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~ビクターロック祭り番外編~「Getting Better presents

~ビクターロック祭り番外編~「Getting Better presents "MUSIC TAGUS vol.2" ~バンド戦国時代~」

ツアータオルを首に巻き、ライヴハウスで汗かきながら揉みくちゃになって、とにかく騒ぐ!踊る!盛り上がる!昔からあるそんなライヴ風景を急速にスタンダード化させたのは、Getting Betterレーベルのアーティスト達と言っても過言ではないだろう。

そのGetting Betterレーベル主催ライブ【~ビクターロック祭り番外編~「Getting Better presents "MUSIC TAGUS vol.2" ~バンド戦国時代~」】が、なんば Hatch 、Zepp Nagoyaを回り、10月17日(金)Zepp Tokyoでファイナルを迎えた。
出演は、KEYTALK、キュウソネコカミ、go!go!vanillas。
チケット即完のフロアは、まさにすし詰め状態。
しかし、Getting Betterレーベル所属アーティストのミュージックビデオが流れると、クラップしたり声を上げたりと、スタート前からすでに盛り上がりを見せていた。


mf_vanillas1.jpg「Zepp Tokyo!全力で楽しむ準備出来てますかー!?」
オープニングを飾るのは、 11月5日にメジャー1stアルバム『Magic Number』をリリースするgo!go!vanillas。
牧 達弥(vo/g)の言葉と“アクロス ザ ユニバーシティ”でライヴがスタートすると、長谷川プリティ敬祐(ba)はステージ狭しと動き回る。

“ミスタースウィンドル”でジェットセイヤ(dr)が展開するパワフルなドラムソロと、「全国から集まってくれたみんな、ありがとう!今日で最後なんだよ。ちょっと早くねえかい?本当は全国回りたかったよ、この3バンドで!」と熱気を帯びたMC。
みんなのノリひとつで、この3組のライヴがまた実現されるかもしれないと続けた。…が、曲が終わりその発言に対し「見切り発車だろう!」とツッコむ牧と長谷川にオーディエンスも爆笑。
しかし長谷川も「でも本当にみんなが楽しんでる最高のファイナルにすれば、Vol.3があるかもしれないから全員今日は楽しんでいきましょう!」と繋げると、この日ミュージックビデオが解禁となった新曲“マジック”を披露。
「踊れー!」という言葉に触発されたオーディエンスは軽快なリズムに踊りまくり、“ホラーショー”のコール&レスポンスでは宮川怜也(g) が、自分のマイクをフロアへ向けた。
宮川は、自分達へ向かうオーディエンスのエネルギーを感じながら笑顔を見せる。
この3バンドの中では一番後輩にあたるgo!go!vanillas。
KEYTALK、キュウソネコカミと一緒にライヴが出来た喜びを語りながら“オリエント”でステージが終了。
go!go!vanillasはアルバムを引っ提げたツアー【「Magic Number」Tour 2014】が、11月17日(月) 北浦和 KYARAを皮切りに開催する。



mf_kyuso2.jpg「詰め詰めで死なへんか?」恒例の公開リハで登場したのはキュウソネコカミ。リハさえひとつのパフォーマンスにして盛り上げる彼らの暴れっぷりは言わずもがな半端じゃない!リハを終え、「仁義なき戦い」のテーマ曲にのせて再び登場すると、ヤマサキセイヤ(Vo/Gt)が「拳、拳!俺らと一緒にウォーッて言うぞ!」と叫びながら、ヨコタシンノスケ(Key/Vo) 、オカザワ カズマ(Gt)、カワクボ タクロウ(Ba)と円陣を組むと拳を突き上げ、オーディエンスもメンバー同様拳を高らかに突き上げた。
キュウソネコカミに関しては、いかに騒げるかがキーポイントだと思っている。
勿論それは彼らの楽曲の良さや面白さがあった上の話だが、オープニング、引きの強い“ビビった”で圧倒、ヨコタの鍵盤がキラーチューン、“ファントムヴァイブレーションでピコピコとフロアを弾ませると、ひとつ、ふたつ、みっつとあちこちでサークルモッシュが出来上がる。中には「スマホはもはや俺の臓器」の歌詞に合わせ、歌声と共にスマホを掲げる人も。

「go!go!vanillasとKEYTALKが今日のためにミュージックビデオ発表しやがってよ!こっちは新曲なんてないわ!!」叫ぶヤマサキだが、新しいアーティスト写真の発表をステージ上からTwitterでUP。
更にLINEスタンプの発売も発表すると、それが馬鹿売れした妄想(?)話をしながらヤマサキは「それでいつの間にかキュウソというバンドは忘れられ、ネズミ君の一人歩きが始まり、最後ネズミーランドになって終わるみたいな?おーい!」とツッコみ、フロアも大爆笑。

更に“DQNなりたい、40代で死にたい”の曲中、「40代で死にたい」のところで、普段なら手を合わせて踊る部分を、モザイクのように指をうねうねさせると指示。
そして曲が始まり、お決まりの「ヤンキー怖い」のシンガロングでヤマサキがフロアへダイブすると「俺は今からKEYTALKの“MONSTER DANCE”(MV)に出て来るリフトアップをしたいんや!」とリフトアップに挑戦。
演奏中とは違う盛り上がり+集中力、そして運動神経ならぬ「キュウソネコカミライヴ神経」の高いオーディエンスの協力により無事成功。しかしそれだけでは終わらない。

続く“お願いシェンロン”では、ビート板にも似た筋斗雲が登場、再びヤマサキがフロアへ。
会場の空気を完全に自分達のものにしたキュウソネコカミ。最後の“良いDJ”まで盛り上がることに手を抜くオーディエンスはいなかった。キュウソネコカミは10月20日(月) 、八戸ROXXを皮切りに【キュウソネコカミ 試練のTAIMANツアー~地方巡業編~】を開催する。


“あ、そういえば “DQNなりたい、40代で死にたい”でのモザイクはどうなったんだろう?”セットチェンジ中、あれを披露する場がなかった気がする…と考えていると、大トリKEYTALKのステージがスタートした。



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ツアー【KEYTALK SUPER EXPRESS TOUR 2014】が全公演SOLDOUT。
勢いの止まらないKEYTALK。オープニングの“太陽系リフレイン”で、 小野武正(Gt./MC/Cho.) と 八木優樹(Dr./Cho.)のソロがテンションを上げる。
キュウソネコカミのステージ前半では袖でノリノリだったKEYTALKメンバーだが、ひとたびステージに上がれば、後輩達に見せつけるようなアグレッシブなライヴパフォーマンスを見せていた。
「大トリを務めさせていただくKEYTALKです。ガンガン盛り上げていくのでヨロシク!」挨拶後、10月22日にリリースの3rd Single『MONSTER DANCE』からタイトルトラック“MONSTER DANCE”へ。
クラップとかけ声が弾むと、更に新曲“エンドロール”では、どこか懐かしいヴォーカルラインと甘酸っぱいメロディに首藤義勝(Vo./Ba.)と寺中友将(Vo./Gt.)の歌声が重なり響く。

この3組で回った大阪、名古屋、東京は本当に濃かったと寺中は言う。
ライヴ移動で疲れたと言う寺中は「でも今日は出し惜しみしないで頑張っていくので、みんなも最後まで楽しんでいって下さい。よろしく!」と挨拶。
移動中のエピソードでフロアが和むが八木のドラムソロと「ZEPP TOKYO!かかってこいやー!」という煽りが、“S.H.S.S.”で歓声を生み、ベースとオーディエンスのうねりがシンクロするようにフロアを揺らし、最後は“MABOROSHI SUMMER”で熱狂覚めぬままライヴは終了。



アンコールで再び登場したKEYTALKは、東名阪を一緒に回ってきたキュウソネコカミ、go!go!vanillasをステージに迎え入れた。大歓声を受けながら登場するバンド達だったが、突然ステージ袖から大きなケーキが!


mf_en1.jpg実はこの2日後にKEYTALKの八木が誕生日を迎えるとあって、サプライズのケーキが登場。
オーディエンスもすぐさま声を揃えて「ハッピーバースイ トゥ 八木ちゃん〜♪」と歌い「おめでとー!」の声も飛ぶ。
これには「ありがとうございます!」と八木も嬉しそうに笑った。

そして最後は全員で MONGOL800の“小さな恋のうた”を披露。

mf_en4.jpgオーディエンスも大合唱になり【~ビクターロック祭り番外編~「Getting Better presents "MUSIC TAGUS vol.2" ~バンド戦国時代~」】は幕を閉じた。



mf_syugo.jpg


photo by 浜野カズシ
text by 秋山昌未

フォトギャラリー

セットリスト

・go!go!vanillas
1.アクロス ザ ユニバーシティ
2.エマ
3.ミスタースウィンドル
4.マジック
5.人間讃歌
6.トワイライト
7.ホラーショー
8.オリエント

・キュウソネコカミ
1.ビビった
2.JP
3.ファントムヴァイブレーション
4.DQNなりたい、40代で死にたい
5.お願いシェンロン
6.カワイイだけ
7.ウィーワーインディーズバンド!!!
8.良いDJ

・KEYTALK
1.太陽系リフレイン
2.はじまりの扉
3.fiction escape
4.MONSTER DANCE
5.エンドロール
6.パラレル
7.アワーワールド
8.S.H.S.S.
9.トラベリング
10.MABOROSHI SUMMER

Encore(KEYTALK、キュウソネコカミ、go!go!vanillas)

En1.小さな恋のうた(MONGOL800カヴァー)

Interview

Live Report

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