴澤夢人(Gt.)を迎えている他は、大掛かりな演出や機材が一切ないステージ上、この3人の歌声はより存在感を大きくしているようだ。

ウェストコースト・サウンドの爽やかさを感じさせる“シュガー トレイン”では、大きなクラップが弾み、大田と徳永はステージギリギリのラインでオーディエンスをギター、ベースプレイで盛り上げる。曲が終わりメンバーの名前を呼ぶ声があちことで響く中、ピアノの音色が“はるかぜ”のしっとりと切ないメロディを奏でると、先程までの賑わいが嘘のように沈みかえり、フロアは真剣な眼差しで徳永の歌声に耳を傾けていた。

「ベストアルバム聴いてくれたかな?」

吉本の問いに「買ったよー!」「聴いた!」との声。今回アルバムの初回限定盤には、doaとしても初となる、未発表曲“Amazing Days”を含む全18曲のMusic Videoを収録。

「観られてない方は是非観てください。まあまあ笑えます(笑)。」と映像に残るデビュー当時の若い自分たち自身の姿に対して笑いまじりで語り始める吉本。「暁人くんはサラッサラな髪の毛で。今は男!って感じじゃないですか。(当時は)中性的な感じで可愛らしさも残っていて。」と、当時の徳永の印象に触れたと思えば今度は「大田さんは最初、サングラスかけてなかったですからね。」と言うと、一瞬だけサングラスをズラして目を見せる大田に「キャー!」と歓声が飛ぶ。昭和的な言い方をすれば、黄色い歓声というやつだ。思わず「そない嬉しい?!」と笑い出す吉本と「サプライズで、このレンズが落ちるかもしれません。それを狙っているんですが。」という大田にフロアも大爆笑。「色々なことをやらせてもらいました。ラジオ番組やったり、ライヴにこたつで出てきたり、猫のかぶりものしたり。」と、吉本が再び10年という月日について振り返ると「最初の頃はこの二人も僕が履いているようなベルボトムを履いていたんです。でもいつの間にか、やめやがりましてね。」と、いつしかベルボトムをやめた徳永と吉本をみながら、大田はベルボトム話で当時を振り返り、楽曲中とは違う楽しいムードに。

そして10周年記念ということで、初の試みのスペシャルメドレーへ!徳永が「その前に、みんなの声を聴かせてくれー!」と、フロアを三声に分けてハモる。そのオーディエンスの歌声を活かした“新世界”から、“LOCK MONKEY ROCK!!”、“GIMME FIVE”など、BEST ALBUMには収録されていない曲で構成。最後の“どしゃぶり PaperDriver”で吉本が一瞬ステージから退場したかと思うと、両手に傘を持ち再登場。リズムに合わせて傘を動かすと、傘の上には「満員」「御礼」の文字。曲と共にフロアもボルテージがあがる!

「ありがとうございまーす!いやぁ、飛ばすねdoa(笑)。」吉本は笑いながらフロアを見回すと、アコースティックセットでサポートメンバーも横一列に並び、「doa10th Anniversary Special medley」のアコースティックヴァージョンとして、これまでのアルバムタイトル曲を1曲ずつ披露。大楠のピアニカは“キャンドル”を暖かく灯し、鶴澤のボトルネックでのGtプレイはCDに収録されている“WANTED”同様、3拍子のゆっくりしたカントリーサウンドを心地よく響かせた。

アコースティクメドレーが終わると、大田のギターと鶴屋のカウントから、“君だけに気づいてほしい”で、フロアの空気が後半のテンションアップへ向かう。

「楽しんでもらっていますか?今日は10周年ということで、みんなこんなにお集りいただいて、こんなに盛り上がっていただきまして本当にありがとうございます。」MC上はリーダーである徳永の10周年挨拶だったらしいが、堅苦しい挨拶も自分らしくないと考えていたようで、この日このステージに立って感じたことを話そうと思ったと続けると、この日新幹線で移動した時の話を始めた。大阪から東京へ来る途中、徳永の実家である神奈川県小田原市付近を通り、よく知る風景を観ながら「みんな一緒だなと思ったんです。あのお家の人、あの車に乗っている人、みんな同じように10年生きてきて。僕らも10年やってこようとか3人全然言わないで、本当に毎回毎回そのライヴを1個ちゃんとやろう、1個良い作品を作ろう、まずそれだけ繰り返して気がついたら10年経っていました。僕たちの10年はみなさんの10年です。これからもdoaと一緒に生きていってもらいたいかなと思って。どうぞおつきあい下さい。よろしくお願いします。」この日のライヴを通じて感じた10年という月日を、ファンへの感謝でしめると割れんばかりの大きな拍手が贈られた。

そして稲葉浩志(B’z)作詞の“Siren”、デビュー曲“火ノ鳥のように”でボルテージを上げると、“危険なカーブ”から“英雄”の流れでは、止まらないdoaの勢いがフロア全体を引っ張っていた。そう感じたのではない。本当に目に見えるほど圧倒的な力を放っていたのだ。大熱狂の中、“FREE WAY”で、本編終了。

「本日は僕たちdoaの10周年記念ライヴですが、10歳になったホームパーティーに来てもらったような、そんな感じで僕たち受け止めています。ありがとうございました!」吉本がアンコールで改めて挨拶。カーレーサーでもある吉本は、メンバーやスタッフに迷惑をかけ、「よく出来たよな。」と懐かしむように笑う。そして徳永がdoaを10年持たせようとは思っていなかったことを話すと、会場からは驚きの声も漏れるが、「自分たちがやりたい音楽をとことん貫いてやってきたし、これからも変わらないと思います。10年という節目を迎えましたが、たかが10年。10歳のガキですよ。けど、その節目をこうやってみなさんと迎えられることが出来て、本当に今日は嬉しかったです。ありがとうございました!」吉本の言葉に続き、徳永、大田も「よろしくお願いします!」と挨拶。最後は、日々の感謝を綴った新曲、“Amazing Days”で【doa 10th Anniversary LIVE“open_door”2014】東京公演の幕は閉じた。


TEXT:秋山昌未


■ オフィシャルサイト
http://d-o-a.jp/

 

フォトギャラリー

セットリスト

01.open_d
02.白の呪文
03.ゼロの気持ち
04.ノーコントロール
05.I wish
06.サザンライツ
07.シュガー トレイン
08.はるかぜ
09.doa10th Anniversary Special medley
新世界/ハレ/SALMON JUMP/Come On!/TAKE IT EASY/LOCK MONKEY ROCK!!/GIMME FIVE/どしゃぶり PaperDriver
10.doa10th Anniversary Special medley(acoustic)

キャンドル/WANTED/FRONTIER/THIS LIFE/RIDE ON
11.君だけに気づいてほしい
12.Siren
13.火ノ鳥のように
14.Bye-Bye デフレーション
15.危険なカーブ
16.英雄
17.FREE WAY

Encore
En1.心のリズム飛び散るバタフライ
En2.Amazing Days

 

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Live Report

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