EMI Records Japanより再デビューしたD.W.ニコルズの3rd Full Album『SUNRISE』。

先行配信曲「ありがとう」は首都圏の民放AM・FMラジオ7局（TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオ日本、FMヨコハマ、FM NACK5、ベイエフエム）にて、ラジオからのヒット曲の創出と音楽業界の活性化を目的に9月1日（日）より展開した『首都圏ラジオ７局スーパープッ シュ』全局オンエア楽曲として話題をよんだ。

神奈川県葉山町で生まれ育ったソングライターのわたなべだいすけ（Vo.＆AG）のナチュラルなメロディセンスが全面に打ち出された珠玉のポップアルバム!!



そして、そのわたなべだいすけによるセルフライナーノーツが到着!!



わたなべだいすけ セルフライナーノーツ

M.1「 ニューデイライジング」
合宿でこの曲ができた時の手応えはかなりのものでしたがその分歌詞は悩みました。結局一番最初の歌詞に決まりました。太陽はどっちから昇るんだっけ？という話になるたびにかなりの確率で登場するバカボンの歌のすごさ。わざわざ反対にしなくてもいいようにこれからはどうかこの歌でおぼえてください。フェスでやりたいです。



M.2「 どんなときも」
同名の有名な曲がすでにあってもその歌（両方）が好きなら臆することなく名付けます。DEMOからここまで大幅にサビのメロディーが変わったのは初めてかもしれません。曲が「化ける」瞬間というのは滅多にないのでとてもきもちがいいものです。情けない話や恥ずかしい話をかわいそうな顔して聞いてくれるのもいいですがボクはガマンしきれず笑っちゃってほしいです。結婚式におすすめです。


M.3「 ありがとう」
先日こわい夢を見ました。母ちゃんから電話があっていつものようになんてことない話をしていると少しずつ声の調子が暗くなってきてどうした？と聞くと泣くのを必死にこらえながら病気がみつかったことをボクに報告する夢です。それは数年前に実際に体験したシーン。手術が成功しておかげさまで今も母ちゃんは元気ですが両親は強くていつまでも生きているものだと思うのは子どもの勝手な考えです。みんな弱くてみんなこわくてみんないつかはいなくなってしまうのです。照れくさくて言えない人はこの歌を大切な人の目の前でうたってあげてください。（そっちの方がハードル高めだと思いますが）

M.4「 おはようグッドモーニング」
ボクの歌詞の書き方の極意のひとつにあたりまえすぎて誰も言ってないことを言ってみる。というのがあります。これはそれの最たるものです。朝のあいさつ　おはようグッドモーニング。
ちょっとルー大柴も入ってますね。幼稚園とかでうたってほしいけどコーヒー飲まないか。



M.5「 City boy!City girl!」
合宿で健ちゃんが適当に弾き始めたコード進行にハンドマイクでうたってたらできました。歌詞もその時にほとんどできました。ボクの中でCity boyといえば　松浦弥太郎氏です。彼のライフスタイルにとても憧れます。歌詞にもふんだんに弥太郎イズムを散りばめました。実体験ですか？と聞いてくる人がいたらご想像にお任せします。と答えようと思います。134号線をドライブしながら聴いてほしいです。



M.6「 マウンテンハンドライン」
仮タイトルは「山手線」でした。この手の歌詞は書き始めたらすぐできます。主人公をイメージしながらどんどん書けます。この曲も主人公のコイツもけっこう好きです。実体験ですか？って聞いてくる人がいたらご想像にお任せします。と答えようと思います。真似はしないでください。


M.7「 GBT」
合宿でできた曲でふざけてうたっていた仮の歌詞の評判があまりにもよかったので驚きました。みんなでボクをからかってるのかと思ったくらいです。何パターンか書き直して自信作もあったけどやっぱり勝てませんでした。がんばりたいときにもがんばれないときにも聴いてください。

M.8「 PUSH」新しい歌ができるとICレコーダーに弾き語りで録音してそれを持って近所の公園に行ってブランコに乗ります。キコキコしながら何回か聴きます。この曲はそこでの再生回数が一番多かったと思います。とてもうれしかったのをおぼえています。ボクは誰かに言ってほしかった言葉をずっと探しながら生きています。これはキミのために書いた歌です。

M.9「 初恋に咲く花」
楽器を持たずに頭の中でサビのメロディーを作りました。同時に歌詞もできました。初恋に咲く花という言葉が出てきて歌詞の方向性は決まりました。初恋は一度だけ。初恋は一人だけ。出ました。「あたりまえのこと言ってるだけシリーズ」でも実はわかってたつもりだけどわかってなかったんだろうな。同窓会の二次会のカラオケでうたってほしいです。（うたいたいです）

M.10「 Sunny」
ボクの書く歌詞には太陽や月がよく出てきます。理由はわかりません。がんばってるサラリーマンをイメージして書きましたがボクの日常でもあります。松本大洋の漫画が好きでタイトルはそこから拝借しました。プシュっとやりながらイヤホンで聴いて公園で熱唱してください。

M.11「 東京」
だいぶ前にメンバーからのリクエストで「東京って曲書いてみて」と言われて書いた曲。それの一部の歌詞とメロディーを書き直した理由のひとつは今も芝公園にニョキっと建ってるアレです。大学卒業後に高円寺で男4人で一軒家を借りて住んでいました。そのひとりが仙台に帰ると言ってひさしぶりに4人で会いました。懐かしい今は誰かが住んでいる家の前でこっそり記念撮影。みんな歳をとりました。ボクはもう10年以上東京で暮らしています。でもいまだに「東京」という文字を書く時の謎の違和感は消えません。商店街で若者に弾き語りしてほしいです。

M.12「 笑い」
たしかブコウフスキーの小説を読んだ後に書いた曲。ちっぽけですがボクの哲学をつめこみました。最近はお笑い芸人は増えたけどコメディアンと呼べる人は少ない気がします。昭和のにおいがしたらいいなとおもいながら書きました。生活の中で鼻唄でうたってほしいです。


■ D.W.ニコルズ オフィシャルWEBサイト
http://www.dwnicols.com/