音楽業界の人と話をする時、長澤知之のことを ”天才” と称する人は少なくない。かくいう私もその一人。彼や、彼が描き出す音楽のエッジーな質感、激しさと優しさの両極は、正直、万人ウケはしないかもしれない。でもハマると強く胸に突き刺さる。そんな長澤知之が2006年のデビューシングル『僕らの輝き』から約5年半ぶりのニューシングル『カスミソウ』を1月25日にリリース。ともすると他の花の引き立て役になってしまうカスミソウというワードを、私達人間に置き換え、弱さや支え合いを歌っている。
今回はカップリング「けやき並木道」「ずっとプロポーズ」含め、長澤の攻撃性は鳴りを潜め、その曲もあたたかく優しい。そんなニューシングルの話を聞いてみた。
ー お久しぶりです。顔を合わせるのは昨年6月の<JUNKLIFE"TOUR ~Band ver.~>ぶりなんですよね。
そっか、もうそんなになるのか。時間は、ぽんと過ぎますね。
ー 今回、1月25日リリースの『カスミソウ』は、シングルとしてはライヴ会場限定発売のものを除くと、2006年にリリースしたデビューシングル「僕らの輝き」以来。
僕も初めて知りました(笑)
ー あはは。シングルに対して、想いやイメージを短い曲数の中で集約させなければいけない部分は意識はしますか?
逆にアルバムの方がそういう部分は意識はします。
ー タイトル曲でもある、この「カスミソウ」はいつ頃出来た曲ですか?
あんまり覚えてないんだけど、10年位前かな。
ー その当時、作った時の想いは覚えていますか?
実はこの曲、歌詞は推敲して変えていっているんですよ。元々のテーマはあまり変わっていないのですが、例えば気持ち的には最初に出したシングル『僕らの輝き』と、少し似ているのかな。でも、もう少し開けたイメージで、ポジティブな想いをこめています。
テーマというのは一言で言うのは難しいですけど、生きることに喜びを感じられるものを作りたかったんです。自分の存在も、人の存在も認められるもの。
ー 私はどちらかというと「THE ROLE」「消防車」「零」のような激し目の曲が好きだけど、こういう小さな光のような優しさもいいですね。
ありがとうございます。
ー 今回はカップリングも含めて、激しい曲がなかったですね。それはあえてそうしたんですか?
あえてです。「カスミソウ」を支える曲であり、攻撃しない曲が居て欲しかったんです。
ー 歌詞のどの部分が好きというのはみんなそれぞれかもしれないけど、この曲も、かなり分かれそう。長澤君はどの部分に一番想いをこめました?
やっぱり”カスミソウ”…かな。歌詞はそれぞれ大事だし、ここにない部分、行間のようなものも、そのひとつかもしれないので、難しいです。
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『OTODAMA×eggman×MUSIC ON! TV「INOUEISEKI VOL.11」』出演決定!【NEW】
公演日:2012年3月23日(金) OPEN 18:30 / START 19:00
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