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ドレスコーズ『トートロジー』インタビュー Page3


ー じゃあ常識のあるキース・ムーンということで(笑)。

志磨:菅さんは一番大人…かなぁ?自信がなくなってきた(笑)。でも誕生日にケーキを買ってきてくれるし。僕らがほげーっとしていても菅さんはそういうところ、きちんとしてるからやっぱり大人だな。

山中:この間気がついたんですけど…。


ー はい。

山中:誰かの誕生日の時は必ず菅さんがケーキを買ってきてくれるんです。でも、そういえばケーキ代を一回も払ったことないなって…。

志磨:そうだ!


ー 駄目じゃん!でもそのうち菅さんが飲み会の席で爆発するな。「ケーキ代、誰が払ってると思ってるんだ!」って(笑)。

志磨:あー、きっとそうだ。

:あははははは!!


ー ロック精神の話から脱線しましたが、丸山さんはどうですか?

丸山:どうだろう。(長い沈黙)でも志磨くんにはそういう反骨精神は感じる。ただ、メジャーでやってるしな。


ー ところで音の面でいうと、ドラムが激しいだけでなくすごく細かいですよね。

:やり過ぎました(笑)。


ー あの早さの中であの手数って、失礼ながらピッチ調整してるのかと思う位でした。

:いや、あれは3人(菅・山中・丸山)で一発録りしました。クリックとかは使っていないですけど…って真面目な話ですみません。


ー いや、真面目な話をして下さい(笑)。

志磨:そうそう(目の前のお菓子を食べながら)


ー ほら、みんな何かしら食べながら取材してるから(笑)。

:あ、ほんとだ!(笑)ドラムに関しては何度目かのテイクであの感じが出ました。

志磨:菅さんは鼓笛隊にいたから。

:いや、吹奏楽部です。でも吹奏楽部があれだけ早く叩こうとは思わないでしょ。

志磨:そうか。でもこれも真面目な話、TVサイズの曲も作るんですがその時は途中をがっつりカットした編集をするんです。だから大体みんなクリックを使う。そうでないとリズムがうまく繋ぎ合わせられないから。


ー そうですよね。

志磨:でも録った後で「あ、クリックじゃない!」って気がついて、きちんと編集出来るか心配したんですが、それがピッタリ合ったんです。


ー やっぱりすごい!

:いや、あれはたまたまですよ。曲がすごくストレートでシンプルなのでそういう意味でのやり易さはありますし、どうせならやってやるぜという位の勢いで叩きました。でも叩きすぎて意外と音の粒が出ていない気もしたんだけど。

志磨:そうかな?


ー そうでもないと思いますが。

:しかも実際、キース・ムーンはそこまで早く叩いてないし。

志磨:あはは、イメージ上のキース・ムーンだね。

:(キース・ムーンの)イメージをデフォルメしてしまいました。だからガーッて叩いている部分より随所随所のスネアの方がやっぱり聴こえは良いです。自分の中ではそこがサビであり志磨さんも好きだろうなって。

志磨:好き好き。


ー 音が割れるギリギリ位まで歪ませている感じのギターも効いていますよね。

志磨:この曲はすごくウルサい。そこは誇らしいんです。ラジオで流れてすごくウルサかったというご意見を頂いたのでそれはすごく良かったなと。


ー ウルサかったというのは…

志磨:あ、苦情とかではないです。良い意味でね。

山中:この曲、初マーシャルじゃなかったっけ?

志磨:そうだったっけ?…あぁ、そうかも。アンプをマーシャルに変えたんです。


ー そうだったんですか。音がライヴのようにビリビリ来ます。

志磨:衝撃的でしょ!


ー c/wの“フォークソングライン(ピーターパンと敗残兵)”は悲し気な歌詞がすごく気になりました。ディランのニオイも感じたんだけど。

志磨:ちょっとだけボブ・ディランブームが到来したんです、僕の中で。


ー おぉ!

志磨:一瞬で過ぎ去ったんですけど。

山中:一瞬だったんだ(笑)。

志磨:そう。それでフォークソングを作りたいと思ったんです。


ー “ピーターパンと敗残兵”というサブタイトルも“しがない歩兵”とかを彷彿とさせられて。

志磨:どうやら僕は兵隊の話が好きなようです。それと、これは常に思っていることだけど、「いい歌詞書きたい」って思ったんです。普段より強く強く。それでフォークソングが聴きたくなったのかも。ディランとかウディ・ガスリーとか日本だと友部さん(友部正人)とかの音源を再び買い直して聴いたりウディ・ガスリーの映画を観たり。「60年代のボブディラン」という本を買ってみたり。


ー いいじゃないですか!

志磨:でも2週間位でブームが過ぎてしまったので、その間にこの曲が出来上がって良かった。いわゆる私小説的に本当のことを書こうというイメージではなかったんですけど、よい歌詞が書きたかった。


 

リリース情報

ドレスコーズ
2nd Single「トートロジー」

2013年8月14日発売

tt_syokai.jpg
初回限定生産盤(CD+DVD)
COZA-784~5 ¥1,575(tax in)
収録曲
01.トートロジー
02.フォークソングライン(ピータパンと敗残兵)
03.Zombie
初回盤DVD:「トートロジー」ビデオクリップ+メイキング映像

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トリコ盤(CD)
COCA-16748 ¥1,050(tax in)
※期間限定生産
収録曲
01.トートロジー
02.フォークソングライン(ピータパンと敗残兵)
03.Zombie
04.トートロジー(TVサイズ)
【封入特典】
・オリジナル「データカードダス トリコ爆狩ジャングルメ!!」PRカード
・オリジナル「ミラクルバトルカードダストリコ」PRカード
・3DS「 トリコ グルメガバトル!」スペシャル限定食材アイテムQRコード
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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通常盤
COCA-16749 ¥1,050(tax in)
収録曲
01.トートロジー
02.フォークソングライン(ピータパンと敗残兵)
03.Zombie

LIVE情報

Jin Rock Festival in KAMO 2013
2013年9月7日(土)
新潟県 加茂市 加茂山公園 野外ステージ

redcloth 10th Anniversary
2013年8月28日(水)新宿レッドクロス
共演:赤い公園

ドレスコーズ / tricot
2013年8月25日(日)KYOTO MUSE

Re:mix 2013
2013年8月24日(土)
名古屋CLUB DIAMOND HALL / 名古屋APOLLO THEATER(2会場同時開催、出入自由)

Interview

Live Report

Blog

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