twitter twitter

ディスク・レビュー

長澤知之

ARTIST : 長澤知之

TITLE : 誰より愛を込めて

RELEASE DATE : 2013年7月31日

PRICE :

CD NUMBER :

LABEL : ATSUGUA RECORDS


昨年6月に発表したミニアルバム『SEVEN』では、TRICERATOPSの吉田佳史氏がドラムを叩いたり、益子樹さん(ex.ROVO、DUB SQUAD)が鍵盤を弾いたりと、長澤以外が持つ音楽のエッセンスが作品全体を華やかに、しかし、より音楽的に彩った。

そして長澤知之1年2ヶ月ぶりとなる配信リリースの新曲『誰より愛を込めて』では、京都を拠点に活動している4人組インストゥルメンタル・バンド、Nabowa(ナボワ)とコラボ。

イントロで弾むヴァイオリン。そこに優しく絡むギター。川上優(Dr)の開放的なリズムに預けられた歌詞。長澤のシャウト。アウトロでの楽器達の展開からは、音の中にいる時に見せる長澤の自由さを感じ、柔らかなコーラスの背後で歪みをあげるギターには、これがただのポップソングでないことを感じる。

ちなみに今作では益子 樹(ex.ROVO, DUB SQUAD)がレコーディング&MIXエンジニアを務めている。

「僕のギターのほとんどは嘘だから」

「僕の歌は人を選ぶそうだから」

そんな歌詞でさえ長澤らしい。

しかし自虐的というよりはタイトル通り、まさに愛が込められた歌詞。

少しの皮肉と自分の駄目さに向かい合い、「それでもよい」「それがよい」という相手へ込めた愛の歌は長澤自身の内側へも跳ね返っている気がする。



ジャケットにも久しぶりに長澤の姿が。
2010年8月にLIVE会場限定盤で発売された『回送』以降、ジャケには長澤が描いた絵が用いられている。(『SEVEN』では長澤も一緒に写っているが。)

それはそれで魅力的であり毎回楽しみだが、緑の中でギターを持つ長澤の姿はシンプルなまでに彼の音楽への真っ向な姿を映し出しているようでもあった。

Nabowaとのコラボで生まれた新しいメロディは、コアな長澤ファンだけではなく今迄長澤知之を知らなかった人にも聴いて欲しい1曲。

Nabowa(ナボワ)
京都を拠点に活動している4人組インストゥルメンタル・バンド、Nabowa。
現在までに3枚のアルバム、数枚のミニアルバム、シングル、アナログ盤をリリース。
2010年5月発売のセカンド・アルバム『Nabowa』では、ツアーで鍛えられた演奏とノスタルジアをおぼえるNabowaオリジナルの世界観が見事に交差し、各方面より大きな反響を得た。
リリース後には「FUJI ROCK FESTIVAL ’10」をはじめ大型フェスに多数出演、ライブバンドとしても高い評価を得ている。
2011年4月にはシングル『SUN』を発表、夏には2年連続となる「FUJI ROCK FESTIVAL ’11」に出演、2011年9月には、数人のシンガーを迎えた非インストゥルメンタル・アルバム『DUO』を、2012年3月14日には初のDVD『ナボワのライブ』を発表。
2012年9月12日、2年振りとなる待望のサード・フルアルバム『Sen』を発表し、「朝霧JAM2012」にも出演。
2013年1月9日、初となるライブアルバム『20120707』を発表。

メンバー:
山本啓(ヴァイオリン)
川上優(ドラム/パーカッション)
堀川達(ベース)
景山奏(ギター)

Nabowaオフィシャルサイト
www.nabowa.com



オーガスタサウンドプラス
¥315
http://s.augusta-mobile.com/
 

長澤知之オフィシャルサイト
http://www.office-augusta.com/nagasawa/

Interview

Live Report

Blog

ページの先頭へ

ホーム | プレスリリース | プライバシーポリシー | 広告に関しまして | お問い合わせ

  • facebook
  • ツイッター