ー あの頃とは違う心境ですか。
そうですね。でも今 “ NIKIIE “ として活動しながら、まだまだ開いていない自分の中の新しい部分が眠っているので、きっとどの環境にいてもそういう気持ちは抱くんだろうとは思います。変わりたい願望みたいな。
ー 案外、突然もういい!って爆発しちゃったりして。
突然スキンヘッドにしたりして!
ー え、そっち?(笑)
<一同爆笑>
ー「Kiss Me」ですが、私は個人的にこの曲が一番好きです!!
え、本当ですか?! うれしい!!!
ー テイストが洋楽ですよね。メロディラインや音階は、いつもと違うところを使っていますよね。
使ってます、使ってます!
ー これはいつ頃に作った曲ですか?
高校3年生の頃です。上京するちょっと前。それまでずっと日本語で歌詞を書いていたんですが、私は洋楽が大好きでずっと聴いていたので、それが自分自身、どのタイミングで出てくるのかなと思っていたんです。消化されて出てくる気がしていたんですが、いつ出てくるのか自分でもわからなくて(笑)。
ー 英語で歌うことに抵抗がありました?
ありましたね。誤解して伝わらないかという不安がありました。でも英語には英語でしか伝わらない表現があるので、そこに挑戦してみようと思い、上京する前に英語で歌詞を書くことをしていたんですが、これはその中の1曲です。
当時、自分の周りの同級生たちは就職や専門学校、大学が決まってあとは遊ぶだけっていう感じだったんです(笑)。でも私はというと、これから何もないところへ飛び込んで行く不安がすごく強くて、そこにも周囲とのギャップを感じてしまったんです。その狭間の想いを “ Kiss Me “ という言葉に託しました。あと、日本語だから伝えられることと、英語だから伝えられることの狭間にも葛藤があって、こういう歌詞になりました。本当にこれも当時のノートに綴っていた言葉そのままが歌詞になりましたね。
ー 当時、洋楽はどんなものを聴いていました?
アヴリル・ラヴィーンやベン・フォールズ、グリーンディ、グッド・シャーロットですね。バンド仲間が聴いていたんです。私、中学生位までは地元の小さいCDショップに行っていたんですが、高校生になって水戸駅まで行くようになって、大きなCDショップで色々な洋楽を目にするうちにどんどん洋楽を聴くようになりましたね。その上でバンド仲間に「お前、この曲知らないの?」って馬鹿にされることが結構あったので(笑)、そういうシチュエーションの中で、バンドものを聴くようになりました。
ー この曲はドラムが、あらきゆうこさんなんですね。
はい。この曲は一発録りをしたんですけど、ちょうどピアノ部屋から、あらきさんのドラムが見える位置にあったので、クリックは鳴っていましたが、それ以上のグルーヴがそこから生まれました!! ベースの鹿島さん(鹿島達也)も隠れてすごいことしてくれていたのでアクセントになっていますね。
ー やっぱりリズム隊が凝っていたりするとカッコイイよね。
そうなんですよね。
ー 新録ではないですが、この『*(NOTES)』にも収録されている「春夏秋冬」でドラムを叩いているカースケさん(河村智康)が大好きなんですよ。
カースケさんカッコイイですよね!!! ドラムのセッティングが他の人と違うんですよ。全部低く水平に置いてくんです。それに力まかせじゃなくて、重力で叩いている感じがして、スネアの鳴りとか鳥肌が立ちました。
ー 実際、NIKIIEさんが出すヴォーカルやピアノ以外の音に影響されたり刺激になったりすることってありますか?
あります、あります!ピアノで曲を作っているので、その他の楽器の鳴りがもの凄く気になりますね。だからそれがインスピレーションになって、次はこういう曲を書きたいという刺激になるんですよ。他の楽器は自分を思った以上に高めてくれる要素があります。
根岸さん(根岸孝旨)もすごくエフェクターをいっぱい持っているので、「これは、これは?」って言いながら色々な音を出して楽しんだりしちゃいました(笑)。
ー「STAR」はサビが「HIDE&SEEK」のようなストレートな疾走感で気持ちいいですね。
実際「HIDE&SEEK」同様、野村さん(野村陽一郎)にお願いしました。この曲は俯瞰(ふかん)して歌っている曲だと自分で思うので、今回私はピアノを弾かなかったんです。
ー そうだったんですか。
はい。ずしっとピアノを弾いているイメージよりは、キラキラと効果的に鳴っていて欲しかったので、野村さんにその旨お伝えしてキラキラさせて、あとは疾走感に持っていってもらいました。最初は打込みのままやろうと思ったのですが、どうしても生のグルーヴ感が欲しかったので、変えてもらいました。
ー 以前の取材時でも、やはりNIKIIEさんは生のグルーヴをすごく大切に考えているというお話もありましたね。
そうなんです。人間が出すものに人間は共鳴している気がするので、生のグルーヴは大事にしたいですね。その上で、打込みのものともうまく共存していければいいなと思います。
開場 18:30 / 開演 19:00
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