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浜端ヨウヘイ Debut Anniversary Live『結-yui-』2014.12.9 代官山UNIT

浜端ヨウヘイ Debut Anniversary Live『結-yui-』2014.12.9 代官山UNIT

hy12091.jpg「こんばんは、浜端ヨウヘイです!ごゆっくりお楽しみくださーい。」

オフィス・オーガスタの新自社レーベル「オーギュメント レコード」第一弾アーティストとして、11月5日にデビューシングル『結-yui-』をリリースしたシンガーソングライターの浜端ヨウヘイ。
デビュー記念ライヴ【浜端ヨウヘイDebut Anniversary Live『結-yui-』】が東名阪で開催され、12月17日(水)名古屋APOLLO BASEでファイナルを迎えた。

12月9日(火)の東京公演では、バンドメンバーの江川ゲンタ(Dr)、西 慎嗣(Gt)、カナミネケイタロウ(Ba)の登場から、会場である代官山UNITは盛り上がりをみせ、浜端がオープニングの“むかしのはなし”を歌い終わると、本当にこの日を待ち焦がれていたと思わせる空気がそこここに漂っているのが分かる。


2013年10月より【山崎まさよしLIVE"SEED FOLKS"】のオープニングアクトとして全国に帯同し、その後もライヴ活動で日本中を巡っていた浜端は、今年の【Augusta Camp2014】でも多くの歓声を浴びていた。

「自己紹介代わりに。」
話題のきっかけには十分の身長192cmをネタにした“大男のブルース”。
大きいゆえに手にするもの全てが小さく見えてしまう、大男ならではのエピソードをユーモラスに歌うこの曲では大げさではなく、一小節ごとに歓声が上がっていた。
その大男…もとい!浜端がピアノへ移動し、ゆったりとバラード曲“限りなく空” のイントロを弾き始めると、ヒートアップしたフロアもゆっくりクールダウン。

以前『結-yui-』のインタビューで浜端は、音楽のルーツがあるようでないと語っていた。確かにサウンドはブルースやゴスペル、それをルーツに持つロックなどがベースとなってはいるが、ヴォーカルラインではJ-POPらしさが際立ったり、あるいはそれらプラスαがミックスされていたりする。
音楽を意識するきっかけのひとつであった、同事務所の先輩ミュージシャン山崎まさよしからの影響も色濃く感じるが、ストレートに想いをぶつける浜端の歌声にオーディエンスは魅了されていた。

「楽しんでる?」
メンバー紹介で江川にそう問われる浜端。
江川は浜端から若干の緊張を感じ取っていたらしいが、「ゲンタさん見えへんからかもしれんけど、僕、ずっとニヤニヤしながら歌ってた(笑)。」と笑いながら発言。
確かに浜端からは、楽しくて仕方ないという笑顔がこぼれっぱなしだった。
そしてここから一旦メンバーは退場し、弾き語りへ。


ひとりになったステージで、「沢山怒られながら今やっているんですが…。」とメンバーのことに触れると袖からチャチャが。
「ちょっとおじさん!」とツッコミながらも、その様子からはメンバーとの良好な関係性が垣間見えて、フロアも穏やかな笑いに包まれた。

『結-yui-』のc/w“東京”は、浜端がデビューのため上京し自分の部屋から見えるものを歌にした楽曲。 
上京した側やそれを地元で見送った側の心情は、少しのセンチメンタリズムと「遠い遠いどこかで暮らす君が ちゃんと泣いていれば いい」という、強い意志で見守る歌詞が混ざり合いながら、優しいギターの音色に溶け出す。

「続きましての弾き語りロンリーソングは、まだ誰も聴いたことのない曲を。」と、しっかり笑いの要素も含みつつ、メトロノームの「東京メトロくん」(西 慎嗣命名)が刻む心地よい一定のリズムに合わせ、未発表曲“サヨナララバイ”を披露。
昔の彼女への未練を断ち切れずにいる主人公を歌ったこの曲は、ロンリーソングと茶化すにはあまりにも美しくあたたかく繊細で、オーディエンスもじっと耳を傾けていた。
旅先で書いた“タイトル未定”では、曲中メンバーが再び登場し、弾き語りからバンドサウンドへ。


「声を聴かせてもらおうかな。」
お酒を飲みベロンベロンになった愉快さを、程よく力の抜けたメロディで聴かせる“BELONG-BELONG”では、「いい夜だ〜♪」とみんなでコール&レスポンス。
音程を変えたりバリトンヴォイスにしたり、長めのブレイクでオーディエンスを笑わせたりとひたすら楽しい。(もし、この曲がビールの宣伝などに使われていたら、たとえ下戸な筆者でもそのビールを買いに走るかもしれない!)

ひとしきりの一体感で盛り上がると、デビュー曲“結-yui-”へ。
以前からのファンも、この曲からファンになった人も、愛おしそうな笑顔で浜端を見つめ、食い入るように曲を聴く。

ライヴも後半、“Drivin’ on the K”で更にヒートアップさせると、“now”の詰め込まれた沢山の言葉は、時にオーディエンスへ問いかけるように、時にオーディエンスへぶつけるように溢れ出し、オーディエンスもその言葉とメロディを受け止めたり歓声で返したり。


そんなファンとのコミニュケーションを観ていると、浜端は本当に人から愛される素質を持っていると感じた。
それは淀みのない歌声や楽曲の良さとは別の部分で、本人のキャラクター性や、大柄なくせにやたら無邪気な笑顔をみせること、オーディエンスとの絶妙な間合い、サービス精神など色々な理由はあると思うが、一時もオーディエンスの集中力を切らすことがない。
絶妙な間合いに関してはライヴの場数も絶対的に関係していると思うが、やはりセンスなのだろう。
力いっぱいのパフォーマンスに賞賛の拍手と歓声が響き渡り、『結-yui-』のc/wにもなった“ハレルヤ”で 本編は終了。

アンコールで“Traveler”を歌い終わると、拍手に加え「ヨウヘイ!」と名前を呼ぶ声が止まぬフロアを見渡しながら、浜端は油断すると泣き出してしまいそうな、感無量な表情を浮かべていた。
「こんなに楽しくていいんだろうか。いかがでしたでしょうか?」
オーディエンスへの問いには勿論「楽しかった!」「最高!!」の声が飛ぶ。
そして再びメンバー紹介をしながら今回のバンドメンバーに対し語り始めた。


【山崎まさよしLIVE"SEED FOLKS"】から『結-yui-』の流れを経て、江川がバンドメンバーになることは決まっていたが、東京であまり知り合いもいなかった浜端は「ちっとも知らないミュージシャンの人とやっても、多分駄目なんじゃないかと思っていたんです。だからゲンタさんに(他のメンバーを)丸投げしたらもの凄い人たちが来た!リハーサルでも優しく色々教えていただいて、僕はもっと巧くなれるんじゃないかと思っています。男30にして伸び盛りでございます、みなさん!」
ユーモアを交えながらも、これからの浜端への期待度を増すMCに、割れんばかりの拍手が沸き上がった。



11月5日にデビューシングルをリリースしてからここまで本当に忙しい日々を過ごしていた浜端だが「今年のクリスマスは…(わざと意味深な“間”を持たせる)レコーディングや!」と “きよしこの夜” をピアノで悲しげに弾くと「淋しいー!」とオーディエンスから笑いが。
しかしそれが、来年2月25日にリリースするセカンドシングルのレコーディングであることを発表すると笑いが一変、大歓声に!


今年1年、激動の年だった浜端。
「来年もバリバリと曲を書きまして、何よりも僕はアルバムを早く作りたい!アルバムが作りたいです!」と、気がつけばフロア後ろのレーベルスタッフへ訴えかけるようなMCで再び爆笑に。
しかし「今日は本当にありがとう。来年も浜端ヨウヘイをどうぞよろしく!」と改めて笑顔で挨拶すると、セカンドシングルのタイトル曲“無責任”を披露。
ライヴでも既に人気のこの曲がセカンドシングルに決定したことで歓喜の声が上がった。人生の絶望と困難を「大丈夫さ 大丈夫だよ」と歌うこの曲に涙するオーディエンスもいる中で【浜端ヨウヘイDebut Anniversary Live『結-yui-』】東京公演の幕は大盛況で閉じた。


photo:杉田 真
text:秋山昌未



■ オフィシャルサイト
http://www.office-augusta.com/yohei/

 

フォトギャラリー

セットリスト


M01. むかしのはなし
M02. ノラリクラリ
M03. 大男のブルース
M04. 限りなく空
M05. 午前0時
M06. 東京
M07. サヨナララバイ
M08. タイトル未定
M09. BELONG-BELONG
M10. 結-yui-
M11. Drivin’ on the K
M12. スーパーマン
M13. アンサーソング
M14. now
M15. ハレルヤ

Encore
En1. Traveler
En2. 無責任

 

Interview

Live Report

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