—— ヒューマンビートボックスを取り入れるきっかけは?
コウスケ: 僕は以前東京に住んでたんですが、島に帰ろうって決めた時にたまたまAFRAさんのCDを聴いて衝撃を受まして、実家で少しずつ練習してたんですよ。
タツヒロ: 最初は2人でギター弾いたり、ヒューマンビートボックスなしで演ってたんですが、コウスケがヒューマンビートボックスと出会って、島に持ち帰ってきて、「タツヒロ、こんなのあったよ!」って初めて聴かせてもらって、「スゴいね!」っていうことで、そのリズムにアコースティックギターを合わせて歌ったら面白いんじゃなかなって。で、演ってみたらほんとに楽しくて、きっかけはそこからですね。
ルーツ
—— 奄美だと、おふたりも親交が深い中孝介さんをはじめとして色々な奄美出身のアーティストは「シマウタ」のアプローチが多いと思いますがお二人もそういうアプローチをしようと思った事はありましたか?
コウスケ: …っていうか、シマウタ出来ないんで。
(一同爆笑)
—— あれはやっぱり難しいんですか?
コウスケ:難しいですね!孝介兄や、ちとせ姉(元ちとせ)は、「やらんばいけん人!」というか、「唄者」なんですが、ワンキャの場合は、ちょっと違って(笑)シマウタは嫌いじゃないんですけど。あまり馴染みはないんですよね。
タツヒロ:もちろん聴いたりはしてたんですけど、自分からシマウタをやろうと思ったことは無かったですね。
—— では音楽の影響はどのあたりから受けたんですか?
タツヒロ: 中学、高校とバンドはやってたんで、その頃好きな音楽は結構かぶってて。
—— カヴァーとかやってたんですか?
タツヒロ: そうです。ビジュアル系とか流行ってたんで(笑)
コウスケ: LUNA SEAとかやっていましたよ。L'Arc-en-Cielとか。
—— え!…じゃあ、長髪だったんですか!?
タツヒロ: いえ、坊主頭でやってました(笑)中学生だったんで。
コウスケ: 学ランに坊主頭で(笑)
(一同爆笑)
タツヒロ: で、高校に行ってから洋楽のロックとか好きになっていきましたね。ヴァン・ヘイレンとかMr.BIGとか。コウスケも影響受けてるレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンなんかもカヴァーしたりしてました。学生の頃までは、激しいのが好きでしたね。卒業してからはアコースティックの音楽を聴くようになりました。
コウスケ: 僕は昔も今もレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが好きですね。あとAFRAさんですね。
東京→奄美大島→デビュー
—— 以前は東京にも住んでたそうですが?
コウスケ: 今思うと何やってたのかなぁというか、バイトばっかりやってフラフラしてましたね(笑)バンドもやってたんですがうまくいかなくて、島に帰って挫折バリバリでした(笑)。