2011年、3ピースロックバンド GENERAL HEAD MOUNTAINが突然の解散。ファンに衝撃を与えた。松尾昭彦(Vo/Ba)は故郷宮崎へ帰るものの、その後ソロで弾き語りライヴを始め全国を回っていた。そして今年2013年、ソングライターのナカハラコウタ(ex.HOLIDAYS OF SEVENTEEN)も加わった3ピースバンド、JELLYFiSH FLOWER'Sを結成。
新たなバンドのことや6月にリリースした1stアルバム『ジェリーフィッシュフラワーズ』のこと、そして7月31日にリリースする松尾昭彦 & JELLYFiSH FLOWER'S スプリットシングル『1983』について、ツアー中の松尾、ナカハラ、amimo(Dr)に話を聞いてみた。
ー 松尾くんとは久しぶりですね!
松尾:久しぶりっす! 昨年11月のアコースティックライヴぶり?
ー そう。今年4月の新宿ACBライヴは行けなかったから。
松尾:あぁ、そっか。
ー GENERAL HEAD MOUNTAIN(以下:GHM)解散後、新たにJELLYFiSH FLOWER'Sとしてバンド活動が再開しましたが、メンバーとは元々の知り合いだったの?
松尾:そうです。
ナカハラ:松尾くんと僕は同じ宮崎出身です。
amimo:僕だけ出身が鳥取なんですけど、大学で宮崎に行って知り合いました。
ー バンドを一緒に組もうと思ったきっかけは?
松尾: GHMを解散したタイミングで僕が宮崎へ戻るんですが、同じ時期にコウタ(ナカハラ)もHOLIDAYS OF SEVENTEENというバンドを脱退したんです。それで「じゃあ一緒になにかやるか。」という話になって。で、こいつ(amimo)はヒマだったんです(笑)。
ー ヒマって!(笑)。
amimo:その通りです(笑)。
松尾: amimoは地元でバンドをやっていてGHMの後輩でもあったので声をかけました。
ー なるほど。それで今年2月に数量限定盤のシングル『ライフイズビューティフル』をリリースした後、今年6月5日に1stアルバム『ジェリーフィッシュフラワーズ』がリリースされましたが、改めて『ジェリーフィッシュフラワーズ』の仕上がりを教えて下さい。
松尾:1stアルバムでここまで持ってこれたのは良かったと思います。
amimo:今迄自分がやっていた世界とも違うので感動しました。
ナカハラ:1stアルバムだったので結構手探りではありましたが、やれることは一旦すべて入れてしまおうかなと思ったんです。それでそこから引き算をしていく形でした。
ー 今作を作る上で一番苦労した点は?
松尾:間違いなくGHMと比べられるだろうなということ。でもそこばかり気にしていてもしょうがないので新しい何かに出会えるかという気持ちでやっていました。だからそのバランスが難しかったです。…でも結果、好きなやつだけ出しただけか(笑)。
ナカハラ・amimo:そう(笑)
ー すでにこのアルバムの曲をライヴでやっているだろうけど、反応はどう?
松尾:昨日一昨日(6月29日・30日)とアウトストアライヴだったんですが、こんなに変わるんだなと思いました。
ー 変わる?
松尾:お客さんの反応がウエルカムモードになってきたよね。
ナカハラ:うん、それは感じるな。
松尾:それまではすごく構えていたんですが、アルバムのチャートも含めみんなに認めてもらえたのかなという気持ちが持てたので、あとは突き進むのみです!
ー 改めて楽曲のことも伺いたいのですが、松尾くんのセルフライナーノーツをオフィシャルサイトで読ませてもらいました。
松尾:久しぶりに書いてみました。
ー タイトル曲である“ジェリーフィッシュフラワーズ”はアルバムの中で最後に出来た曲とか。
松尾:そうです。もう一曲バラードが欲しいなと思って書いたんですが、制作自体はすごく早く仕上げることが出来ました。早かったよね。
ナカハラ: レコーディングの3日前位だったっけ。
松尾:そうそう。
ー そうなんだ!
ナカハラ:サクッと終わりました(笑)。
ー 歌詞の中に「シェパードトーンの中で眠るように 終わらないイメージをさまようだけ」とあるけど、「シェパードトーン」、つまり無限音階のような不思議でエンドレスな思考の中にいる感じがしたんだけど。
松尾:この曲はサウンドでいうと、ずっとC、G、D、Eマイナーのループなんです。それにプラスして、ずっと続くもの、終わりそうで終わらないものというイメージや浮遊感はありました。
JELLYFiSH FLOWER'S
「ジェリーフィッシュフラワーズ」
2013年6月5日発売
1800円(税込み) TNAD-0041
松尾昭彦 & JELLYFiSH FLOWER'S
「1983」
2013年7月31日発売
1050円(税込み) TNAD-0043
■ JELLYFiSH FLOWER'Sライヴ情報はオフィシャルサイトをチェック!
http://www.matsuo-akihiko.com/